スペイン旅行のための郷土料理

中部地方

カスティーリャ・ラ・マンチャ地方

ドン・キホ−テの里として有名で赤茶けた地肌をむきだしにした荒野が延々と続く地方です。伝統的には農作物の生産は貧弱で、狩猟や牧畜で食材を補ってきたようです。トレドのうずら蒸し(Perdiz estofada ペルディス・エストファダ)はスペインを代表する狩猟料理といえます。クエンカではサラホス(zarajos) と呼ばれる羊のかまど焼きがあるとのこと。 シウダレアルではパンくず(Migas ミガス)がスープなどに入れられ食されます。また、ガチャス(Gachas)という小麦粉をミルクでどろどろに煮こんだもの、ピストと呼ばれるピーマン、なす、トマトなどの混ぜて炒め物(Pisto Manchego ピスト・マンチェーゴ)もビタミン補給に重要です。トレド名物のお菓子であるマサパン(Mazapan)はアーモンドのお菓子で、宗教色の濃いトレドならではの修道女たちが内職で作っていたものだそうです。

スペイン旅行のための食事

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