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スペイン、今日の気まぐれ一言

2006年年12月27日(水曜日)

世界遺産登録のコルドバ回教寺院は本来はイスラム寺院、
13世紀にキリスト教徒によってコルドバが奪回されて以来、
キリスト教会として利用されてきています。

中央部分だけをキリスト教祭壇と合唱隊席を設けたものですが、
建物の大部分はあくまでもイスラム寺院です。

ミヒラブと呼ばれるメッカに向けられた礼拝室の装飾は見事で、
歴史的にも非常に重要な役割を果たしてきた場所のはずです。

このような由緒ある場所でお祈りがしたいと願うのはイスラム教徒なら当然でしょう。
アルモドバル・デル・リオというコルドバ近郊の小さな村のイスラム系住民が
キリスト教会に何度も嘆願しましたが、
一部の声は認めるべきとするものの、結果としてはことごとく断られています。

それでもあきらめられず、今度はローマ法王に嘆願したとのことです。
イスラム寺院でキリスト教徒が礼拝しているのに、
その反対はなぜ許されないのか、合理的な説明がつかないでしょう。

どういう理屈で断っているのか、興味津々です。

2006年年12月22日(金曜日)

スペイン国会下院で四捨五入禁止法とも呼ばれる消費者保護法が可決。
(TVE国際ニュース報)

電話や駐車料金を四捨五入しないで、細かい単位で算出しようというもので、
電話は秒単位、駐車は分単位になるとのこと。

日本もこれぐらい消費者を保護してくれると、
政府に対する信頼感も増すのではないでしょうか。

ちなみに、電話といえばずいぶん昔の話ですが、
バルセローナのランブラス通り沿いのとある小さなホテルでのこと。
初めてのスペイン訪問で、到着の報告をホテルから日本に国際電話したところ、
異常なぐらい高額な料金を請求されました。

スペイン国民に対しては政府がしっかり保護してくれていますが、
外国人観光客は自己防衛が必要のよう。

以来、ホテルへは電話するもので、
ホテルからはかけるものでないことは肝に銘じています。

どのような小さなものでも、
サービスを利用する場合は必ず料金を確かめること。
靴一足磨いてもらうにもです。

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