このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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. メイドカフェに関する考察


 38歳にてさびしく一人暮らしをしている僕は、夕食は全て外食である。仕事から帰って自炊する気が起きないのだ。

 今日(2008年8月27日(水))、家のそばの中華料理屋に入ったところ、男3人、女1人の大学生グループの隣に通された。牛バラかけご飯を待っていたところ、隣のテーブルの声が聞こえてくる。

 話の中心は女子大生だ。女子大生はどうやらコスプレ好きらしい。今週末は、さいたまスーパーアリーナでアニメのイベントがあり、コスプレして見に行くとのこと。帰宅後に早速検索してみたところ、どうやら「Animelo Summer Live 2008 −Challenge−」というイベントが開催されるようだ(詳細は こちら )。

 さて、その女子大生は当然のことながらコスプレ好きの友達が多く、その中にはメイドカフェでバイトをしている子もいるそうだ。その女子大生がメイドの子達と一緒にコスプレについて話したりしている間に、究極のメイドキャラが有るということに気付いたという。

 究極のメイドキャラ。それは「ツンデレ妹系メイド」である。以下は女子大生の話をストーリー化したものだ。



 「お帰り。」

 店に入ると、かわいい年下のメイドが迎えてくれた。名前はミクちゃん。でも、ニコニコしてはいない。「お帰りなさい。」じゃなくて「お帰り。」のところを見ると、ちょっと機嫌が悪いみたいだ。

 「はい、メニュー。」

 ミクちゃんにメニューを渡された。やっぱり笑ってくれない。キモオタの客には冷たいのかな。そんなことを考えながら、メニューを見る。ただのアイスコーヒーだと、ミクちゃんにセコい客と思われるかもしれない。カップにガンダムが描かれていたりしたら、ホットコーヒーでもいいな。アムロはたぶんミルクをたっぷり入れるに違いない。シャアはどんなコーヒーが好きなんだろう。

 「ねぇ、早くして。」

 慌ててホットコーヒーを頼むと、ミクちゃんはありがとうも言わないでメニューを持って行ってしまった。どうしても僕は三次元の子とはうまく話せないんだ。コスプレをしている女の子なら、楽しく話が出来ると思ったのに。
 そんなことを考えていたら、トレーにコーヒーを載せたミクちゃんがやってきた。なんかモジモジしている。三次元の子もかわいいな。すると、ミクちゃんが初めてニッコリと笑ってくれた。

 「お兄ちゃん、さっきはごめんね。」

 僕は照れ隠しでホットコーヒーを飲んだ。顔が赤くなったのに気付かれちゃったかな。よし、次もミクちゃんを指名するぞ。



 今度取材に行ってきます。



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