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類推1から類推5までの模範解答、簡単な解説およびアドバイス
(1)まぎらわしい・類推1:答え4
「まぎらわしい漢字」の例として「塾・熟」「度・席」「血・皿」「語・話」「間・聞」の組み合わせが挙がっているので、容易に解答できるだろう。ほかにもまぎらわしい漢字の組み合わせがあったら、学生に言わせてみるのもいいだろう。
(2)皮切りに・類推2:答え3
「競技は100メートル競走を皮切りに、次が400メートル競走、800メートル競走と続き、私は五番目の八人一組のリレーに出場した」とある。1「終わりに」では「次が400メートル競走」の「次が」と話が矛盾するので、1は間違い。2「三番目に」については、もしこれが正しいとすると、四番目が「400メートル」、五番目が「800メートル」となり、本文の「五番目の八人一組のリレー」と話が矛盾する。また、4「見物して」は「学校の代表に選ばれて来た」のだから、常識的に考えて「見物して」はありえない。
(3)案の定・類推(3) 答え2
N.Kさんのような経験をしたことがありますか。そうです、油断は大敵です。
「油断」の英訳はcarelessnessとなっていますが、辞書にそう書いてあったのです。この「油断」という言葉は、説明が非常に難しいと思います。carelessnessはどちらかというと「不注意」という感じです。油断は不注意ではありません。正に「油断」(説明になっていない)、気のゆるみなんですが......
(4)振るわない・類推4:答え2
この問題のポイントは「営業社員は20名いますが、今では下から数えたほうが早いぐらいです」である。これは「営業成績が悪い」ということだ。1「元気がないです」も可能性はあるが、「仕事の成績」が話題になっているところに、「体の調子」について上司が聞くというのは、不自然である。
(5)納得がいかない・類推5:答え3
「山本一郎」さんが「Ichirou,Yamamoto」とサインをすることに対して、異議を唱えている、というのが全体の主旨である。そして、結論として、「日本人の名字と名前を反対にするやりかた」は「納得がいかない」と言っている。つまり、「Ichirou,Yamamoto」(日本人の名字と名前を反対にするやりかた)に異議を唱えている、となる。「異議を唱えている」は「反対だ」「認めない」と同義である。4「反対することができません」は論旨が逆になってしまう。1,2は論外である。
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