このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
アムステルダムへの旅(2)
宿探し・・・。
アムステルダム中央駅は、デュッセルドルフとはちょっと違う雰囲気で、いかにもヨーロッパの「駅」という感じでした。
とりあえず、今日の宿を探さなければ・・・。と思い、人混みを抜けてインフォメーションを探して駅舎を出てから、ふっ、と振り返るとそこには「東京駅が・・・」。ご存じの事かと思いますが、東京駅はアムステルダム中央駅をモデルに作られたものらしく、赤レンガの駅舎にとても親しみを感じました。
いつか旅行ガイドブックで読んだ「大きな駅にはインフォメーションがあり、そこでホテルの予約ができます・・・」の言葉のとおりに、駅のそばにインフォメーションがあり、とりあえずそこに入っていきました。
建物に入って右手はカフェで、左側に沢山の人が順番待ちをしていました。とりあえず列にならべば問題ないと思い並んで待っていました。思ったより時間がかからずに自分の順番に。
「ホテルを紹介してもらいたいのですが・・・」と係の女の人に言うと。その人はニコリともせずに。「ここは売店で、インフォメーションは上の階です」とひとこと。
「外国人観光客への印象を良くするためにも、少しは愛想良くろよ!それに、上の階にあるなら分かりやすく表示とておけ!!」と、言いたい所をグッと抑えて上の階に。
そこには、下の売店よりも長い列が・・・。
待つこと10数分で、やっとカウンターにたどり着き「今日泊まれるホテルを紹介してもらいたい」と伝えると、困った顔の係の女性。
「今日は3連休の初日だからどこも混んでいて、安い所でも150〜200ユーロ(2万円〜3万円弱)になります。」との回答。「それじゃ、自分で街中を歩いて飛び込みでホテルを探したら安いところ見つかるかな・・・」と相談すると、それは絶対に無理との話。
予約をしてから来ればよかった・・・。
今から帰っても、わざわざアムステルダムまで来た意味ないし・・・。
清水の舞台から飛び降りる思いで、「それでは、一番安い所を紹介してください・・・」と頼みました。
その人は、インターネットらしき画面を操作して(「えっ、結局インターネットかい。これなら自分でもできる・・・」と後悔しながら)「125ユーロ(1万6千円くらい)で見つかりました」と一言。
「出張で泊まったホテルより高い・・・」と思いながらもしょうがないのでそこで決めました。
名前を聞かれ、国籍を聞かれ「Japan」と答えると、「おー、あなたの泊まるホテルは日本のホテルよ!」との一言。
「なんで、オランダまで来て日本のホテルに泊まらなければならないのか・・・」とまたガックリ。
「あなたは、オクラを知っているか」と、突然の質問。
オクラは日本では良く食べていたし、この季節、オランダでオクラが採れるのか・・・。と関心しながら。
「よく知っている」と答えると、満足そうな顔。おいしいオクラ料理のお店でも紹介してくれるのかと思ったら、何も言わずに手続きを進めている。
まっ、いいか。と待っていると、プリントアウトした紙を出して、ホテルの場所の説明を始めた。
紙を見ると「ホテルオークラ」と書いてあった。
「オクラ」ではなく「オークラ」だったのか。「オクラはとてもおいしい」と言わなくて良かった・・・。と心の中で真っ赤になりながら、ホテルの場所を確認し、ホテルの料金と、地図、市内電車の1日券(24時間券)を購入してインフォメーションを後にしました。
(アムステルダム駅ホーム/アムステルダム中央駅駅舎/水路のある街)
アムステルダムの交通機関
アムステルダム市内は、ドイツと同様に地下鉄、路面電車、バスが主要な公共交通機関で、しくみもほとんど同じになっています。
今回は路面電車しか使わなかったのですが、デュッセルドルフとしくみがひとつだけ違う所が、全ての電車に窓口があり(ブースの中に係の人:車掌さん?が座っている)電車に乗る時にその人に切符を見せる事です。切符の刻印機も社内には設置されていましたが、それは使われていませんでした。(早朝や深夜は使っているのかもしれませんが、私が乗った時はいつも車掌さんが乗っていました)
全ての路線に番号がついているのはドイツと一緒で、地図を見て目的の電車に乗ればOKと、デュッセルドルフでの経験がここで生かせて、少し「旅なれ」している人のような気分。
チェックイン
路面電車で5〜6分でホテルオークラある(と聞いた)停留所へ。地図に印もしてもらい「この辺りで一番大きいホテルだからすぐに分かる」と言われていたので、安心して「印」の場所へ。
あれ、無い。
高い建物も無ければホテルらしきものも無い。確かに「印」の場所なのに・・・。
あのインフォメーションの女の人、嘘を教えたな・・・!
「30分以内にチェックインして下さい。」って言っていたのに・・・。
日本人観光客だと思って騙されたのか、そもそも日本のホテルなんて調子が良すぎる。
何か今日は「踏まれたり、蹴られたり」(踏んだり蹴ったりより合っているような気がするのは私だけだろうか)の一日だな・・・。
「あれっ」、教わったホテルの住所と、「印」の場所の番地が違う。
日本と違って、ヨーロッパの住所は基本的に「通り名+番地」で表されています。
番地は通りに沿って順番に並んでいるので、一度その事を覚えると日本よりも場所を探しやすくなっています。
「印」は気にせずに、自分の力で(?)探す事数分で、ホテルオークラに到着。停留所から教わった所と反対の方に歩いていった所に見つかりました。
騙されたというより、インフォメーションの女の人が「間違えた」だけのようで、フロントに行くとちゃんと予約がされていました。
日系のホテルだから、フロントでは日本語で対応してくるのかな・・・。と思ったら、しっかり英語。
日本料理屋さんがあって、日本語テレビ放送が入って、ホテルの案内に日本語が書いてあって、お客さんに日本人が多い事くらいが日系のホテルって事のようで、フロントやコンシェルジェでは英語が基本でした・・・。
(ホテルから見える中庭のあるアパート:ヨーロッパっぽい・・・)
観光開始!
ついたの夕方だったので、美術館や博物館は閉館時間間近で、とりあえず街中を歩いてみる事に。
アムステルダムは、西暦1000年頃までは街がほとんど形成されていなく、海に面した土地がひび割れたような地形になっていたそうです。
その後徐々にアムステルダムの街が作られていくのですが、その時に、自然の地形そのままにひび割れた部分が水路となって全体を覆っています。
水上バスが走っていて、水路から街を眺める事もできます。
あと、アムステルダムの街で多いのが「自転車」です。
自転車の前に台車を付けている「業務用自転車(?)」があったり、観光客も貸し自転車に乗って町中を動き回っていました。
夕方過ぎに街を歩き始めたのですが、まだまだ明るいので水路に反射する夕暮れに見とれたり、今は動かしていない(と思う)跳ね橋を見たりと街の空気をしっかりと堪能して、お腹が空いたので、レストランに入りました。
オランダはドイツにも負けず、ビールが有名で、かの「ハイネケン」もオランダブランドです。
明日は「ハイネケン博物館」にも行こうと思っています。
あまり美味しくないイタリアンとビールを飲んで、ホテルに帰り、1日いろいろあったな〜、と、ゆっくりと眠りました。
(大きな水路/跳ね橋/跳ね橋のアップ)
※日本のホテルなんて・・・、と思ったものの、日本語テレビ放送で、久し振りに日本のテレビを見る事ができて、少しリフレッシュ(*^。^*)
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