━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いざというときに役立つMS−DOS 執筆:速星 千里 第55号(2004.07.03) 起動履歴記録ツール(1) 5579部配信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <目次> ■ はじめに ■ logwrite.bat(1) ● Windows起動履歴の取得 ● 動作の仕組み ─ PR ──────────────────────────────── 真夏の7月中旬から、東京など日本全国5都市でセミナーをやります。 なんのセミナーか? どの会社もズバリ適用できる「自社表現」という新しい 集客技法があります。新概念マーケを展開する鈴木博毅・原崎裕三の両者が その一部始終を伝授。詳しくは下記をクリック↓一部の方に特典があります。           http://www.urechau.net/esbooks/ ─ PR ──────────────────────────────── ─ PR ──────────────────────────────── ☆= 派遣ジョブ--------------------[人材派遣会社のお仕事&情報サイト]- 【応募資格】言語:JAVA/PHP実務経験2年以上 DB:SQL/oracle実務経験2年以上 OS:UNIX/Linux/FreeBSDなどの実務経験2年以上 【WEB系エンジニア募集】 【勤務地】東京都港区【契約期間】短期-長期【職種】PG/SE【残業】あり http://211.10.20.135/a/a.cgi?k04950Om01507 ─ PR ──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ はじめに ------------------------------------------------------------------------ 皆さん、こんにちは。速星です。 今回から数回に分けて、バッチファイルでWindowsや種々のアプリケーションの 起動ログを取る方法を説明します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ logwrite.bat(1) ------------------------------------------------------------------------ バッチファイルを使えば、Windowsや個々のアプリケーションの起動ログを手軽 に取得することができます。 ログといっても、バッチファイルで取るものはあくまでも簡易ですから、セキュ リティ管理に使えるようなものではありません。 しかし、コンピュータの使用状況を自己チェックするという意味では十分に役に 立つものです。 例えば、アプリケーションの起動ログを取れば、自分がよく使うアプリケーショ ンと滅多に使わないアプリケーションとを見分けることができます。 そして、Windowsの設定をよく使うアプリケーションに都合の良いように変更し たり、使用頻度の低いアプリケーションをアンインストールしたりすれば、コン ピュータがより自分の使いやすいものになるはずです。 皆さんも是非、今回から数回に分けて説明する方法に従って、Windows、あるい は個々のアプリケーションの起動履歴を取ってみて下さい。 普段何気なく使っているコンピュータですが、あらためてログを眺めてみると、 案外、面白い発見があるものです。 ------------------------------------------------------------------------ ● Windows起動履歴の取得 アプリケーションの起動履歴を取得するバッチファイルは少し高度な内容になり ますので、その簡易版ともいえる、Windowsの起動履歴を取得するバッチファイ ルから紹介していきます。 まずは、以下の内容のバッチファイル「logwrite.bat」を作って下さい。 「ここから」〜「ここまで」の範囲の内側を、テキストエディタなどに丸ごとコ ピー&ペーストすればOKです。 保存場所は適当で構いませんが、起動ドライブのルートディレクトリ「C:\」が、 分かりやすく、しかも普段の作業の邪魔にならないのでおすすめです。 -----(logwrite.bat ここから)----- @echo off echo ログ取りツール LogWrite 簡易版 Ver1.0 echo Copyright(C) 2004 Chisato Hayahoshi echo. if "%1"=="/?" goto USAGE echo. > logwrite.tmp dir logwrite.tmp | find /i "logwrite" > logwrite.tmp if not exist logwrite.log echo. > logwrite.log copy logwrite.log+logwrite.tmp logwrite.log del logwrite.tmp goto END :USAGE echo logwrite echo. echo 起動日時を logwrite.log に記録します. :END echo. -----(logwrite.bat ここまで)----- バッチファイルができたら、そのショートカットをスタートメニューの「スター トアップ」に登録します。 バッチファイル「logwrite.bat」のアイコンを「スタート」ボタン上にドラッグ し、そのまま少し待つとスタートメニューが開きます。 ドラッグしたままでスタートメニューを「プログラム」→「スタートアップ」と たどり、そこで「Ctrl」と「Shift」を押しながらマウスから手を離せば、バッ チファイルが「スタートアップ」に登録されます。 これで、バッチファイルがWindows起動時に自動実行されるようになりました。 後は放っておいても、「logwrite.bat」がWindows起動ログを「logwrite.log」 に、以下のような書式で書き込んでいってくれます。 > LOGWRITE TMP 3 04-06-30 9:46 LOGWRITE.TMP > LOGWRITE TMP 3 04-07-04 0:00 LOGWRITE.TMP 余計な文字がいくつか入っていますが、日時はちゃんと取得できていますね。 ときどき「logwrite.log」をチェックして、Windowsの使用状況を確認してみる といいでしょう。 ------------------------------------------------------------------------ ● 動作の仕組み 「logwrite.bat」の動作の概略を説明しておきます。 まず、「echo. > logwrite.tmp」で、「logwrite.tmp」という作業用ファイルを 作成しています。 次の「dir logwrite.tmp | find /i "logwrite" > logwrite.tmp」という行は、 少々複雑ですので、順を追って、ていねいに説明していきます。 まずDIRコマンドで、先程作成したファイル「logwrite.tmp」の情報を表示させ ています。 DIRコマンドの出力は以下のようになるはずです。 > ドライブ C: のボリュームラベルは WINDOWS > ボリュームシリアル番号は 2538-1700 > ディレクトリは C:\ > > LOGWRITE TMP 3 04-07-04 7:00 logwrite.tmp > 1 個 3 バイトのファイルがあります. > 0 ディレクトリ17,430.50 メガバイトの空きがあります. この出力が、パイプによってFINDコマンドの入力になっています。 ここでは、FINDコマンドは「logwrite」という文字が入った行を探す働きをして います。 従って、「logwrite」という文字が入った以下の1行だけが、FINDコマンドの出 力となります。 > LOGWRITE TMP 3 04-07-04 7:00 logwrite.tmp そしてこの1行が、作業用ファイル「logwrite.tmp」に書き込まれます。 これで、ファイル「logwrite.tmp」の更新日時が「logwrite.tmp」に記録されま した。 つまり、バッチファイルの起動とともにファイル「logwrite.tmp」を作成し、そ の作成時刻をバッチファイルの実行時刻とみなしているわけです。 IFコマンドの部分は、「logwrite.log」というファイルがなかった場合にエラー を生じないようにするためのものです。 次のCOPYコマンドで、「logwrite.tmp」の内容を「logwrite.log」に追記してい ます。 これで、バッチファイルの起動日時を含む1行が、「logwrite.log」のファイル 末尾に追加されました。 最後に、作業ファイル「logwrite.tmp」を削除して、バッチファイルの主な動作 は終了です。 ------------------------------------------------------------------------ 今回はここまでです。 お疲れ様でした! 次号の予定は、「起動履歴記録ツール(2)」です。 いよいよ、各アプリケーションの起動ログをとる方法の紹介です。 ----☆PR☆-------------------------------------------------------------- << All You Submitters.com >> 本場アメリカのペイドメール、「All You Submitters.com」。 なんとメール1通あたり5セント(約5円)。しかも1日に10〜20通は届きます。 短期間で、日本のペイドメールとは比較にならない金額が稼げるはずです。 http://www.allyousubmitters.com/pages/index.php?refid=chayahoshi ---------------------------------------------------------------☆PR☆--- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ コメントをお待ちしています ------------------------------------------------------------------------ 皆さんからの感想・質問・要望をお待ちしています。 「こんなテーマを扱ってほしい」 「こんなことはできるの?」 「このへんが分かりにくかった」 「1回の分量を増やしてほしい/減らしてほしい」 など、掲示板(下記URL)まで気軽にお願いします。 http://bbs9.otd.co.jp/dos/bbs_thread (スレッド表示) http://bbs9.otd.co.jp/dos/bbs_tree (ツリー表示) メールでもコメントを受け付けておりますので、そちらもご利用下さい。 tetrahedrane@yahoo.co.jp なお、いただいたコメントは、本マガジン上で引用する場合があります。 (メールアドレスやお名前は一切公開いたしません) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 感想・質問宛先 http://bbs9.otd.co.jp/dos/bbs_tree tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 広告募集 当メルマガへの広告掲載をご希望の方は、下記アドレスまでお願いします。 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● メルマガ交換広告募集 当メルマガとのメルマガ交換広告をご希望の方は、下記アドレスまでどうぞ。 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 登録・解除・バックナンバー http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/4963/column/dos/ このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/m/0000106066.htm (c) 2004 Chisato Hayahoshi