このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

中国(上海・蘇州・無錫)−14 北寺塔編

 北寺塔は、三国時代の呉の孫権が母親のために建てたものである。いきなり三国志の人物が登場してしまうところが、中国の奥の深いところだ。現在の建物は南宋の時代の1153年に大規模改修されたものだそうだ。それでも、日本で言えば鎌倉幕府成立より前である。高さは76メートルの9層の塔だが、参観者は7層目まで登ることができる。このような古い建物に平気で登れるのも有り難いところだ。

 北寺塔は蘇州の市街地にある。僕が入口に着いたのは17寺20分。閉門10分前という際どさであった。その後の入場者はいなかったので、僕は2002年9月6日の最後の北寺塔入場者ということになる。

北寺塔

北寺塔の根元にある仏像
彼の素性は不明であるが、福々しいお姿だ。

 レンタサイクルの移動で疲れ果てていたものの、力を振り絞って7層目まで登った。ちょうど夕暮れ時だったこともあり、いい景色だろうと思ったのだ。上の写真をご覧いただければ分かると思うが、手すりが付いているので、各層で塔の周りを歩くことができる。一気に7層目まで登って外に出た瞬間、息を飲んだ。

北寺塔から見た虎丘

 中心に見えるのは虎丘の雲岩寺塔である。5kmほど離れているはずだが、肉眼ではっきりと傾いているのが確認できた。写真では雲岩寺塔が小さくて分かりにくく、また蘇州の町並みが暗くなってしまったけれど、これが今回のベストフォトだ。旅行の醍醐味を存分に味わった瞬間である。



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