━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いざというときに役立つMS−DOS 執筆:速星 千里 第68号(2005.10.03) RAMドライブ(2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <目次> ■ はじめに ● Gmailアカウントプレゼント ■ RAMドライブ(2) ● メインメモリ ● フラッシュメモリ ● シリコンディスク ● i-RAM ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ はじめに ------------------------------------------------------------------------ 皆さん、こんにちは。速星です。 今回は、RAMドライブ関連のハードウェアについてです。 ------------------------------------------------------------------------ ● Gmailアカウントプレゼント Gmailアカウントの招待希望、随時受け付けております。 ただし、応募多数のため、応募から招待メール送付までに、2週間程度お待ち いただく場合もありますので、ご了承下さい。 なお、何度も応募される方がいらっしゃるようですが、なるべく多くの方に アカウントを差し上げられるよう、招待は、お1人につき1回のみとさせて いただいております。 もし、何らかの手違いで招待メールが届いていないということがありましたら、 再応募時にその旨を書き添えていただくか、あるいは、直接私にメールして いただければ、個別に対応いたします。 Gmailアカウントプレゼント 応募フォーム → http://otd5.jbbs.livedoor.jp/2026867/bbs_plain ※注意事項※ 応募フォームの送信内容の確認画面などは用意しておりません。送信ボタンを 押した後、フォームの内容が全て消えたら、送信は正常に行われています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ RAMドライブ(2) ------------------------------------------------------------------------ 第49号では、DOS上やWindows上でRAMドライブ(RAMディスク)を実現するための ドライバや、作成したRAMドライブの利用方法について書きました。 ・第49号「RAMドライブ」(2004.04.25) http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/4963/column/dos/dos49.txt また、ブログ「DOS使用簿」でも以前に、RAMドライブの利用法について書いた ことがあります。 ・ブログ記事「RAMディスクのすすめ」(2005.06.25) http://d.hatena.ne.jp/tetrahedrane/20050605#p1 今回は、それらとは趣向を変えて、RAMドライブを実現するハードウェアについて、 お話しすることにします。 ------------------------------------------------------------------------ ● メインメモリ 本来、RAMドライブといえば、パソコンのメインメモリ(RAM)の一部をドライブ として利用するものを指します。 第49号でご紹介した各種ドライバも、この手のものです。 ここ数年、メモリの大容量化・低価格化が急激に進んでいますし、ハードウェアに 変更を加えることなく、フリーウェアで多数存在するドライバをインストールする だけで利用できる、この方式のRAMドライブは、手軽なものといえるでしょう。 もちろん、デュアルチャンネル(※)が使える環境なら、RAMドライブも倍速で 動作します。 Windows98の起動ディスクでは、確か、各種プログラムファイルが圧縮して保管 されていたはずです。起動時にメインメモリの一部をRAMドライブとして確保し、 そこに圧縮ファイルを解凍していたと思います。 ただのDOSの割に、起動ディスクからの起動に時間がかかるのは、そのため でしょうか。 (※)用語解説 ・デュアルチャンネル 同容量のメモリ2枚に同時並行で読み書きを行うことで、見かけ上、定格の 倍の速度でメモリの読み書きが可能になる技術。 利用するためには、デュアルチャンネル対応のマザーボードに、説明書などの 指定に従った配置でメモリを取り付ける必要がある。 ------------------------------------------------------------------------ ● フラッシュメモリ フラッシュメモリは、PCカード(※)型のメモリカードが以前から販売されて いましたが、ここ数年で、USB接続の安価なもの(いわゆるUSBメモリ)が急速に 普及してきました。 こちらの場合、メインメモリと異なり、電源を切ってもデータが消失しませんし、 記憶媒体を差し替えられますから、一時的なファイルの置き場というよりも、 高速なフロッピーディスクという感覚で使うことが多いですね。 私も、BUFFALOの「Clip Drive」を使っています→ http://tinyurl.com/9byeb USBメモリというとどうも特殊な記憶媒体のようなイメージがありますが、実は、 フォーマット形式はFATで、BIOSの種類によっては起動も可能(※)ですから、 まさにフロッピーディスクそっくりの記憶装置ですね。 (※)用語解説 ・PCカード 拡張カードの規格の1つ。主にノートパソコンで用いられる。 現在の代表的な用途は、LANカード、携帯用ハードディスクなど。 http://e-words.jp/w/PCE382ABE383BCE38389.html ・USBメモリからの起動 BIOSが対応していれば、起動装置の優先順位を変更することで、USBメモリ からDOSやLinuxなどといったOSを起動することができる。 ------------------------------------------------------------------------ ● シリコンディスク 工業用途では、フラッシュメモリがハードディスク代わりとして使われることも しばしばあります。 工場や工事現場のように、振動やホコリ、温度変化の激しい場所では、駆動部を もつ通常のハードディスクの使用に支障が出ることもあります。 そういった場合、機械的な動作を伴わずに読み書きができる、フラッシュメモリが ハードディスク代わりに用いられます。 この、ハードディスクの代用としての用途に特化したフラッシュメモリは、 「シリコンディスク」と呼ばれることもあります。 NECの工業用途向けコンピュータであるFC-98シリーズ(※)では、早くからこの シリコンディスクが採用されてきました。 もっとも、当初はフロッピーディスク1枚分の容量しかなく、「RAMファイル」と 呼ばれていたようですが。 (※)用語解説 ・NEC FC-98シリーズ NECが、個人用途であるPC-98シリーズを元にして、工業用途向けに開発した コンピュータ。過酷な使用環境にも耐える、非常に頑丈な作りが特長。 またサポート体制も万全。ただし値段も、個人向けとは比べものにならない。 http://www.ctrl.nec.co.jp/fcpro/ ------------------------------------------------------------------------ ● i-RAM この10月1日に、最大4ギガバイトのメモリをハードディスク同様に利用できる ようにするPCI拡張カードが発売されました。 高速、大容量、起動可能、しかも不揮発性(※)で、究極のRAMドライブといえ ますが、メモリ別売で2万円前後というのは高い! GIGABYTE「i-RAM」→ http://www.gigabyte.co.jp/nippon/i-ram/iram-m.html (※)用語解説 ・不揮発性 電源を切っても保存内容が失われないこと。 反対に、電源オフでデータがなくなる記憶装置は、揮発性、という。 ------------------------------------------------------------------------ 今回はここまでです。 お疲れ様でした! 次回は、バッチファイル関連のTipsを何か取り上げようと思っています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ コメントをお待ちしています ------------------------------------------------------------------------ 皆さんからの感想・質問・要望をお待ちしています。 「こんなテーマを扱ってほしい」 「こんなことはできるの?」 「このへんが分かりにくかった」 「1回の分量を増やしてほしい/減らしてほしい」 など、掲示板(下記URL)まで気軽にお願いします。 http://otd9.jbbs.livedoor.jp/dos/bbs_thread (スレッド表示) http://otd9.jbbs.livedoor.jp/dos/bbs_tree (ツリー表示) メールでもコメントを受け付けておりますので、そちらもご利用下さい。 tetrahedrane@yahoo.co.jp なお、いただいたコメントは、本マガジン上で引用する場合があります。 (メールアドレスやお名前は一切公開いたしません) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 感想・質問宛先 http://otd9.jbbs.livedoor.jp/dos/bbs_tree tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 広告募集 当メルマガへの広告掲載をご希望の方は、下記アドレスまでお願いします。 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● メルマガ交換広告募集 当メルマガとのメルマガ交換広告をご希望の方は、下記アドレスまでどうぞ。 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 登録・解除・バックナンバー http://www.geocities.jp/tetrahedrane/column/dos/ このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/m/0000106066.htm (c) 2005 Chisato Hayahoshi