━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いざというときに役立つMS−DOS 執筆:速星 千里 第49号(2004.04.25) RAMドライブ 5718部配信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <目次> ■ はじめに ● 来週は休刊します ■ RAMドライブとは ■ 何に使うか ● インターネット一時ファイル ● 圧縮・解凍処理 ● バッテリー節約 ● 漢字辞書 ● 「TEMP」ディレクトリ ■ RAMドライブを作成するには ● 16bitのRAMドライブ ● 32bitのRAMドライブ ----☆PR☆-------------------------------------------------------------- ハードディスクのトラブルで大切なデータを無くしたことがありませんか? データ復旧のためにプロに修理に出すと、5〜10万円はかかります。 しかし、この修理マニュアルで試してみれば、素人でもわずかな部品代で、 直せるかも知れません。この情報がわずか3,000円なら、試してみる価値は 十分ありますね。 → http://www.akarui-jouhou.com/hddshuuri.htm ---------------------------------------------------------------☆PR☆--- ─ PR ──────────────────────────────── ☆━━━━━━━━┓ ☆ お仕事情報ゲットして、1万円が当たる!!☆ ┃キャンペーン☆ …━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ┃  好評実施中!┃ 副収入を得たいと真剣にお考えの方! ☆   ┗━━━━━━━━┛ 会社員・自営業・主婦・OL 多数活躍中! ★チャンスはここから!⇒ http://hy55.fc2web.com/zaitaku/index.html ─ PR ──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ はじめに ------------------------------------------------------------------------ 皆さん、こんにちは。速星です。 発行が丸1日遅れてしまい、ご迷惑をお掛けしました。 今回は、大容量メモリの一部をドライブとして活用する方法をご紹介します。 ------------------------------------------------------------------------ ● 来週は休刊します ここのところ休刊してばかりで申し訳ないのですが、来週(5月1日)は執筆者 不在のため休刊とさせていただきます。 今後の発行予定の詳細は、当メルマガのホームページでご確認下さい。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/4963/column/dos/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ RAMドライブとは ------------------------------------------------------------------------ ここ数年、メモリの大容量化・低価格化が急激に進んでいます。 ギガバイト単位のメモリを搭載したパソコンも、珍しくなくなってきました。 PC本体やOS側の対応容量も増加してきており、WindowsXPでは、最大で4ギ ガバイト(32bit版の場合)のメモリが利用できるそうです。 しかし、いくら「メモリ食い」のWindowsでも、複雑な画像処理でもしない限り、 ギガバイト単位のメモリを全て使い切ることはなかなかありません。 そこで、メモリの余裕分を、ドライブとして活用することを考えてみましょう。 この、メモリの一部分をドライブとして利用したものが、RAMドライブです。 RAMドライブは、ハードディスクやCDドライブなどのディスクドライブと異な り回転部分がないため、アクセスが非常に速く、また騒音も発生しないという、 大変優れた特長をもっています。 ただし、RAMドライブは通常、コンピュータの電源を切ると内容が失われてしま います。 必要なデータは電源を切る前にハードディスクに待避しておかなければなりませ ん。また、停電時や強制終了時などのデータ消失を避けるため、重要なデータは RAMドライブに保存しないようにして下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 何に使うか ------------------------------------------------------------------------ RAMドライブは、そのアクセス速度を生かして、プログラムの作業用領域として しばしば利用されます。 ------------------------------------------------------------------------ ● インターネット一時ファイル 最も代表的な利用法は、インターネット一時ファイルの保存場所でしょう。 ADSLやFTTHなどの高速回線を利用している場合、一時ファイルの保存先をハード ディスクからRAMディスクに変えるだけで、Webページの表示がかなり高速化され るはずです。 インターネットエクスプローラの場合、この保存場所は「インターネットのプロ パティ」ウインドウで変更できます。デスクトップにあるインターネットエクス プローラのアイコン上で右クリックし、「プロパティ」−「設定」−「フォルダ の移動」でRAMドライブを指定すればOKです。 なお、同じブラウザでも「Opera」の場合は、特に設定を変更しなくてもプログ ラム内部でRAMドライブと同様の処理を行ってくれます。 今号の本題からは外れますが、RAMドライブだけでなく、安全性や操作性などの 面からもお勧めのブラウザです。 「OPERA日本語サイト」 http://www.jp.opera.com/ ------------------------------------------------------------------------ ● 圧縮・解凍処理 RAMドライブは、圧縮・解凍処理用の作業場所としても、しばしば利用されます。 こちらの場合も、CPUの性能にもよりますが、一般的にはかなり所要時間を短 縮することができます。 また、解凍後のファイルは再起動で一掃されるため、解凍後の片付けを行う手間 がなくなります。 例えば、圧縮されたプログラムをRAMドライブにダウンロードし、それを解凍・ インストールする、という使用方法が考えられます。 ただしこの方法は、インストール途中にWindowsの再起動が必要な場合には利用 できません。RAMドライブのデータは再起動時に失われるため、インストールに 失敗してしまいます。 ------------------------------------------------------------------------ ● バッテリー節約 頻繁に読み込むファイルはRAMドライブへとコピーしてから用いるようにすれば、 ハードディスクのアクセス回数を減らすことができます。 これにより、ノートパソコンでは、バッテリーの消費を抑える効果が期待できま す。 ------------------------------------------------------------------------ ● 漢字辞書 日本語入力システムの漢字辞書をコンピュータ起動時にRAMドライブへとコピー しておけば、ハードディスクへのアクセス回数を減らし、また変換速度を上げる ことができます。 これはDOS全盛の時代によく使われていた手法ですが、プログラムの改良が進 んだ現在の日本語入力システムでどの程度の効果が得られるかは疑問です。 どなたか実験された方がいらっしゃいましたら教えて下さい。 ------------------------------------------------------------------------ ● 「TEMP」ディレクトリ Windowsや種々のソフトが作業領域として使っている「C:\WINDOWS\TEMP」などと いった一時ファイル保存用ディレクトリには、RAMドライブを利用しない方がい いかもしれません。 雑誌には、しばしば、この「TEMP」ディレクトリをRAMドライブ上に移すことで Windowsの動作が速くなると書かれていることがあります。 これは、起動時にSETコマンドで環境変数「TEMP」と「TMP」をRAMドライブを書 き換えることで実現できます。 確かに速くはなるのですが、「TEMP」ディレクトリは、アプリケーションが自動 バックアップファイルの保存先やトラブル時のデータ復旧元として利用している 場合もあります。この場合、電源を切る度にデータが失われてしまうRAMドライ ブを利用するのは不適当です。 この作業は、お使いのアプリケーションの動作を確認した上で行うことをお勧め します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ RAMドライブを作成するには ------------------------------------------------------------------------ RAMドライブを実現するソフトには、様々なものが存在します。 その中から、代表的と思われるものをいくつかご紹介します。 ------------------------------------------------------------------------ ● 16bitのRAMドライブ PC98のMS−DOSには、「RAMDISK.SYS」というファイル名の、RAMドライ ブを実現するためのデバイスドライバが付属していました。 Windows95,98には、このRAMDISK.SYSに相当する「RAMDRIVE.SYS」という16bitの デバイスドライバが添付されています。 設定方法は、ルートディレクトリにある「config.sys」に以下のような1行を追 加してコンピュータを再起動するだけです。 DEVICE=RAMDRIVE.SYS 8192 /E なお、「8192」の部分はRAMドライブのサイズ(キロバイト単位)です。 4〜32767の範囲で自由に設定できます。 なお、「RAMDRIVE.SYS」の使用方法の詳細は、Windowsディレクトリにある 「msdosdrv.txt」というファイルに記述されています。ご確認下さい。 ------------------------------------------------------------------------ ● 32bitのRAMドライブ DOSとは直接関ありませんが、32bitのRAMドライブを実現するソフトも多数存 在します。 WindowsMe,NT,2000,XPでは16bitのデバイスドライバサポートされていませんの で、32bitのものを利用する必要があります。 また、Windows95,98でも、デバイスドライバは16bitより32bitの方が高速・安定 に動作しますから、普段はできるだけ32bitのものを利用するようにした方がい いでしょう。 Windows2000向けには、Microsoft社からサンプル版のドライバが提供されていま す。英語に抵抗を感じる方もあるかもしれませんが、検討の価値はあるでしょう。 「RAMDISK.SYS」(サンプル版、英語のみ) http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=KB;en-us;q257405 また、フリーソフトもいくつか公開されています。 ここでは、ソフト名のみとなりますが、有名なものを3本紹介しておきます。 「ERAM for Windows95/98/Me」 http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se108946.html 「ERAM for WindowsNT/2000/XP」 http://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se108927.html 「AR RAM Disk」(WindowsMe,2000,XP向け、英語のみ) http://www.arsoft-online.de/products/product.php?id=1 ------------------------------------------------------------------------ 今回はここまでです。 お疲れ様でした! 次号の予定は、「MS−DOSの実体」です。 DOSの動作の本質について説明します。 なお、次回発行は5月8日の予定となっております。ご注意下さい。 ----☆PR☆-------------------------------------------------------------- ★<身を守る雑学>★ トリビアの泉にでてこないような雑学を知りた〜いという方、 ちょっと知的な雑学を身に付けた〜いという方におすすめのメルマガです。 へぇ〜なるほど〜(><)と思うような役立つ雑学をご紹介します。 無料登録はこちらから →  http://www.mag2.com/m/0000121031.htm ---------------------------------------------------------------☆PR☆--- ----☆PR☆-------------------------------------------------------------- ◆ クリックラウンジ -- クリックだけで報酬ゲット! ◆ 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