このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

目からウロコのカメラ講座               目次へもどる
写真は足で撮る
 真はどこで撮るしょ ?  目で撮るクサ、いんにゃ頭やろう。手タイ手クサ、指でシャッター押すやろうもん。
 写真は足で撮りまっしょう。

 足の親指でシャッター押せていうとやなかと、身体ば惜しまんで動き廻んなさい・・ていうこと。

 駅長が蒸気機関車ば撮りよった昔、「格好良か雪のSL写真撮るためには、寒むか線路際でふるえて待っとかな、家の炬燵に入っとったっちゃ撮れん」ていうことば自然と教えられた。

   

 寒さに凍えながら、薄ぐらいうちから待っとかな、雪の一番列車は撮れん

 理的にも当たり前のことで、こればっかりは、その場におらなどうにもならん。冬の朝、まぁーだみんな寝とう頃から起きて、時には3時間もかけて撮影場所に到着、一番列車の来るとば待った。

 高い場所から撮りたいて思うたら、崖も登って行かないかん。それば惜しみよったら、それこそ「突っ立ち写真」しかとれんもんねぇ。


















 くじゅう平治岳のミヤマキリシマは、往復5時間かけて登っていかんと撮れまっせん


 スナップ写真でも、撮す相手ば「もうちょっと左、もうちょっと、あそこそこ」て指図して動かしよる人ば見かけるバッテン、自分がちょこっと、どっちかに動けばすむこったいね。こげぇーん無精じゃ良か写真の撮れる筈はなかろうモン。

 観光ツアーでも、バスから降ろされたところでばっかり撮らんで、時間のある限り、ちょっとそこらば歩き回ってんしゃい。「おーっ」ていうごたあ景色が待っとることの多かよ。
 おいてけぼり食らわんごたあ、用心しとかないかんバッテンねぇ。

 ほんのちょつと場所やら、角度ば変えただけで全然感じの違う景色が撮れることは多うかもんタイ。
 それから、ときどき自分が来た方ば、振り返って見ることを忘れんごとしときんしゃい。後に広がっとう良か景色ば見落とすことのあるけんね。

 
 テーマば見つけるとでも、自分の足で歩き回って、始めていろんなシーンにでっくわすとタイ。
 犬でさえ歩けば、棒に当たるっちゃケン、人間が、しかもその気で見て歩けば、なんなと材料が転がっとっちゃなかろうか。

 マンサクていう花、知っとお ?。1000m以上の山で咲くケン、山に登っていかな見れん。上品な黄色で、花びらが「鉋くず」のごとチリチリしとって面白か。


「くじゅうの春はマンサクから」ても云われ、くじゅうでは春一番に咲き出す花ちゅうこといなっとうとタイ。
 去年くじゅうで見つけきらんで、霧島の大浪池まで探しに行ったが、これも見つけきらず、後で背振山に登ったら、鬼ケ鼻の付近に、それも大群落があった。




 
直方・鷹取山の「虎の尾桜」 くじゅうに春を告げる「まんさく」は背振山にもあった



 「なぁーんや、こげなとこに咲いとったっタイ、遠かとこまで探しに行って馬鹿こいたねぇ」て笑うたこっちゃった。

 こげなふうに、対象ば決めつけて撮しに行くとも面白か。

 情報はインターネットでいくらでも取れる時代たいね。

 とにかく骨惜しみせんこっちゃね。歩けば健康にもよかし、今年の春は、有名な桜ばっかり「九州桜巡礼」と洒落てみんね。

 「虎尾桜」「源平桜」「明星桜」「姫しだれ桜」・・・・有名な桜のいっくらでも、ありますバイ。
 秋には、イチョウの大木・古木もきれいか題材でよかよ。

 POINT わざわざ出かけんでも、常にカメラば持っとったら、いつどこでも撮すチャンスがある

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