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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年10月30日(月曜日)

スペインの緯度は首都マドリッドで日本の青森県あたり、
冬の夜が長く感じられました。

真冬には、
通勤時間になっても夜が明けず真っ暗、
氷点下のもと路線バスを足踏みしながら待ったものです。

ようやくやって来るバスは3台連なり、行き先表示は同じ路線番号、
運転手たちはとこかのバールで休憩、
時刻表は頭にはなく、同じ時間に揃って仕事開始というのが日常事。

バス停では、
遅れてくることには誰も文句を言わず、
ようやく来てくれたことにみんなで拍手するスペイン人でした。

冬は夜が長く厳しいけど、
なんとなくほほ笑ましい日々でした。

2006年10月28日(土曜日)

スペインでは今晩から明日にかけて冬時間に移行。
時計を1時間遅らせなければなりません。

しばらくの間、街角の時計のうち
そのいくつかは夏時間のまま放置されていることでしょう。

外国人観光客は戸惑ってしまいます。
物事に厳密なドイツ人はよく苦情を言っていたようでしたが、
当のスペイン人は「嫌ならスペインに来なければよい」であっさり片付けます。

時計調整に現れるスペイン人気質は氷山の一角、
私もスペイン人のルーズさに腹をたてることが多々ありました。

しかし、環境が変わると価値観も変化、
3年近くもスペインに滞在すると、
ルーズさはおおらかさと受け取れるようになり、その心地よさに魅了。

つまり、日本社会への復帰が困難になっていたということで、
復帰した今は、苦労しています。

しかし、ビバ・エスパーニャ(スペイン万歳) !! です。

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