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スペイン、今日の気まぐれ一言


2006年10月13日(金曜日)

コロンブスの遺体について、
スペインとドミニカ共和国がその正当性を争っているとのこと。

中世キリスト教世界では、
聖人遺物は何物にも替え難い宝物で常にその争奪戦が繰り返されてきたよう、
その名残りが現在でも残っているのでしょうか。

コロンブスは聖人に序されてはいませんが、スペインにとっては大恩人。
1492年、スペイン統一王国初代国王となったイザベル女王援助のもと、
新大陸に到達、以後スペインに莫大な富をもたらしたとのことです。

イザベルとコロンブスは大功労者となり、
前者はアルハンブラ宮殿のあるグラナダに、
後者は新大陸交易の拠点として大躍進したセビリアに、
それぞれの遺体が葬られています。

ということで、スペインにとってコロンブスのお墓は
観光促進にとっても非常に重要なものです。

2006年10月12日(木曜日)

先日、テレビでスペインの風車発電のことが取り上げられていました。

大西洋からの風を受け、
ヨーロッパで最も風車に適した場所とされているガリシア地方の話、
農業環境を保全し、かつ地元産業の振興に役立っているという様を報じたものです。

丘上の巨大なプロペラ群は壮大で大西洋に面した丘陵地帯の風景にぴったりでした。
自然を損なわず、エネルギー問題を解消しようする試みは20数年前から計画的に遂行、
それがようやく花開き始めたとのことです。

自然を尊重する経済活動に関しては、
日本よりスペインの方がずっと先進国かなという気がします。

そういえば、もう一つ風車群地帯があり、
北のガリシアに対し南のアンダルシア・カディス県です。
ガリシアと同じくスペインの西側に位置にし大西洋の風をうける丘陵、
ジブラルタル海峡越しにアフリカ大陸が目前に望める場所です。

これらに対し、旧来の粉引き風車はスペイン中央部ラ・マンチャ地方などにあり、
広大なメセタ高原の風景にアクセントを与えているのは周知のこと。
あのドン・キホーテが敵の巨人と錯覚し突進していった風車です。

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