このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

働く車3
 
<パン屋さんのトラック>
トラックコレクションの山崎製パンに対抗して、店舗配送用のトラックを作成してみました。
 
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この手のトラックはエルフ、トヨエースといった2tトラックのワイドキャブ
が多いようです。
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本当はひとまわり大きいのですが形状が似ているということで
TOMIXの三菱ふそう4tアルミバンを種車としました。エルフと並べる
と大きいことがよく分かります。大きいうえにキャブもだいぶ腰高です
(右の薄緑の方は加工済み)。
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町でハンティングしたヤマザキトラックの写真をベースに・・・
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図面を起こす。図面は原寸の1/150ではなく、TOMIXのキャブに合
わせ相対的に荷台の大きさを割り出した。
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まずは分解。部品の接着部分にカッターナイフをこじ入れて外します。
ワーキングビークルに比べて分解がどんなに楽か。
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シャーシを後輪手前で5mm短縮。
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切り詰めたシャーシを補強のプラ板を渡して接着。
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前述の通りキャブが腰高なので、シャーシの方を削って下げる。
キャブ後の窓を抜いた。平ボディーならまだしも後ろが荷台なので
潰れたままでもよかった。窓ガラスがブロック状のため正面から見る
と屈折して上に見える。後輪にタイヤハウス?プラ板を付ける。
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シャーシにピッタリはまる寸法で1m厚のプラ板より荷台の箱を作る。
 
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サイドバンパーはワーキングビークル方式を真似っこ。0.5m厚で
作成しパイプ部分のみを銀色にしその他は黒艶消しに塗る予定。
 
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今回の目玉とも言えるスージーちゃんを始めとするロゴやマークは
写真をもとにペイントソフトで修正したものをMDプリンターでクリア
デカールに印刷したものを貼る予定。それに先立ち紙に印刷した物
をはっ付けて雰囲気をつかむ。
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ここで問題発生。屋根にかかる黄色(山吹色というか橙色に近い黄
色)が原色黄色(レモン色)に原色赤色の網がかかった表現になっ
てしまう。リボン式のMDプリンタの宿命。多色を使うスージーちゃん
ならそれほど目立たないが、単色でこれは痛い。やむなく原色黄色
の単色印刷とする。完成後に単色重ね印刷の技を知る。後述。
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今回は2種類のクリアデカールに印刷して、お気に入りを決める。
左はウェーブ(B5サイズ3枚)、右がモデラーズ(同2枚)のもの。
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印刷してみて明暗が分かれた。上のはモデラーズでプリンタから
排出された時点で字がかすれていた。それに比べ下のウェーブ
のは問題なかった。うちのプリンタにはウェーブが良いようだ。い
ずれにせよインクははがれ易いので印刷したら、切ったりする作
業の前にクリアコートを吹いておくのをお薦めちゃん。
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自家製デカールができたらボディーの塗装。ここで是非やってお
きたいのが、キャブ内側を黒に近いグレーに塗っておくこと。実車
では暗くて黒く見えるキャブ内がオレンジやグリーンではねぇ。
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白を塗った後、赤く塗りました。あとサイドバンパーの銀や後輪
タイヤハウス?をグレーに。
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塗料がしっかり乾いたらデカール貼り。後は定石通り、デカールの
段差が気にならないくらいまで、クリアコート吹き、乾かし、やする、
の繰り返し。
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ドア開閉レバーの支柱を金属線で表現。私の場合エレキの3番弦
を使用。普通に洋白線が手に入る方はそちらでどうぞ。接着したら
プライマ塗って白く塗ってこの細いところにデカールも貼った。
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あとは組み立ててナンバープレート(ホワイトシールにインクジェット
プリンタで印刷)付けて、ライトや窓枠を色刺しして完成!
ちょっとレモンイエローが残念だけど(トラコレ思いっきりレモンイエ
ローやん)・・・。でもって単色の重ね印刷ですがマゼンダ、白、イ
エローで見事ヤマザキイエローが出せました。次回はこれで。
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最後に今回苦労したのは棒にデカール貼るのと、荷台屋根が何色
か分からずそれを調べることでした。白か黄色かはたまたトミカみ
たいにロゴが入っているのか。山崎の工場近くの電柱に登ろうかと
も思いましたが通報されてもつまらんし、やめました。しかしなんとか
トラックの順路を予想し歩道橋から捉えることができました。白だ!

  

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