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スペイン、今日の気まぐれ一言 2006年10月28日(土曜日) スペインでは今晩から明日にかけて冬時間に移行。 時計を1時間遅らせなければなりません。 しばらくの間、街角の時計のうち そのいくつかは夏時間のまま放置されていることでしょう。 外国人観光客は戸惑ってしまいます。 物事に厳密なドイツ人はよく苦情を言っていたようでしたが、 当のスペイン人は「嫌ならスペインに来なければよい」であっさり片付けます。 時計調整に現れるスペイン人気質は氷山の一角、 私もスペイン人のルーズさに腹をたてることが多々ありました。 しかし、環境が変わると価値観も変化、 3年近くもスペインに滞在すると、 ルーズさはおおらかさと受け取れるようになり、その心地よさに魅了。 つまり、日本社会への復帰が困難になっていたということで、 復帰した今は、苦労しています。 しかし、ビバ・エスパーニャ(スペイン万歳) !! です。 2006年10月25日(水曜日) スペインの住宅ローン借換え規制法が施行、 手数料が厳しく制限されるよう。 スペイン人は生活基盤となる食と住には惜しみなくお金を使い、 それを政府がしっかり保護するという構図の一例。 古い話ですが、悪名高き独裁者フランコ将軍の時代にすでに、 しっかりした住宅政策が施され、 同年代の人たちは大いに恩恵を受けているとのことです。 平均的な都市住民なら山か海に別荘をもつというのが普通で、 週末、または年間合計一ヶ月のバカンスには家族ぐるみで別荘に出かけ、 自然環境に恵まれた地でゆっくり過ごしすというものです。 EU加盟後、市場原理により住宅価格が高騰してしまい、 若者の手が届かなくなる時期がありましたが、 それをどう克服したのか、 近年は投資目的の住宅、特に海岸のリゾート・アパートが大人気だそうです。 フランコ時代とは様子が若干異なりますが、 経済成長のためではなく、国民が充実した住宅生活がおくれるよう 政府がしっかり手助けしているように思われます。 ちなみに余談ですが、 スペイン観光の目玉となっているパラドールは フランコ将軍時代に当時廃墟となっていたお城や修道院を 観光政策の柱として整備したものです。 |
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