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室蘭本線 小幌駅
其の一 駅舎・ホーム探訪編
2007年12月15日、私は友人M氏と二人でに室蘭本線の小幌駅という所に参りました。
小幌駅は室蘭本線の静狩駅と礼文駅の間に位置する駅で、駅周辺は民家などが一切な く人気もないような場所にあります。この駅は一部の鉄道マニアの間では有名で、道内 で最も秘境度の高い駅として鉄道マニアが訪れたり、秘境駅巡りのスポットとして打っ てつけの場所として知られてます。また、駅舎から降りた所の海岸でヒラメが釣れる関 係で地元の釣り人がよく足を運びに来ています。それ以外の目的で利用する人はほぼ皆 無と思われ、保線要員が保線点検の目的で乗降することがあるくらいだそうです。 この駅は付近に隣接する道路からも離れており、鉄道無しでの移動手段は厳しいと言 える場所です。駅の北側にある山の上に国道37号線が走っていて、そこから降りてく る獣道を利用して駅舎まで行くといく手段もあるそうですが、私達の場合は今回の訪問 が初と言うことと、駅周辺の土地勘もなく、登山経験も乏しかったため今回のところは 鉄道を利用して訪問しました。
早速小幌駅に到着し下車しました。最初は我々以外誰も降りないだろうと思い、私ひ とり不安と寂しさがこみ上がりがらも出口に向いました。しかし、以外なことに釣り人 と思われる3人組みが下車したじゃないですか(驚)それどころか下車した時に小幌駅 からもう一人の釣り人風のおじさんが乗車して行きました。こりゃなんとも意外という か(笑)この時下車したのが我々と釣り人さんの5人が下車したことになりました。私 が思ってたよりも、こんな駅でも我々以外に降りる人がいるんだなぁと思い、一先ず安 堵しました^^ その時に釣り人さん達と軽く挨拶をして、その中の一人が「こんな所で 降りて何しに来たの?」と訪ねられ、我々は各地の秘境駅の旅をしていることを話しま した。すると彼は「普段は俺ら以外誰も降りねぇからねぇ〜」と珍しそうな顔を浮かべ て、少々なまり口調で話されました。どうやら釣り人さん方は地元の人らしく頻繁にこ こをよく釣りしに来てるそうです。確かに釣り目的以外でここを訪れる人は我々のよう な鉄オタ以外誰も下車なんかしないでしょうね^^ そして、我々は釣り人さん方と少し 会話した後、別れて今回の趣旨である駅・ホームの探訪を開始しました。
ホームの真下に、小さな川が流れてます。大自然の中の駅って感じですね^^
小幌駅の時刻表です。札幌近郊の駅時刻と比べる値にも及びませんが、確かに少ない ですね(笑)これでも秘境駅のなかではそれなりの本数で、宗谷本線の秘境駅となると 一日の上下本数が5本という駅もありました^^
周りの雰囲気は辺りに人気もない場所なので、昼間行っても孤独感と恐怖感が漂って いて、列車が通過時はトンネルからの風圧でものすごい音と風が吹きつけさらに迫力が 増してきます。
駅ホームの両隣には山と長いトンネルに挟まれていて、周りから隔離されているような感じです〜
貨物列車の通過です!
もともとこの小幌駅は1943年に信号場として設けられ、同時に旅客駅として扱い されました。信号場が廃止後も旅客駅として継続され、国鉄民営化に伴い駅と昇格され 現在に至っています。ホームは2面3線の対向式で、中線は踏み切り付近で分岐し東室 蘭方面真ん中のトンネル内で分岐しているそうです。昔は真ん中のトンネル開口されて いた話で、現在はトンネルも封鎖され使われていないようです。
駅名標 長万部方面
東室蘭方面の駅名標には謎のヒラメの絵柄のステッカーが貼られてます(笑)
周囲の施設(小屋)はプラットホームの手前には保線詰所と思われる割と大きめの建 物とトイレとがあり、その向かいに駅舎とは言いがたいボロい掘建て小屋があります。 これが小幌駅の待合室です(笑)向かい側のホーム(東室蘭方面のホーム)にも、小さ な小屋がありますが、どういった用途で使われてるかよくわかりません;
本当にこれが待合室なんですね(笑)
何やら待合室の入り口にこんな張り紙がw待合室じゃありません!? ちょwそもそ も待合室じゃなかったらこの小屋は一体何なんだよ!?と突っ込みたくなりますw 待合室内が気になるところですが、そういうことなんで、残念ながら探訪はできません でした; 余談ですが、昔この待合室の中で人が生活していたという話を聞いたことがあります。 とてもじゃないけど、こんな所で生活していたなんて考えられませんね^^
ホーム手前にある小幌駅用の公衆便所ですね〜
駅周辺の中で一番大きい建物です。保線詰所か何かですかね?
東室蘭方面のホームにある謎小屋です。中には石油ストーブがありました。もしかし たらこっちが詰所なのかな?・・・
という感じで、室蘭本線の小幌駅の駅舎・ホームの探訪をして来ましたが、駅舎だけ でもこれだけの魅力を感じさせてくれました^^ 実はこのコーナーは続編がありまし て、次回の小幌周辺探訪編では小幌駅から少し離れた海岸や風景の写真を紹介する予定 でいます。まだ、資料等が不揃いなので、もう一度小幌に行く予定です。それまでの間 今しばらくお待ち願います。(※小幌周辺探訪編は現地訪問前にページを作る予定です)
其の二 小幌周辺探訪編へ続く
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