このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

アムステルダムへの旅(3)

アンネ・フランク・ハウス

昨日寝る前に、行きたい所の、歴史博物館、ゴッホ美術館、アンネ・フランク・ハウス、ハイネケン博物館を調べておいたので、朝起きて、シャワーを浴びて早速チェックアウト。
駅の近くのお店で朝食を食べました。
ヨーロッパでは朝食は軽く、が基本らしく、ブレックファーストを頼むと、パン2個、ハム、チーズ、ゆで卵、コーヒのあっさりした食事。
少し物足りなかったけど、お昼にしっかりと食べればよい、と思いさっそく観光へ。
まずは、歴史博物館へと、歩いていくと、開場時間までまだ1時間以上ありここで待つのは時間の無駄、と、地図を見ると、ここから一番近いのがゴッホ美術館。
5分とかからない所にありそうなので、とりあえず、向かっていきました。
近くまでくると、徐々に人が多くなってきました。
みんなゴッホを見たいんだな・・・、と角を曲がると、ズラ〜っと人の列!!
建物は思ったよりこぢんまりとしていて、展示点数があまり多くないのかな・・・、と思いながら列の最後尾に並びました。
並んでいる人達に、アジア系の人は居るものの、どうも、日本人ではなさそうで、中国か韓国の人のよう。
どのくらい待つのかな・・・。と思っても一人で居るので列を離れる訳にもいかず、さびしく並んでいました。
列を進んでいくと、ちょうど出口がある辺りにさしかかり、出てくる人とすれ違うと、みんなアンネ・フランク・ハウスのパンフレットを手に持っています。
「もう、2つも回っているのか。もっと早くホテルを出ればよかった。」と思い、入口まであと少しの所まで来て気がつきました。
「アンネ・フランク・ハウス案内」
地図をもう一度見てみると、ゴッホ美術館と思って並んでいた列がアンネ・フランク・ハウスの列だった。
昨日調べた時に、間違って書いていたようで、ゴッホ美術館は全く別の場所にあって、そこには自分の字で「アンネフランク」と書いてありました。
天然ボケをつっこんでくれる人もなく、一人で苦笑いをしながらやっと入口の中へ。
窓口前に各国語のパンフレットがあり、ちゃんと日本語のパンフレットもありました。
日本人はあまり見かけなかったけど、夏休みなどは沢山の日本人が来るのかな。
子供の頃に「アンネの日記」を読んだ事はあったものの、詳しく内容を覚えていなかったけど、とにかく心にズシンと来るものがありました。
「アンネ・フランク・ハウス」は内装は見学用にきれいになっていて、所々にビデオが流れていたり、展示物があったりとその当時のものは残っていませんが、建物自体はその時の建物がそのまま使われていました。
アンネ・フランク達がナチスから身を隠していた部屋に入った時には、2年間も外に出ないでここに隠れていた事に、この柱を彼女達が触れていた事に、鳥肌が立つ思いでした。
アウシュビッツやナチスの事を知ってはいたものの、「ここ」にその現実を感じる事で、戦争、人種、宗教など、人間の持っている「暗い」部分を思いました。
そして、日本人も朝鮮の人々や中国の人々に・・・。731部隊、南京大虐殺、もっと日本人の持っている「負」の部分を学び、平和について考える必要があると思い「アンネ・フランク・ハスウ」を後にしました。

  

(アンネフランクハウスには長蛇の列/アムスの風景)

歴史博物館〜ゴッホ美術館

「アンネ・フランク・ハウス」を後にして、「アムステルダム歴史博物館」へ向かいました。
アムステルダムの成り立ちから、大航海時代に入って、オランダ東インド会社、アジアとの交流、ナチス統治時代など、アムステルダムを中心にオランダの歴史について展示してあって、英語の説明を読むのに時間もかかったため、結構多くの時間をここで過ごしてしまいました。
昼を過ぎて、昼食を食べようかと思ったものの、まだ、ゴッホを見ていないし、ハイネケンにも行っていない。
とにかく急いでゴッホ美術館に向かいました。
路面電車から見えた大きな建物と長い列。
やはり、ゴッホは人気があるな・・・、と列に並び、途中雨が降ってくるも気にせずに、15分くらい待ってやっと入口の中へ入る事ができました。
そして、ここにも日本語のパンフレットが・・・。
展示は年代別にされていて、時代とともに絵の雰囲気が変わっていくのが良く分かりました。
そして、ひときわ人が多いあたりに「ひまわり」が展示されていて、他にも自画像など有名な絵がありました。
ゴッホ以外にもゴーギャンなど有名な画家の絵があったり、日本の浮世絵があったりと、時間さえあれば1日中いてもいいな・・・、と思える所ですが、ハイネケンに行きたいがために、後ろ髪を引かれながら、ゴッホ美術館を後にしました。

  

(ダム広場/ゴッホ美術館/街角の風景)

ハイネケン

目的地の最終地「ハイネケン博物館」正式には「ハイネケンエクスペリエンス」。
ハイネケンと言えば、日本でもバドワイザーとならび、輸入ビールの有名ブランド。
横浜・鶴見にあるアサヒビールの工場見学のようなものを想像していたのですが、今ではここでは製造はしていなくて、過去工場だった場所を改装して、アミューズメント施設として作り替えたそうです。
入場料を払い、中に入ってみたものの、すごく混んでいてなかなか前にすすまない。
原料から製造工程までをパネルやちょっとした仕掛けで紹介しているけど、あまり面白くない。
見学ルートのちょうど中間あたりに「バー」があり、入場券についている引換券でハイネケン1パイ飲む事ができる。
グループで来ていたり、カップルで来ている人は、ゆっくりとビールの味を楽しんでいるけど、こちらは一人。
他に一人の人が居れば、声でもかけてみようかと思ってもそんな人は居ない。
さびしくビールを「一気」して、見学を継続。
残り半分見て回ったものの。「?」。
もう少し、気の利いた展示ってものもあるのでは・・・。と、ちょっと拍子抜け。
人が多くて進みが遅いせいで、気がつくと帰りの電車まで1時間を切っている。
見学の最後の所では、また、ビール2ハイ分の引換券。
今度は時間が気になり、ビール2ハイを続けざまに「一気」飲み。
昼食をまだ食べて無くて、空きっ腹にビール3ハイは結構効いたみたいで、ほろ酔い加減で駅に急ぎました。
(「ハイネケン」の名誉のためにフォローしておきますが、時間があって、グループで(少なくとも1人ではなくて)行けば、それなりに楽しめる場所だとは思います。けれども、これだけは言えます。時間があっても、決して一人では行かないで下さい・・・。さびしすぎます)

  

(街角/ハイネケン創業の地/大きなハイネケン)

帰路

ほろ酔い加減で、路面電車で中央駅に着いた頃には、電車まであと15分くらい。
昨日のイタリアンが美味しくなく、朝食も簡単だったので、ぜひともオランダで美味しいものを探して食べて帰ろうと思っていた計画に挫折。
駅の構内にある「ピザハット」でピザを購入して、ICEのホームへ・・・。
帰りは指定券を買ってあるので、間違えなく座っていけるので、電車で駅弁ならぬ、駅ピザを食べようと・・・。
ほどなくして、電車が入ってきて、自分の席を探して座ってみたものの、席はガラガラで、指定表示がされているのは、自分の席くらい。
その上、近くに若者の集団がやってきて、ラジカセをかけて大騒ぎ!
せっかく指定席を取っているので、別の席にいくのもくやしいので、うるさいけれどそのまま駅ピザを食べる。
若者集団の一人と目があったので、睨んでいると、ラジカセの音量は小さくなりました。
けれども、これ以上睨み続けると身の危険があるとまずいので、「この辺で勘弁してやる・・・」とつぶやいて、目を伏せました・・・(^_^;
旅をする際に、世界各国共通して言える事。「酔っぱらいと若者の集団には気をつけろ!!」若者も一人ならば害は無いのに、集団になるとちょっと危険な香りが漂ってきますね。
そんなこんなで、オランダへの珍道中も無事(?)終わり、デュッセルドルフ中央駅につきました。

家への帰りに近くのイタリアンでスパゲティーを食べて帰りました。
おいしかった・・・。

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