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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年年11月5日(日曜日)

今日は3連休最後の日、
スペインの飛び石連休のことが思い出されます。

公式の休日が飛び石になると、
職場の責任者の意志で連休にしてもよいという
法律または条例のようなものがありました。
このような休日をプエンテ(橋)と呼び、
一ヶ月の有給休暇の一部と相殺するものです。

一ヶ月のバカンス、公式休日、プエンテ、残業なしの完全週休二日制、
年中休みばかりで、働く暇などなかったように記憶します。

スペイにに滞在していたバブルの頃、
日本の企業戦士と自分のいるスペインの会社を比較してみるに、
到底競争にならず、日本人は優秀なのだと自負していました。

しかし、生活を比べるとスペインの方が圧倒的に豊かさを実感、
日本の生活をうらやむスペイン人は皆無で、
日本人観光客からはスペインの生活をうらやむ声をよく耳にしました。

日本人の仕事に無駄が多いような気がしてなりません。

2006年年11月4日(土曜日)

貸し出し中だった「エルチェの貴婦人像」がマドリッド考古学博物館に帰館したとのこと。
古代地中海彫刻の傑作とされ、アルタミラ洞窟壁画と並ぶスペインの至宝です。

エルチェはバレンシア地方アリカンテの南西にある小さな町、
キリスト教神秘劇と世界遺産登録の椰子園で知れています。

周辺はブランカ海岸とよばれ、
アリカンテ、ベニドルムなどの大小多数ののリゾート地を有し、
デニアからはマヨルカ島へのフェリーが運行される、
避寒リゾート地としての穴場です。

貴婦人の胸像は紀元前四世紀頃のものと推定、
キリスト教信仰以前の地母神信仰時代にあたり、
ミロのヴィーナスなどの女神像に相当するもの。

作品の価値はともかく、
作製された地は広い土地から先史イベロ人により選ばれた一等地、
当時とは気候が変わったとはいえ、
その名残が数多く残された地域です。

そういえば、アルタミラ洞窟もすばらしく快適そうな場所にありました。

健康維持への執着が目に付くようになってきました。


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