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5月4日 大菩薩峠への旅 後編(上日川峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺)



・・・前編からの続きである。


上日川峠から少し歩いた所。ここから登山道だ。

上日川峠からは、ご覧の通り本当に登山道という感じの道になってくるのだ。
登山の醍醐味の一つである、すれ違う人達に「こんにちは〜」と挨拶をここでも交わす。
小さい女の子が、私に「頑張ってくださいね^^」と言ってきたのは印象的であった。


もう午後なので、日も照っているが涼しいくらいである。
木漏れ日も美しいなぁ。


急な坂道もあれば、緩やかな道もある。そういう道を進んでいく。


福ちゃん荘

上日川峠から10数分程で、福ちゃん荘というロッジ(?)に到着する。
水なども売っているので、ここで水分補給も出来る。
大菩薩嶺の文字の入った杖もここで売っている。この杖を記念に買ってみた。
けど、この杖が歩く時にかえって邪魔に感じたのはこの時思わなかったのだがw。


すれ違う人も多くなってくる。

やはり休日なので、人もそれなりに多い。中には犬を連れている人もいるし(笑)
けど、やはり登山は中年過ぎくらいの人が多いなぁ。若者はあまり見かけない。
ま、別に私ももう若者ではないのでね(笑)。何度も言ってるが歳を10歳くらいリセットしたいが(笑)


途中でこんな看板も。。ほうほう、なるほどね。


上日川峠から歩く事、更に1時間程。もうすぐ大菩薩峠に到着だ。
大菩薩峠に近くなってくると、辺りの景色も結構変わってくる。


大菩薩峠に到着。標高1897M

やっと大菩薩峠に到着した。空気も美味しい。やったぞ!。
当然ながら記念撮影をする。周りの人も写真を撮っている人も数多い。


辺りの笹原は黄色くなっているが、優しい風に吹かれて静かに揺れ動いている。
その様がまたなんともいえない。


ここから辺りの絶景に息を飲みつつ、ゆっくり歩いて写真を撮っていく。
ここまで歩いてきた疲れなど、ここで一気にぶっ飛んでどこかに行っていた。


大菩薩峠の看板から、ちょっと歩いて振り返ってみるとこんな感じの風景だ。
尾根づたいの道を歩いてきたのが解る感じだ。


ここから先の道はちょっとごつごつした道になってくる。


ここで岩場にぶち当たる。滑らないように気をつけて登る。


岩場を越えてちょっと歩くと、更に大菩薩嶺に続く道がある。
もう大菩薩峠付近の景色を見ただけでも充分満足って感じだが、折角なのでもっと先まで行って見ようか。


大菩薩峠から先も暫くの間は、周りの景色を楽しみながらの楽しいハイキングを満喫できる。
ここら辺は歩いていても、全然疲れないなぁ。むしろ心が浄化されていく感じだ。


時刻は3時45分位。今いる場所がちょうど標高2000M位の場所である。
ここからの眺めも爽快だ。いや、今日は本当にいい登山が出来て満足だ。
大菩薩峠ってこんなにいい景色が広がっていたとは知らなかったよ。


ここまで来ると、大菩薩嶺までは後ほんの少しだ。
大菩薩嶺の道の手前くらいまでは、絶景の連続なのだが・・・。


折角なので、大菩薩嶺まで歩こうと更に進んで20数分。今度はいきなり泥道に遭遇した。
気をつけて歩くが、水溜りとかも多くて靴が一気に泥だらけになる。こんな落とし穴があったとは。
この道になってから、木々の深い道になり景色が急に見えなくなる。


今日の終点の大菩薩嶺にて・・・。

大菩薩嶺に到着。大菩薩嶺にいたおじさんに写真を撮ってもらいました。
ちょっとカッコ悪い写真(人物が)だけど、流してください(爆)
大菩薩嶺は標高2057M。けど周りの木々が邪魔で景色が見えない。これは拍子抜けだった(苦笑)
このおじさんと意気投合してしまい、少しの間楽しく話してしまいました。

このおじさんは他の同級生の方3人と一緒に来たとの事。
他の3人はまだ下の方にいるとの事。自分だけ先に着いて一休みしていたとの事らしい。

会話の中で「私は列車で登山口から歩いて来たのですよ」と言ったら、もしよかったら登山口まで車で送ってくれるとの事。
いやぁ、有難い。早速「いいんですか?。助かります。ありがとうございます」と言ってしまった。
あの上日川峠から登山口の道を歩かなくていいのなら凄く助かる。本当に感謝でした。^^

何分か待っても、同級生のおじさん達が来ないので、もう降りて見ようとの事。
「そうですね。」そう言って早速降り始める。しかしこのおじさんも歩くのが早い。

暫く歩いたら、無事合流。「彼をちょっとだけ下まで車で送っていくことになったよ」と話してくれた。
「よろしくお願いします」と笑顔で私は挨拶をする。

色々お話をしながら、坂道を下っていく事に。このおじさん達はもう定年したらしい。
高校・大学時代からの友人らしい。ここまで付き合いが長い人たちもやはりいるんだなぁ・・と認識させられた。


下り道の途中、この様になぎ倒された木を発見。
台風か何かで倒されたのだろうか?・・とおじさん達と話す。


再び上日川峠に到着。もう夕日が沈む頃だ。

もう時間は午後6時ちょっと前くらいだ。けどもう大分昼間が長い季節になってきているな。
お言葉に甘えて、おじさん達の車に乗せて貰う事に。本当に助かった^^。

「ちょっと温泉にでも入ってこようと思うので、大菩薩の湯という所で降ろしてください」と私は言う。
大菩薩登山口のバス停のすぐ近くに、温泉施設があるのだ。そこが大菩薩の湯という訳だ。
「へ〜。ここらに温泉あるんだ」とおじさん達。このおじさん達はこのまままっすぐ帰るらしい。
車の中でもちょっとした会話の後、大菩薩の湯で降ろしてもらった。
「ぜひ又お会いしましょう」「元気でね!」と別れ際も笑顔でお互い挨拶を交わした。
こういう一期一会の出会いも、いい物ですね。今日は登山の他にこういう体験も出来てよかった。


大菩薩の湯

塩山駅行きの最終のバスまで、あと1時間くらいあるので温泉に入っていく時間は充分ある。
だが、この大菩薩の湯。今日は人が沢山来すぎてもう温泉のお湯が殆ど無く入れないとの事。
「うそ〜。。そんなのありかよ」・・・だが、仕方が無い。残念だ。これだけ心残りだった。

しょうがないので、温泉の中の休憩所で一休みして時間を潰す事にする。
足を揉んだり寝っころがったりして時間を潰していたら、あっという間に1時間はたつ。


もう空は濃い群青色になっていた。向こうに見える甲府盆地が街灯で輝きだしている。
登山している時は暑かったりもしたのだが、この時間になるとちょっと肌寒い。
ここから塩山へのバス料金は100円である。これで採算とれているのか??。と疑問になるのだが。
ま、安い事は有難い事なのだが。そんな中バスが到着する。

ちょっとバスの中でうつらうつらしてしまった。いつの間にか塩山駅に到着していた。



中央線普通大月行き
塩山20時5分発〜大月20時33分着
中央線普通東京行き
大月20時49分発〜八王子21時33分着


夜の塩山駅にて。

今日は本当にいい旅が出来て満足だった。あとは帰りの電車はうつらうつらして乗るだけだ。
考えて見れば、中距離くらいの旅は18切符期間外は車が多かったからなぁ。
スプリンターを手放してしまって、今の車では中距離くらいの旅はあまり出来ないからなぁ。
何度も言うけど、ガソリンが高いから。更に値上げしやがったし(爆)。

とはいっても、ドライブも好きなんだけどね。燃費のいい車をそろそろ買い時かもなぁ。
そんなお金・・どうやって出すかが問題だけど(汗)

帰りの列車は大月までは、空いてるボックスシートで快適だったのだが、大月からロングシートに当たってしまった。

八王子から乗り換えて、自宅に着いたのが夜11時近かった。



大菩薩峠は本当に一見の価値ありって感じでした。
首都圏からも手軽に列車でいける距離なのでお勧めです。
ただ、列車で来る場合は登山口までしかバスが出ていないので足腰に自信が無い人にはちょっときついかもしれません。
車で来る場合は、上日川峠まで車でいけるのでそこからお手軽登山なのですが。
大菩薩峠登山口〜上日川峠までの道のりがちょっとしんどいかもしれません。車がドンドン抜かしていくしね。

別ルートの登山口もありましたが、そこは通らなかったので解りませんが・・。
大勢で列車で来る時は、タクシーを利用するのもいいかもしれませんね。タクシーなら上日川峠までいけるし。
一人だとタクシー代が高くなっちゃうから。大勢いればいるだけ割り勘できるし。

けど、私的には登山口から大菩薩峠まで歩いた分に見合っただけの景色の価値は充分ありました。
塩山から登山口までのバスは こちらを参考に・・ 。ただ、日がたてば時刻表も違っているかもしれません。
・・なので、再度検索か何かでよく調べる事をお勧めします。不都合が生じても責任は持てませんので。。。

更新が遅くなりましたが、とりあえず残ったネタは終わりました。

梅雨が終わった時に、また絶景を求めて旅をしたいですね。また信州辺りかな?。では!。


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