このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

スペイン旅行のための郷土料理

 南部地方

アンダルシア地方

 イベリア半島最南部の平野であるカンピーニャ、地中海とイベリア半島との障壁をなすベティカ山系、東西に帯状に走る太陽海岸からなり、それぞれに特有の料理が親しまれれてれいます。

 カンピーニャでは地味な田舎料理が支配的で子羊のシチュー煮 (Caldereta de Cordero カルデレタ・デル・コルデロ)、アスパラゴスの煮物(Revueltos de esparragos レブエルトス・デ・エスパラゴス)、きのこの煮込み(Guisos de Setas)などが代表です。

世界的に知られるのは酷暑の炎天下で働く農場労働者たちから生まれた冷たい野菜スープであるガスパーチョ(Gazpacho)で、トマト、タマネギ、ピーマン、にんにくなどを混ぜたミキサージュースのようにして飲みます。 セビリアはタパス(Tapas)の地で、これはスペインのどこのバールに行っても必ず作り置きされている料理で、注文に応じて小口に分けられます。これをタパ(Tapa)というふたに乗せて供したので、その複数形であるタパスと呼ばれるものです。ちなみに小口のことをスペイン語でラシオン(Racion)といい、注文の時に必ず使われる言葉です。

 ベティカ山系ではシェラネバダ山脈のアルプハラスでは生ハム(Jamon ハモン)、腸詰類(Embutidos エンブティードス)が盛んに作られています。山麓のハエン県では一面にオリーブ畑が広がり壮大ですが、スペインで最も良質のオリーブ油(Aceite de Oliva アセイテ・デ・オリバ)が産出される地でもあります。

 太陽海岸ではフリトゥーラ(Fritura)と呼ばれる小魚やイカのフライが絶品です。 底の浅いフライパンに高熱で熱したオリーブオイルにさまざまの小魚を同時に入れて揚げるのかおいしくするコツだそうです。

スペイン旅行のための食事

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