このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

1. 恐怖新聞  

 私立石堂中学校1年A組
鬼形礼少年の元に、ある日の夜中の十二時、新聞が届けられるとこらから物語は始まる。それは恐怖新聞といい、一日読む毎に寿命が百日縮まってしまうのだ。つまり、4日分届いた時点で4x100=400ということで、1年以上も早く死んでしまうことになる。恐ろしい。ここでは鬼形少年の元に合計何日分配達されたのか、数えてみたい。 

タイトル分類配達された部数
真夜中に奇怪な新聞が来た白の頁(霊の世界)
誰かが噛む赤の頁(怪奇の世界)
空に光る謎青の頁(宇宙の世界)
自分と自分白の頁(霊の世界)
真説四谷怪談黒の頁(伝説の世界)
山小屋の怪赤の頁(怪奇の世界)
ファラオの呪い黒の頁(伝説の世界)
百物語白の頁(霊の世界)
北極点の謎青の頁(宇宙の世界)
うらみの火が燃える白の頁(霊の世界)
黄金百枚黒の頁(伝説の世界)
不幸の手紙白の頁(霊の世界)2+1(中岡君)
生きていたモナリザ赤の頁(怪奇の世界)
笑う骸骨赤の頁(怪奇の世界)
悪魔のカード紫の頁(悪魔の世界)
名投手怪死赤の頁(怪奇の世界)
ピアノ白の頁(霊の世界)1
除霊白の頁(霊の世界)
奇妙な妹赤の頁(怪奇の世界)
背中がこわい黒の頁(伝説の世界)
円盤着陸青の頁(宇宙の世界)
ドラフトの星赤の頁(怪奇の世界)
ふとん赤の頁(怪奇の世界)
風呂赤の頁(怪奇の世界)
自転車赤の頁(怪奇の世界)
交霊会白の頁(霊の世界)
他人の顔白の頁(霊の世界)2+1(沢田さん)+1(高見さん)

恐怖新聞は序章+26話の合計27話である。その27話の中で、鬼形少年の元には46部の恐怖新聞が配達されている。ということは、鬼形少年の寿命はこれだけ縮んだことになる。

46 × 100日 ÷ 365日 = 
12年7ヶ月10日

最後、鬼形少年はどうなってしまうのか?それは言えない。気になる方はぜひ恐怖新聞をお買い求めください。

ちなみに、表の中で、タイトルが赤字で書かれている話はタイピングソフト「恐怖タイピング新聞」に採用されているものである。このソフトも絶品だ。非常に良く出来ている。ブラインドタッチを既にマスターした方でも十分楽しめる逸品である。こちらもぜひお買い求めください。



< 追記 >
2002年1月12日(土)
 日本テレビで「信ジラレナイ99連発」という衝撃映像を集めた番組を放送していた。その番組の中で座敷わらしの絵が取り上げられた。絵を見た瞬間に僕にはピンと来た。これはつのだじろう先生のイラストだ。この絵にいったいどんな信ジラレナイことが起きたのか?
 それは12年前のテレビ岩手の映像だ。この絵を額に飾っている旅館「 緑風荘 」は、座敷わらしが出ることで有名だ。つのだじろう先生は座敷わらしの絵を画用紙に描き、旅館のご主人に贈呈したのである。テレビ岩手がその絵を映して十秒くらい経ったろうか。絵の中の座敷わらしがまばたきをした。映像は繰り返された。何度見ても、まばたきをしている。スロー映像では、明らかに目をつぶっているコマが有った。現在の科学では説明できないという。
 僕は猛烈に感動した。つのだじろうの絵は現在の科学を超越しているのだ。「恐怖新聞」を、「うしろの百太郎」を描き続けた執念のようなものが、科学では説明できない事件を引き起こしたに違いない。この世を超越した存在が、座敷わらしの絵に宿ったのだ。
 座敷わらしに会った人のところには幸せが訪れるという。実際その旅館には、幸せなことが起きた御礼として、座敷わらしが喜ぶようなおもちゃや人形が多数届けられている。この番組を見た人に幸せなことが起きたとしたら、それはつのだじろうのおかげである。


 

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