このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
炎の舞! 大室山山焼きを見に行く車の旅(中編)
・・・・前編からの続き
段々と火の勢いも激しくなってきた。
燃盛る火の壁が目の前に出来上がっていく。
熱風で目の前が熱くなる。。
炎もこうしてみると迫力あるな。。。
消防団の人が「○○番火をつけた。。○○下がってー!!」と消防団同士で指示を仰ぐ
今日の消防団のこの人たちの仕事は命がけだな。。
下手すれば炎に包まれて、命を落としかねないのだから。。
更に炎は、色々な形をしてあたりの草を焼き尽くしていく。
「すげぇーーっ」。思わずそう呟いてしまった。
人々も炎の壁を見ながら、感嘆の声を上げていた。。
火をバックにして、記念撮影をとる若者達もいた。。
驚いて見て、楽しむ私達観光客とは逆に、消防団の人たちは命がけの作業を必死で頑張る。
煙にも負けずに指示を仰ぎながら、火をつけていく。
山頂窪みの下もどんどんと燃え広がっていくようだ。
窪みの下はアーチェリーの練習場になっている場所なのだ。
煙の中で炎が渦巻いているのが、わかる感じだ。
窪み部分がどんどんと煙を上げながら燃えていく様子を、観客達は驚きながらじっと見守る。
けど、窪み部分からの煙の上がる量も物凄くて殆ど見えなくなってきてもいる。
・・ただ、こうやってもうもうと煙が底から上がってくる様子も凄いな。
こんがりと焼きあがった、黒い部分が目の前に広がってきた。
窪み部分の煙が収まってきて、ようやく見え始めてきた。
窪みの周りの部分も、真っ黒く焼け焦げた姿に変わっていた。
これで山頂部分の山焼きは終了だ。今度は12時から山麓の山焼きが行われる。
リフトの所までも、煙が立ち込めていて凄かった。
下りのリフトは物凄く混雑していた。
「山麓から山焼きを見たい方は、早めにリフトを降りる事をお勧めします」との放送が流れる。
そんな私も、20〜30分くらい下りのリフトで待ったのだった。
下りリフトに降りてきた時間が11時頃だった。あと1時間くらい時間がある。
山麓山焼きまで、待っている間ソフトクリームとか食べたりして時間を潰していた。
☆ 山麓山焼き ☆
山麓山焼きまでの時間の間、麓でこの様な式典が行われていた。
お偉いさん達が集まっているらしい。
この様な太鼓もあり、スタンバッテいる。
太鼓の音と共に、大室山が炎に包まれていくのだ。
山麓山焼きの12時まで刻々と時間が迫ってきていた。
そろそろ山麓山焼きの時間になると、火をつける事のできる客が上っていった。
山の下から松明で火をつけるのだ。
この大室山山焼きは、抽選で100名の方に火をつけることのできるサービスがあるらしい。
その為には、ずっと前から並んで抽選券を手に入れなければならないという。
・・その抽選券を貰う為に、昨日の夜から駐車場で泊まって待っていた人がいるという。
松明をもって、緊張のしている様子の伺える客たちが上っていった。
太鼓が打たれて、音があたりに響いた。
太鼓の打たれる音と同時に山麓山焼きの開始である。
上から炎がつけられた!!。山頂から火の壁が現れだした。
下から見ても、炎が燃え広がる様子が解る!!!。
煙が天空に上がっていって、大室山は燃えていく!!。
いよいよ火付けの観客達の松明に火がつけられる。
山麓部分からも点火開始だ。
「合図までは火をつけないで下さい!」そう必死に叫ぶ消防団の人たち。
「火をつけたらすぐに下がってください」続けてそう叫ぶ消防団の人たち。
いくら下からと言えど、素人が火を放つのは危険だから注意を必死に仰ぐのだ。
山麓部分から火が放たれた!!。
火をつけるのに、慌てて転ぶ人もいた。。
そんな私も写真を取るのに、慌てていてぶれてしまった。。
そして!!。目の前に火の壁が立ちふさがる!!。
ファイヤーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!
灼熱の炎が目の前に壁となり、立ちふさがった!!。
熱風が私の顔に吹きつけた!!。アチチ・・・。けど、スゲェーー!。
うおおぉ。。凄い迫力だ!!。
うぉ・・。。すっげぇ。。。。。^^;
灼熱の炎は渦を巻いて、辺りの草を焼き尽くしていく!!。
熱風の風が辺りを吹き付け、煙が天空を飛んで舞う。
青い空を黒い煙で焦がしていく!!。凄い凄い凄い!!!スゲェ!!。
うおおおおーーっっっ!!!!!! 山が燃えるっーーー!!。焦がしていくーーー!!。
これが、大室山の山焼きだ。まさに火炎の舞!。
写真では、その迫力は伝えきれないけど、実際で見るとホント凄いですよ!。
火付けの客たちが、付けそこなった草の部分も消防団の人が続いて火をつけていく。
炎も煙に包まれていって、見え辛くなってきた。
確かに、周囲の煙も凄くなってきた。。
目がしぱしぱとしてくる。
ちょっと違う場所まで走って、違う角度から見てみた。
そこも、煙の上に火が燃え広がっているようだ。
そろそろ山麓山焼きもフィナーレを迎えようとしていた。
煙だらけの山麓も、煙が取れてきて黒く焼きあがった大室山がその姿を見せてきた。
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