このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

100系

思い出詰まった実車説明!
オイラにとって知識的な事柄よりも思い出が優先されてしまう車両です。
子供の頃に熊谷に行く時に良く乗っていた車両なのですが、幼い頃のオイラは吊り掛けモーターなんぞは全く未知の存在で
油に汚れた床や、油の匂いのする車内は友人達からも嫌われ者で、100系が入線してくると
「外れだよ〜っ!」と嘆いたものでした。・・・が、今ならその魅力を120%解ることが出来ます。
「やった100系だよ!吊り掛けサウンドさいこ〜」って感じでしょう。
それでも多少は知識的な事柄を・・・100系は昭和25年に最初の車両が新製されて、翌年には大正期の電化に合わせて製造された
木造の車両を鋼製化した車両を加え、荷物スペースを追加した車両なども増備されて、昭和期を支える主力車両となりました。
編成はクハ・サハ・デハの3両編成や、デハ・クハ、デハ・クハニ各種の2両編成があり
終末期にはデハ・クハとデハ・クハニの2両編成を連結して4両編成としていましたが、
ごく稀にデハ・クハニ・デハ・クハニの4両編成も組成されたようです。
最終時には、デハ・クハニの2両編成のみになり、昭和63年に引退して、現在は三峰口駅構内に静態保存されています。

苦しい購入計画!
今回も「あまぎモデリングイデア」(以下、あまぎ)製の金属キットを製作します。
発売が発表された時には狂気乱舞したものです。あまぎ様ありがとうっ!
だけど困った事態が発生しました。あまぎから発売されるのは(デハ・クハニ)の2両セットと
(デハ・サハ・クハ)(デハ・サハ・クハニ)の3両セットであり
オイラの思い出編成である(デハ・クハ・デハ・クハニ)の4両編成を組成するにはクハ目的で3両セットを購入する必要がありました。
流石にそれはキツイので、色々調べた所、ごく稀に(デハ・クハニ・デハ・クハニ)の4両編成が存在していたという情報を入手して
これなら問題無くいける!という事になり2両セット2本を予約する事になりました。

実際に完成すると全く問題は無かったけど・・・。

苦戦するけど結果は出す!
これまで製作したあまぎ製キット(秩父鉄道車両)は金属キットとしては簡単なパーツ構成で
ハンダ初心者のオイラでも比較的容易に製作出来たのですが、今回の100系はパーツ構成が多少複雑で
屋根上のパイピングや雨どいのパーツまでも用意されていたり、外付けのヘッドライトも必要だったりと、ちょっと難しいキットになっていました。
最初は全ての部品を付けるつもりでいましたが、身の程を知れっ!という事で
屋根上のパイピングは断念して基本的な部品のみを取り付けましたが
それでも各所で部品の取り付けに失敗してしまって酷い事になってしまいました。
失敗は成功の元!失敗を恐れたら何も出来ません!
買った模型は必ず作る!それがオイラのポリシーです!
動力はGMの18m級動力を切り詰め改造して車体に収めるようにして、
床板パーツも同様に切り詰め加工を行って車体に収まるようにしたのですが、
床板端部を切り詰めた為に、車体間の間隔がKATOカプラーを使用したのに異様に長くなってしまいました。
床板の端ではなく中央部で切り詰めれば良かったかな。
クハニの荷物室窓の保護棒は東京堂モデルカンパニーのエッチングパーツです。
車体のCTKマークや社紋、車体番号はキット付属のインレタを使用します。簡単に転写出来る優れものです。
出来たら「荷物室」表示のインレタが欲しかった。
塗装は毎度お馴染みの(西武トニーベージュ)と(阪急マルーン)の二色です。ホルツのプライマーは今回も威力絶大です。
屋根上は軍艦色(日本海軍)。ベンチレーターは軍艦色(米軍)で塗り分けました。因みにヘッドライトは阪急マルーンです。
台車は、デハがDT10。動力は日車DT。クハニは伊豆急TSが似ています。三峰口駅構内の実車はFS41という台車を履いていますが・・・・。
書面の行き先表示は、クロスポイントの秩父1000系に入っているステッカーのばら売り品におまけとして用意されている
2000系用のものがジャストフィットするので、それを拝借して寄居行きにします。
たとえ寄居町から引っ越したとはいえ、寄居駅への思い入れはそう簡単には消えません・・・小前田駅止まりの列車なんて無いしね・・・。
 

 

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