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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年10月6日(金曜日)

スペイン、カスティーリャ地方の旧都バリャドリッドで「ピンチョ」のコンクールが開催。

ピンチョとはバールで供されるお酒のおつまみのことですが、本来は串刺しだったもののよう、
スペイン語でピンチャール(刺す)からきている料理名です。
ちなみに、タパは容器のふたで、ここにのせてつまむのが「タパス」。
スペイン中のバールで、毎日莫大な量が食されています。

コンクールで優勝したのはサン・セバスチャンのレストラン・シェフだったとのこと。
手の込んだ料理はフランスに近いバスク地方が盛んなようです。

私、個人的には小魚フライなどの素材重視の料理が好きで、
地中海のそよ風の吹くテラスで食べれれば極楽です。

2006年10月5日(木曜日)

今日は汚職についてです。
TVEニュースでは、業務の透明性に比例して汚職が少なくなり、
スペインは比較的良い状態であると報じていました。

それでも都市開発、商工業の許認可権を有する役所の担当者が誘惑に負けてしまうことが多いようです。
カトリックの教えが浸透しているスペインですが、
金の絡む世界には高邁な隣人愛や正義は曲がった形でしか及ばないということでしょう。
聖書の「金持ちが天国に入るのはらくだが針の穴を通るより難しい」言葉が重く感じられます。

金の大好きなアメリカ人は透明性を高めて汚職、悪事に打ち勝とうとして懸命ですが、
いくら監視を強めても元の考えを変えない限り無駄なことで、
監視をくぐりける悪知恵に長けたエリートたちがいくらでも輩出しているではありませんか。
彼らにとってグローバリズムという言葉は「打ち出の小槌」で、
アメリカ国内では稼ぎきれなくなったので、世界中に怒涛のように進出しているように見えます。

これを止めようとしているのがEUですが、わが日本はどうなんでしょう。


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