| タキ7050形 タキ7051 【4種】 四塩化炭素専用35トン積タンク車です。同じ四塩化炭素専用タキ7000形の軽量化 設計タイプ、が本来の本形式の位置付けです。特に写真の第1ロット/タキ7050、7051 は、汽車会社得意の側梁省略(注)軽量化タイプです。外部補強環と背高のドームが チャームポイントで昭和町のお馴染みさんでした。
(注)側梁省略とは側梁の内、両まくら梁間の中央を省略したもののことで、まくら梁〜端梁間は 側梁が存在するので誤解しないように。
1987.04 |
| タキ7950形 タキ7968 【4種】 設計の基本型をタキ35000形に取った、いわゆる35系のメタノール専用タンク車です。 タキ5200形の後継形式で、初の35トン積みを可能にしたのは35系設計採用に よるものでしょう。最初の5両は昭和42年日立製で日産化学工業向け、写真の内外輸送の車は 第2ロット/タキ7955〜74(川重製)でタンクと台枠長さが40mm短縮されており、 昭和44年10月の車籍編入で、中条・新興・ 塚口へと常備されています。写真は今は亡き新潟臨海鉄道への分岐駅黒山にて。
2001.06 |
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タキ10100形 タキ10114 【4種】 35トン積、二硫化炭素専用タンク車です。合成繊維等の原料である二硫化炭素を 輸送するタンク車で、古くは15トン積タム200形、そして30トン積タキ5100形 と本形式が並行して製造されました。製造年次で、タンク長さ等相違があります。 写真の車は昭和49年川崎重工製で、現在も活躍中。1999.04 |
| タキ11800形 タキ11803 【第4種】
元々は昭和43〜48年新潟鉄工で製造された潤滑油添加剤専用タンク車でした。 カロナイト化学工業所有で、晩年は東海道本線島田で見かけましたが、輸送廃止で 一旦名古屋南港に疎開。平成8年、タキ11802〜11804が日車で青化ソーダ液専用に改造されました。 改造はタンクに行われ、加熱管を撤去しt3天然ゴムライニング施工および 同用マンホール追加、上部の荷役装置も液出入管を有する上出し方式のものが新製され、 四角い保護カバーが設けられました。一方台枠以下は種車のまま。改造されなかった車は 廃車されました。タキ22900形や同じく青化ソーダ液に改造されたタキ26000形と共に活躍中です。
2000.02 千鳥町 |
| タキ22900形 タキ22927 【第4種】
昭和46年〜平成4年にかけて、全車日車で製造された青化ソーダ液専用タンク車です。 積荷は青酸の原料で、有毒。タンクは内部がゴムライニングされた耐候性高張力鋼製で 保冷のためグラスウールとキセで断熱しています。特徴的な3個のコブは、液出弁・給気弁・マンホール を保護するカバー。写真のタキ22927は1ロット1両で これだけがTR225台車を履いています。本ロットの撮影でタキ22900形式の 全ロット撮影を果し感無量でした。個人的な話はさておき、 本形式は2004年5月現在も全車健在で活躍中ですが、そろそろ引退の声も聞かれるようです。
2000.02 千鳥町 |
| タキ42150形 タキ42150 【4種】 30トン積みメタクレゾール酸専用タンク車で、 昭和50年代に流行った石油類専用タキからの改造車の 一つ。本形式はタキ2100形の改造で、昭和53年2月1日編入、総勢3両。 写真のTOPナンバーは元タキ2323で、日車で上部液出し方式に改造されました。 同時期のタキ2100改造の新形式としては、他にオルソクロルアニリン専用 タキ42100形、アニリン専用タキ42200形がありました。1981.03 |