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1. 恐怖新聞
私立石堂中学校1年A組鬼形礼少年の元に、ある日の夜中の十二時、新聞が届けられるとこらから物語は始まる。それは恐怖新聞といい、一日読む毎に寿命が百日縮まってしまうのだ。つまり、4日分届いた時点で4x100=400ということで、1年以上も早く死んでしまうことになる。恐ろしい。ここでは鬼形少年の元に合計何日分配達されたのか、数えてみたい。
タイトル 分類 配達された部数 真夜中に奇怪な新聞が来た 白の頁(霊の世界) 5 誰かが噛む 赤の頁(怪奇の世界) 1 空に光る謎 青の頁(宇宙の世界) 3 自分と自分 白の頁(霊の世界) 1 真説四谷怪談 黒の頁(伝説の世界) 1 山小屋の怪 赤の頁(怪奇の世界) 0 ファラオの呪い 黒の頁(伝説の世界) 1 百物語 白の頁(霊の世界) 1 北極点の謎 青の頁(宇宙の世界) 0 うらみの火が燃える 白の頁(霊の世界) 3 黄金百枚 黒の頁(伝説の世界) 2 不幸の手紙 白の頁(霊の世界) 2+1(中岡君) 生きていたモナリザ 赤の頁(怪奇の世界) 1 笑う骸骨 赤の頁(怪奇の世界) 1 悪魔のカード 紫の頁(悪魔の世界) 2 名投手怪死 赤の頁(怪奇の世界) 5 ピアノ 白の頁(霊の世界) 1 除霊 白の頁(霊の世界) 2 奇妙な妹 赤の頁(怪奇の世界) 3 背中がこわい 黒の頁(伝説の世界) 1 円盤着陸 青の頁(宇宙の世界) 1 ドラフトの星 赤の頁(怪奇の世界) 3 ふとん 赤の頁(怪奇の世界) 0 風呂 赤の頁(怪奇の世界) 1 自転車 赤の頁(怪奇の世界) 0 交霊会 白の頁(霊の世界) 3 他人の顔 白の頁(霊の世界) 2+1(沢田さん)+1(高見さん)
恐怖新聞は序章+26話の合計27話である。その27話の中で、鬼形少年の元には46部の恐怖新聞が配達されている。ということは、鬼形少年の寿命はこれだけ縮んだことになる。
46 × 100日 ÷ 365日 = 12年7ヶ月10日
最後、鬼形少年はどうなってしまうのか?それは言えない。気になる方はぜひ恐怖新聞をお買い求めください。
ちなみに、表の中で、タイトルが赤字で書かれている話はタイピングソフト「恐怖タイピング新聞」に採用されているものである。このソフトも絶品だ。非常に良く出来ている。ブラインドタッチを既にマスターした方でも十分楽しめる逸品である。こちらもぜひお買い求めください。
< 追記 >
2002年1月12日(土)
日本テレビで「信ジラレナイ99連発」という衝撃映像を集めた番組を放送していた。その番組の中で座敷わらしの絵が取り上げられた。絵を見た瞬間に僕にはピンと来た。これはつのだじろう先生のイラストだ。この絵にいったいどんな信ジラレナイことが起きたのか?
それは12年前のテレビ岩手の映像だ。この絵を額に飾っている旅館「 緑風荘 」は、座敷わらしが出ることで有名だ。つのだじろう先生は座敷わらしの絵を画用紙に描き、旅館のご主人に贈呈したのである。テレビ岩手がその絵を映して十秒くらい経ったろうか。絵の中の座敷わらしがまばたきをした。映像は繰り返された。何度見ても、まばたきをしている。スロー映像では、明らかに目をつぶっているコマが有った。現在の科学では説明できないという。
僕は猛烈に感動した。つのだじろうの絵は現在の科学を超越しているのだ。「恐怖新聞」を、「うしろの百太郎」を描き続けた執念のようなものが、科学では説明できない事件を引き起こしたに違いない。この世を超越した存在が、座敷わらしの絵に宿ったのだ。
座敷わらしに会った人のところには幸せが訪れるという。実際その旅館には、幸せなことが起きた御礼として、座敷わらしが喜ぶようなおもちゃや人形が多数届けられている。この番組を見た人に幸せなことが起きたとしたら、それはつのだじろうのおかげである。
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