このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
コルドバ山脈の南方、グアダルキビル川の右岸に位置し、 カンピーニャと呼ばれる大堆積平野に囲まれています。 イスラム王朝分家である西カリフ王朝の都があった歴史的都市、 ある哲学者が「逆さのバラの木」に例えたように美しい華が地中に埋もれており、 掘り出す意志があれはいくらでも魅力を見出すことのできる旧都です。 グアダルキビル川に架かる堅固なローマ橋はイスラム以前のローマ帝国時代に建造、 イスラム都市の核であるメスキータ(回教寺院)は歴代のカリフにより見事に増築され、 世界中から観光客を集めるコルドバの顔となっています。 1984年メスキータが、1994年に周辺一群の街並み・建造物が ユネスコ世界文化遺産 に登録。 | ||||
コルドバ主要観光スポット ( ★ 〜 ★★★ 印 は作者の個人的評価 ) | ||||
① メスキータ (回教寺院) ★★★ | ②花の小道 ★★ | |||
ミナレットと列柱 ★★★ | オレンジの中庭 ★ | 馬蹄形入り口アーチ ★ | 西側面入り口 | |
西カリフ王国の首都だったコルドバ、その拠点がメスキータ。やしの木林を連想させる列柱の見事な回教寺院です。写真は旧ミナレット(祈りの時を告げる塔)。キリスト教礼拝堂もユニークな見もの。 | 寺院内部と連続するオレンジの木の列、もともとは中庭が礼拝の場であったとのこと。日よけのテントを張ったのが初期の回教寺院。そのせいか天に伸びるキリスト教会とは異なり地面に広がる平屋造りです。 | 馬蹄形のアーチが横に並び、イスラム教徒が横列で入場できるようになっています。キリスト教会の縦列との対照が興味深い。森と砂漠の民の違いを象徴しているとのこと。 | 側面入り口もアラベスク文様で丁寧に装飾。偶像崇拝を禁止しているため人をかたどった彫刻や装飾は見られません。キリスト教ほど俗化していないともとれます。 | 戦略的防御目的の迷路と強烈な夏の太陽を避けるための小路、パティオ(中庭)につながり、自慢の鉢植えで美しく飾られています。 |
③ユダヤ人街 ★★ | ④アルカサル ★ | ⑤ローマ橋 ★★ | ⑥カラオーラの塔 ★ | |
スペインのどの古い街でもなぜかユダヤ人は一等地に居住。時の権力と密接につながるユダヤ人社会、その名残が伺えます。イスラムとキリスト教徒が対立するなか(国土回復運動)で活躍の場が提供されたようです。 | もとはイスラム王の居城兼要塞、砂漠の庭園の民にとって水と緑の植物が何よりの宝、庭園に広がる池と噴水が印象的です。 | 改修を繰り返してはいるもののローマ時代の橋が今も健在理屈ぬきに歴史の重みを体感できます。"偉大なる川" の意の "グアダルキビル川" はアンダルシア平野の大動脈、対岸は旧都を遠望できる絶好の写真スポットです。 | ローマ橋を挟んでコルドバの街を防御するための見張り塔。 | |
コルドバ市内観光推奨コース(所要一日・徒歩にて) ①メスキータ(回教寺院)→ ②花の小道→ ③ユダヤ人街→ ④アルカサル→ ⑤ローマ橋→ ⑥カラオーラの塔 ※参考 団体パッケージ・ツアーのコルドバ一般的市内観光コース(所要半日、徒歩) メスキータ→花の小道→ユダヤ人街 | ||||
<観光施設 入場時間> ※2006年11月に確認 メスキータ(回教寺院) 4月1日〜6月30日 10:00〜19:00 7月1日〜10月31日 / 3月1日〜31日10:00〜18:30 11月1日〜31日 / 2月1日〜28日 10:00〜17:30 12月1日〜1月31日10:00〜17:00 日曜・祝日9:00〜10:15 14:00〜19:00 1月1日、12月24日、25日、31日 10:00〜14:00 アルカサル 10:00〜14:00 17:30〜19:30 日曜・祝日:9:30〜14:30 閉館 1月1日 12月25日 カラオラの塔 5月1日から9月30日 10:00-14:00 16:30-20:30 10月1日から4月30日 10:00-18:00 <交通> コルドバ発着路線バス時刻表 国鉄(RENFE) | ||||
コルドバのホテル スペインのホテル | ||||
コルドバの地図(現地語)
<近郊の観光地> メディナ・アサアラ ★ (コルドバ西6キロメートル) アルモドバル城 ★ (コルドバ西約25キロメートル) | ||||
シニアが味わうスペインの旅 シニアのためのスペイン旅行計画 |
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