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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年10月25日(水曜日)

スペインの住宅ローン借換え規制法が施行、
手数料が厳しく制限されるよう。

スペイン人は生活基盤となる食と住には惜しみなくお金を使い、
それを政府がしっかり保護するという構図の一例。

古い話ですが、悪名高き独裁者フランコ将軍の時代にすでに、
しっかりした住宅政策が施され、
同年代の人たちは大いに恩恵を受けているとのことです。

平均的な都市住民なら山か海に別荘をもつというのが普通で、
週末、または年間合計一ヶ月のバカンスには家族ぐるみで別荘に出かけ、
自然環境に恵まれた地でゆっくり過ごしすというものです。

EU加盟後、市場原理により住宅価格が高騰してしまい、
若者の手が届かなくなる時期がありましたが、
それをどう克服したのか、
近年は投資目的の住宅、特に海岸のリゾート・アパートが大人気だそうです。

フランコ時代とは様子が若干異なりますが、
経済成長のためではなく、国民が充実した住宅生活がおくれるよう
政府がしっかり手助けしているように思われます。

ちなみに余談ですが、
スペイン観光の目玉となっているパラドールは
フランコ将軍時代に当時廃墟となっていたお城や修道院を
観光政策の柱として整備したものです。


2006年10月24日(火曜日)

毎年実施される「スペイン人の食生活に関する報告」が報道されていました。

外食や調理済み食品の利用が増えている反面、食事の質は向上。
かつては生活に余裕のある人だけがおいしさを追求していましたが、
近年は他の生活費を削ってでもおいしいものを求める傾向にあるそうです。

質についてはワイン、オリーブの原産地証明にこだわり、
調理済み食品は、パック入りのピザ、ファバーダなどが人気だそうです。

ちなみに、旅先の軽食に缶入り「ファバーダ」をよく食しましたが、
最近は透明パック入りになり軽量化されているよう。
旅行用電気ポットで暖めらられますので一度お試しください。
大きないんげん豆とチョリソの煮込みで、アストゥリア地方の名産です。

主要食品のスペイン人一人当たリの年間消費量は
野菜と果物が150キロ、魚28キロ、肉52キロ、卵150個、
また、4500万本の生ハムが生産、そのうち4分の1は輸出にあてられているそうです。
生ハムとは豚のももをそのまま塩漬け乾燥させたもので、
スペイン中のバールの天井からぶら下げている、あの大きな肉のかたまり。

よく食べて飲み、おしゃべり好きのスペイン人ですが、
食材の値段は驚くほど安く、
オレンジやぶどうは大げさに言えば、日本とは一桁数字が違うようにさえ思われます。
地中海の恵みを活かした生産でコストがかからないのでしょうか。
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