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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年10月24日(火曜日)

毎年実施される「スペイン人の食生活に関する報告」が報道されていました。

外食や調理済み食品の利用が増えている反面、食事の質は向上。
かつては生活に余裕のある人だけがおいしさを追求していましたが、
近年は他の生活費を削ってでもおいしいものを求める傾向にあるそうです。

質についてはワイン、オリーブの原産地証明にこだわり、
調理済み食品は、パック入りのピザ、ファバーダなどが人気だそうです。

ちなみに、旅先の軽食に缶入り「ファバーダ」をよく食しましたが、
最近は透明パック入りになり軽量化されているよう。
旅行用電気ポットで暖めらられますので一度お試しください。
大きないんげん豆とチョリソの煮込みで、アストゥリア地方の名産です。

主要食品のスペイン人一人当たリの年間消費量は
野菜と果物が150キロ、魚28キロ、肉52キロ、卵150個、
また、4500万本の生ハムが生産、そのうち4分の1は輸出にあてられているそうです。
生ハムとは豚のももをそのまま塩漬け乾燥させたもので、
スペイン中のバールの天井からぶら下げている、あの大きな肉のかたまり。

よく食べて飲み、おしゃべり好きのスペイン人ですが、
食材の値段は驚くほど安く、
オレンジやぶどうは大げさに言えば、日本とは一桁数字が違うようにさえ思われます。
地中海の恵みを活かした生産でコストがかからないのでしょうか。

2006年10月23日(月曜日)

昨日につづき、今日もスペインの天気について。

マドリッド滞在時の休日、郊外の友人宅をよく訪問しましたが、
最初の日の列車待ちの田舎駅での体験が鮮烈でした。

人気のないプラットホームの周囲は、
はるか遠くにグレドス山脈が遠望できるだけ、
雪景色もなく花も咲いていない時期でした。

にもかかわらず、心が洗われるような爽快さを感じたのはなぜなのか、
スペイン滞在が長くなるにつれ気づくようになったのは
空気の透明感によるものだということです。

スペイン人が休日には
新鮮な空気を吸いに行く (Tomar el aire freco)という表現をしますが、
乾燥した空気は汗をべとつかせず肌に心地よいことはもちろん、
空を真っ青に見せ、花の色はより鮮やかで、遠くの山はくっきり浮かび上がります。

青い空という表現で象徴される状態です。


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