━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いざというときに役立つMS−DOS 執筆:速星 千里 第93号(2009.09.03) フロッピーディスクドライブ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <目次> ■ はじめに ■ フロッピーディスクドライブ ● レガシー対応 ● PC自作 ● 起動ディスク ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ はじめに ------------------------------------------------------------------------ 皆さん、こんにちは。速星です。 古いパソコンでは、AドライブとBドライブがフロッピーディスクドライブ、そして Cドライブが(ついていれば)ハードディスクドライブ、となっていましたが、 Windowsパソコンが「当たり前」になって以来、Bドライブを使う機会はすっかり なくなって、事実上、欠番のようになってしまいましたね。 今回は、そんなフロッピーディスクドライブについて取り上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ フロッピーディスクドライブ ------------------------------------------------------------------------ 先日、ニュースを見て、驚きました。 > 『FDDメーカー各社、生産撤退の動き加速−四半世紀の歴史に幕』 > >  フロッピーディスク駆動装置(FDD)メーカー主要3社が生産撤退に動き > 始めた。ティアックは2010年4月に生産を終了する。ワイ・イー・データも > 終了の方向で供給先と協議に入った。ソニーは10年4月以降の計画は未定だが、 > 他社と足並みをそろえる模様。 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320090727bjad.html とうとう、3.5インチドライブの生産中止が秒読み段階のようです。 これは困ったことになりました。 確かに頻度は減っていますが、フロッピーディスクは決して、不要なものでは ありません。まだまだ現役で活躍してほしいメディアだと思っています。 そんな私の願いを込めて、いまの私の周りでフロッピーディスクが活躍している 場所を2例、ご紹介します。 ------------------------------------------------------------------------ ● レガシー対応 大容量のUSBメモリや書き込み可能なCD・DVDメディアが普及して、フロッピーを 使う機会も極端に減りましたが、古いPCとのデータのやりとりには、やはり、 フロッピーディスクが欠かせません。 私もいまだに、3.5インチだけでなく、5.25インチのフロッピーディスクを使う 機会すらあります。 (8インチは、残念ながら見たこともないですね……もしお使いでしたら、ぜひ  教えて下さい) 5.25インチのものは、ドライブどころか、ディスクそのものの生産も終わって しまっていますから、いま使っているディスクが壊れたらもう後がない状況で、 困っています。 そして3.5インチのドライブも、今、生産が終わろうとしているわけです。 「壊れたら後がない」の対象が、また増えてしまいそうです。 ドライブもメディアも、生産が減って値段が上がるのは仕方ありませんが、完全に 供給を止めるのではなく、細々と作り続けてほしいですね。 ------------------------------------------------------------------------ ● PC自作 PCを自作する場合、Windowsは「DSP版」(代理店版)を購入することが多いです。 DSP版は、正規の製品版よりずっと安く購入できますが、何らかのパーツとセット にすることが条件となります。 セットにできるパーツは、CPU、メモリ、ドライブ類、マザーボード、拡張ボード です。 このセットは、購入時だけの話ではなく、使用時も必須です。 例えば、DSP版Windowsを光学ドライブとセットで買った場合、別の光学ドライブに 取り替えたら、そのWindowsの使用権がなくなってしまいます。 あるいは、別のPCにそのWindowsを移して使いたい場合、その光学ドライブも新PCに 付け替えて、一緒に使わないと、ライセンス違反になります。 しかし、今のPC部品の進化は非常に早く、新規格も続々と出てくるため、最新の パーツを買っても、ものの1〜2年で新しいパーツがほしくなる場合もあります。 そんなとき、換えたいパーツとセットでWindowsを買ってしまっていたら、困り ますね。 そこで登場するのが、フロッピーディスクドライブです。 DVD-Rをはじめ、ギガバイト単位の記録領域をもつメディアが多数存在する中、 今さらフロッピーの新規格が登場する可能性はないでしょう。価格も非常に安く、 Windowsとセットで購入するのにはピッタリの条件です。 さらに、単純な仕組みの装置なので壊れにくく、最悪、壊れてしまっても大して 困らなかったりするのも、ありがたいところです。 簡単にフロッピーディスクドライブが入手できる今の状態が維持されるとよいの ですが……。 ※ 代替策として、内蔵型カードリーダとのセット販売という手もありますが、   店によってはダメな場合もあるようです。 ------------------------------------------------------------------------ 今回はここまでです。 お疲れ様でした! (あとがき) 我が家はここのところ、頂き物ラッシュです。 懸賞やモニターなどで、本や飲み物が、続々と家に届いています。 自分では買わないようなものも多くあり、世界が広がるようで、とても楽しいです。 ありがたい限りです。 先日も、単行本『「0円販促」を成功させる5つの法則』を送っていただきました。 なんと著者の米満氏から直々(!)の送本、しかもサイン入りです(笑) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495582917/msdos-22/ref=nosim/ 読みやすい文体に、具体例も豊富で、引き込まれるように、あっという間に読み 終えてしまいました。ところが、「あとがき」の最後の最後に、こんな一言が。 > ※本書は「読み物」ではありません。 > 今日から行動を起こすための「行動指示書」です。 これはやられました! 確かにビジネス書の類は、内容はよくても「ふーん」と納得して終わってしまう ことが多々ありますからね。私もこの一節を読んで、なんだか大事なことを読み 飛ばしているかもしれない、と、もう一度熟読する気になっているところです。 このメルマガも、「ふーん」だけで終わらず、何かのときに読み返していただける ような、中身の詰まったものにしていかないといけませんね。 そんないい刺激を受けた一冊でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ コメントをお待ちしています ------------------------------------------------------------------------ 皆さんからの感想・質問・要望をお待ちしています。 「こんなテーマを扱ってほしい」 「こんなことはできるの?」 「このへんが分かりにくかった」 「1回の分量を増やしてほしい/減らしてほしい」 など、気軽にお願いします。 tetrahedrane@yahoo.co.jp なお、いただいたコメントは、本マガジン上で引用する場合があります。 (メールアドレスやお名前は一切公開いたしません) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 感想・質問宛先 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 広告・メルマガ交換広告募集 当メルマガへの広告掲載や、メルマガ交換広告をご希望の方は、下記アドレスま でお願いします。 tetrahedrane@yahoo.co.jp ● 登録・解除・バックナンバー http://www.geocities.jp/tetrahedrane/column/dos/ http://www.mag2.com/m/0000106066.htm このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/ (c) 2003-2009 Chisato Hayahoshi