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26. 一発屋
今朝(2001年3月27日)テレビを見ていたら、 円広志 の名曲「夢想花」がプレイステーション2のCMに使われていることを発見した。円広志のデビュー曲でもある「夢想花」は1978年に発売され、80万枚を超える売上枚数を記録した。第9回世界歌謡祭グランプリも受賞している。
俗に言う「一発屋」として揺るぎ無い地位を築いている円広志だが、僕は彼を一発屋と呼ぶのには承服できかねる。なぜなら彼自身のヒット曲は確かに「夢想花」一曲しかないが、彼は作曲家として「越冬つばめ」をヒットさせている。
僕の定義では、真の一発屋とは一曲だけヒットしたものの、その後ヒット曲に恵まれず、そのままひっそりと芸能界から消え去っていった者のことを指す。たまにテレビに出て来るときも、「あの人は今?」というような番組で捜索された場合などに限定されねばならない。バラエティ番組などに出演したり、俳優やタレントになったりしてはいけないのである。円広志は前者であり、清水健太郎「失恋レストラン」が後者である。 さとう宗幸 も仙八先生という俳優としての代表作がある。ちなみに「青葉城恋唄」は78年のヒット曲だ。
僕の定義に基づき、一発屋の年表を作成してみた。
1979 クリスタルキング 「大都会」 久保田早紀 「異邦人」 1980 もんた&ブラザーズ 「ダンシング・オールナイト」 1981 アラジン 「完全無欠のロックンローラー」 ザ・ヴィーナス 「キッスは目にして!」 堀江淳 「メモリーグラス」 シュガー 「ウェディング・ベル」 1982 一風堂 「スミレSeptember Love」 1983 H2O 「想い出がいっぱい」 1984 TOM CAT 「ふられ気分でRock’n Roll」 1985 小林明子 「恋におちて -Fall in love−」 1990 KAN 「愛は勝つ」 たま 「さよなら人類」 1991 大事MANブラザーズバンド 「それが大事」 1993 山根康弘 「Get Along Together」 1994 EAST END X YURI 「DA.YO.NE」
恐るべし、1981年。一発屋からはどうしても外せない4組が同じ年にヒットしていたとは。近藤真彦が「スニーカーブルース」でデビューした頃、彼らも一緒に「ザ・ベストテン」などに出ていたのだ。アラジンの高原兄は名古屋で番組を持っているらしいが、その事実を知っている人は限られると思うので、ここに採用した。
以下の曲は削除した。
1.カブキロックスの「お江戸−O☆EDO」はオリジナリティに欠ける。
2.渡辺徹の「 約束 」や松坂慶子の「愛の水中花」も捨て難いが、本職が俳優である。
3.ビューティー・ペア(マキ上田とジャッキー佐藤)の「駆け巡る青春」も捨て難いが、本職がプロレスラーである。
4.ジューシー・フルーツの「ジェニーはご機嫌斜め」も捨て難いが、ヒット曲と言い切れない。
ShaznaやT.M.Revolution、ル・クプルあたりも採用して不都合はないかと思われる。
今後、この表は随時更新していこうかと思っております。皆様のご意見をお待ちしております。
レコードジャケットは こちら。
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