スペインの交通　路線バス

鉄道より低額でサービス路線網も充実しています。

鉄道網がマドリッド起点の放射状であるのに対し、
路線バス網は各地方間・各県間を網の目状に接続しています。

多数の中小バス会社が運行しルールがまちまちでしたが、
最近は一元化がすすんでおり、インターネット予約も可能になりつつあります。

路線バス乗車時の注意　

　荷物
大きな荷物はバス車体の腹部に保管、下車の時自分で引き取ります。
中小サイズでもバッグ類は一切、車内持ち込み禁止の地方バス会社もありますので、
大事なものは小さくまとめて常に手元において置けるようにしてください。
　座席
中長距離バスの座席は基本的に指定席です。
座席の表示は常識で判断ができますが、バス会社によってその方法がまちまち、
わからなかったら早めに人に聞くことです。
降車場所
乗車時、運転手に降車場所を告げておくと、到着時に声をかけてくれます。
運行便
大都市間の運行本数は充実していますが、
田舎町への路線バスは原則として観光客対象ではなく、
地元住民の通勤・通学の足として運行されています。
１日一便で早朝に村を出発、夕刻に帰着し、休日にはサービスがないという路線が多くみられます。
バス会社への問い合わせ
電話ででの直接問い合わせは通常、英語は通ぜず、
ある程度の事情を把握していないと相手にしてもらえないことが多いので要注意です。
車両・設備・ターミナル
バスは最新式の車両も多く、運賃の安いわりには総じて快適。
但し、ターミナルは町の中心地にあり、マドリッド、セビリア、グラナダなどの
大都市を除いては薄汚れていることが多く、いろいろな面で国鉄とは対象的なようです。

路線バス乗車券の購入

　購入場所
大都市のバスターミナルでは窓口購入、
田舎は乗車時に運転手から購入することが多くなります。
ネット予約も可能になってきていますが、
スペイン国外発行のクレジットカードはその使用が認められない場合もあるとのことです。
予約
概ね予約なしで乗車できますが、路線・時期によっては不可の場合の生じます。
不案内の路線に関しては予約を入れておくのが無難ですが、
クリスマスと聖週間以外はさほど神経質にならなくともよいかと思われます。