このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
800系
元・小田急1800系
昭和54年10月に秩父鉄道に譲渡。秩父鉄道初の中古車両であり、中古車両運用の歴史の1ページ目である。
「やまだたに」は、幼い頃に何度か乗った記憶がありますが、
500系などに比べると地味な顔立ちであり、あまり思い出はありません。
元々中古だった為か在籍期間は短く、平成2年3月に引退。
模型製作
旧塗装の800系は、十数年前製作の模型で、キットをストレートに製作して
カプラーもアーノルドのままとで、何のこだわりも無い模型です。
以下は、新塗装(チョコバナナ)の製作記事です。
模型はGMの(いつまでも店頭にある)限定品の小田急1500系4両セットです。
旧塗装仕様の800系を製作した時と同じキットです。・・・・限定・・・。
このキットは車体パーツと窓の透明パーツが箱型になっている親切キットで、
大味な出来ですが、まあまあな模型だと思います。以前のキットには(チョコバナナ)仕様にする為の
茶帯ステッカーや秩父鉄道仕様にする為のシールなどが入っていたと思うのですが、
今回買ったキットには付いていませんでした。
茶帯は塗装するから良いとして、先頭の行先表示幕などはクロスポイント製1000系に付属している
ステッカーに800系用として用意されているものがあり、GM大山店でバラ売りされていたものを
たまたま買ってあったのでそれを使用します。このステッカーは1000系以外の譲渡車両である
2000系・3000系・5000系用のステッカーも用意されています。
考えてみたら、3000系以外はGM製品を製作及び改造する事で対応出来るので
用意されて当たり前のステッカーだと思います。
そこで、ふと思ったのですが・・・
「5000系をクロスポイント製品でいいから発売して欲しい。あの屋根を作るのはめんどくさい。」
何とかなりませんかねぇ・・・。
普通ならGM製品に対してはGM製動力を用意する所ですが、
GM製動力に不信感を抱いてるオイラは迷わずトミックス製の
バラ売り動力ユニット〔DT13〕を使用する事に決めました。
しかしっ!ここで思わぬ問題が発生しました。バラ売り動力ユニット〔DT13〕はTNカプラー標準装備なのです。
これには困りました。動力車だけTN化しても他の車両と連結出来なければ問題にはなりません。
GM製台車のカプラーポケットに装着出来るTNカプラーもありますが、
あれを使用するとコーナーで脱線する事故が発生してしまうのです。
今までTNカプラーが関わる工作をしたことが無いオイラとしては少々困ったのですが
確かな走りを手に入れる為にもTNカプラーの使用を決断しました。
工作としてはTNカプラーの取り付け・取り外し時の強い力に負けないようにする為に、
床板への取り付けには注意を払いました。
今回の模型製作が上手くいって、模型が快調に走行するかどうかはこの工作に掛かっていて、
この工作が、この模型の完成度のバロメーターになると思います。
まず、キットの床板のTN取り付け部分を切り落として、接続用のプラ板を床板上面(車体内部側)に取り付けて、
TNを所定の位置に取り付けます。丁度プラ板が床板とTNを繋げるような状態になります。
接着にはエポキシ系接着剤を用いて強度を確保するようにします。
プラ板による接合だけでは強度不足なので、プラ板・TN・床板の三種類に穴を空けて、
細い針金を通して接合しました。
これによりかなりの強度が得られたと思うと共に、上手く仕上がったので一安心でした。(下写真参照)
車体の塗装は特に難しい事はなく、屋根の塗装をしてマスキングを施し、
茶帯の色を塗装してから帯部のマスキングをして黄色を塗装しました。Hゴムの色入れを行い、
貫通幌を黒で塗装して、ヘッドライトとテールライトに色入れを行い塗装は完了です。
窓ガラスのパーツは箱状になっているのですが、そのパーツが床板に取り付けたTNに当たってしまうようで
上手くはめ込む事ができないので、窓パーツの底部を削って問題を解決しました。
動力車については窓パーツがモーター部に接触してしまうので、窓は塩ピ板で表現します。
仕上げのステッカー貼りについては技術的な問題はありません。
行き先表示のラインナップが羽生・行田市・熊谷・寄居・影森・三峰口とありますので
マイナーな所で影森をチョイスします。
完成品800系
トミーテックから発売され鉄道コレクション第9段には、800系がラインナップされています。
小田急1800系がラインナップされたなら、1800系を払い下げられて作られた800系がラインナップされるのは当然でしょう。
いずれにしても800系の完成品が手に入るなんて、いい時代になったものです。
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