このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


町でひろった日本語(6)

 その2:再び迷子のアナウンスです。

「迷子さんのお知らせをいたします。黄色のシャツと黒のズボンをお召しになられた、3才ぐらいの○○ちゃんとおっしゃるお子様お預かりいたしております
 お連れ様は至急××売り場までお越し下さい」


 コメント


(1)「その1」よりは少々ましな言い方になっている。


(2)それでも、「お召しになられた」「おっしゃる」「お預かりいたしております」など、子供や客に媚びるようないやらしい日本語が使われている。


(3)どうして「お連れ様」なとどいう、あいまいな表現をするんだろう。


(4)これはこんなふうに言ったらどうだろうか。
迷子のお知らせをいたします。黄色のシャツと黒のズボンを身につけた、3才ぐらいの○○ちゃんというお子さん預かっております
 保護者の方は至急××売り場までおいで下さい。」


 または、
「迷子のお知らせをいたします。○○ちゃんという3才の男の子(女の子)を保護しています。保護者の方は至急迷子センターまでおいで下さい。」(名前が分かっているんだから、着ているものを告げる必要はない)


(5)ぞんざいなのも困るが、なんでも敬語を使えばいいというようなのも困る。  


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