このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

細いプラ線材の作り方
 
 
 ストラクチャー作成でトタン屋根のリブに細い線材(角棒)を使っております。EverGreenからはいろいろとプラスチック製部材が
出ておりますが角棒(商品名は平棒)では断面が0.25×0.5mmが最小のようです。0.25×0.25mmの正方形断面の線材があれ
ば良かったのですが・・(しかしあったとしても青森県ではなかなかEverGreen製品は手に入らず、結局通販取り寄せで高くつく
ことになるでしょう)。
 そこで自分で作ってみました。0.3mm厚のプラ板から0.3mm幅で切り出せばよいことです。でも普通にやったのではうまく切り
出せません。そこでちょっとした道具を使って下記に示すように行います。出来上がった線材は0.3mm×0.3〜0.4mmと、ちょっと
工業製品のように正確ではありませんが、実用に耐えられます。
 
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まず道具を作ります。アートナイフの替刃を用意してください。今回
はオルファ製を使用しました。
 
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替刃を2枚使います。
 
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刃の先端の高さがピッタリ合うようにゼリー状瞬間接着剤で貼り合わ
せます。高さ調整をしているうちに固まっちゃうので、なかなか難しい。
私も4回程失敗し、その度に刃と刃の間にカー-ターナイフをこじ入れ
て剥がし、また貼り付け直しました。気長にやれる方はエポキシ接着
剤が良いかもしれません。
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貼り付けた2枚刃、これの手で持つ所をセロテープなどで巻く。
<−−  (クリックで写真拡大)
作った道具をチェックしてみましょう。写真左は刃の高さが合っており
合格ですが、右隣は右の刃の方が高いのでいけません。
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0.3mm厚のプラ板を用意します。定規を当て刃でプラ板に切り込みを
入れるわけですが、あまりプラ板の端でやるのはやめましょう。刃を引
く力でプラ板が歪むといけないので。
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刃を2回引きます。1回でプラ板の裏まで貫通させる事は難しいです。
1回目はスジを付ける程度の気持ちで引きます。2回目は、刃の先が
プラ板を貫いてカッティングマット側に出た感触を感じながら、刃と刃
の間にプラ板が入り込んでいる感触を感じながら慎重に引きます。
1回目から2回目に移る時、定規がずれないよう注意が必要です。
(クリックで写真拡大)  −−>
そうするとプラ板には間隔の狭い2本の切り込みが入っているはずで
す。裏までしっかり切り込みが入っていれば写真のようになります。
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これで線材らしくなりました。後は両端を切って・・・
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プラ板から切り離してできあがり。できた線材は丸くクセがつきますが
弧の内側を接着面とし、引張りながら貼れば問題ありません。慣れる
までは幅が怪しかったするかもしれませんが、多めに作ってその中か
出来のいいやつを使うようにしましょう。
<−−  (クリックで写真拡大)
この写真は、上記「合格の刃」でやった場合と「失格の刃」でやった場
合の比較です。縦の波線の左側が「合格の刃」で切り出した跡。5本
ともうまくいき、切り抜いた後がスリット状になっています。これに対し
右側は「失格の刃」で切り込みをいれた跡。片線しか貫通せず切り出
しに失敗したり、もう1回刃を引くも片方が先に貫通していることでプラ
板がよれて、線材の幅が狭くなっていき挙句に切れています。
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この工作は2本同時に切り込みを入れるのが肝ですので、刃の高さが
同じになるよう道具をうまく作るのがポイントとなります。
このやり方は、3枚刃にして線材を2本同時に切り出すとか、あるいは刃と刃の間に任意の厚さのプラ板をスペーサーとして挟み、任意
の幅の帯材を大量に作るとかいろいろ応用できると思います。
 
 <追記>2012/8/26
 普通のやり方では旨く切り出せないということで、このページがあるのですが、普通のやり方ってプラ板の端から0.3mmくらいのところに
定規を当て一直線ににカッターを引くということです。
この場合以下2つの問題が起きます。
 1)切り出した線材が切っていくそばから極度にカールしてしまい、直線の線材として使いにくい。
 2)定規の当て方、カッターの引き方をしっかりしないと定規のガイドから微妙に外れ線材が途中で切れてしまう、または線材の太さに
   むらができてしまう。
で、2)に関してはしっかりやれるという自信のある方は、カッティングマットに両面テープを貼って、その上にプラ板の切りたい端の部分を
乗せ切ってみましょう。そうすると1)は解決します。

  

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