このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

目からウロコのカメラ講座               目次へもどる
下手の鉄砲撃ってもタダ
 めてデジタルカメラの出た時ゃあ「これが使いもんになるもんかい」て思うたバッテン、どうしてどうして、いまじゃあ、フイルムカメラば凌ぐ勢いやねぇ。技術の進歩ちゃあおそろしか。

 駅長が始めて買うたデジタルは、15万画素やったが、いまじゃあ650万画素なんていうとのあって、印刷原稿にも、デジタルがどんどん使われる時代になってしもうた。
 
 そのデジタルのよさは、なんちゅうたっちゃ、プロもアマも問わず、撮った「結果がすぐみれる」

 フイルムカメラやったら、カメラ屋さんに持ち込んで、現像・プリントして貰うて始めて「よかったかどうか」の結果が分かっとったとい。こらあすごか。

 しかも、まあだ、よかことのあるよ。
「駄目かたぁ捨てればよか」ていうこっタイ。

 プリントしてから「こらあつまらん」ちゅうて捨てるとは、金のかかっとるケン勿体なかバッテン、デジカメならデータば消すだけ。

 消しさえすれば、また何回でも使える、これはフイルムカメラには出来んことやもん。

 憶えておきまっしょう「一回きりの人生は消せんけど、デジカメは何回でも消せる」

 こらぁ考えて見りゃあ、習字の練習ばするとい、読んだあとの新聞紙ば、使うとといっしょで、プリント代ば心配せんで、どがしこでも、練習できるちゅうこっちゃろう。

 こげな良かことのあるもんかい。

 折角デジカメ買うとってクサ、上手い、ならんちゅうとがおかしかろうもん。

 外国い行くけんちゅうて、デジカメば買うてクサ、何枚かしか、練習せんで行った友達がおった。
 帰ってきて「カメラに慣れんケン、良か写真なあいっちょん撮れんやった」て云うた。
 
 こげなたぁ、バカチンていうとタイ。行く前にいっくらでも、タダで練習出来たといねぇ。

 なしか写真ちゅうとは、撮ったらプリントするとい、金のかかるちゅう、先入観念のあってクサ、それが邪魔しとるとやろう。デジカメ買うたら、頭もデジタルに切り換えな。

 よか写真ば、撮ろうて思うたら、まずそのための道具(カメラ)ば、徹底的い自分のもんにせないかん。
 自分のもんちゅうとぁ、所有権のことば云いよっちゃなかと、自分の身体の一部になるぐらい、
手の内に入れてしまわな、いかんていう意味バイ。分かる ?

 カメラば構えてから、シャッター押すまで、なぁーも考えんで、勝手に身体が動く。そこまでカメラば使い込んどかな「絵づくり」に集中でけんとよ。

 安ぁすかカメラでも、自分の思うとおりぃ、動くカメラのほうが、どげな高価なカメラより、写り具合のよか。どげん高機能でも、使いこなさんやったら、一銭がともなかじゃなかね。

 
 走行中の列車から慈恩の滝。電線が入って失敗。  撮そうとした途端、急に女性が入ってきて失敗


 そこまで行くには、何万枚でもシャツターば切ってみるこっタイ。タダと思えば気は軽かろうもん。タンスになおし込んどるとは、ゲノゲッツー(一番悪かていうこと)。
 上手かぶって1枚しかシャツター切らんたぁ、まあだ頭がデジタルになっとらん証拠。

 考えんもせんで、やりっぱなし、じゃいかんバッテン、試行錯誤しながら撮りよれば、すぐによか写真の撮れるごとなるクサ。
 
 
「下手の鉄砲、数撃ちゃ当たる」ちゅうとは、何発も撃ちよりゃあ、そのうちの1発ぐらい当たるクサ、て云うことよりもバイ、「何度も練習しよれば、百発百中で当たるごとなる」ていう意味タイ。

 頭で分かっとっても、実際に何回もやっとかな、イザちゅう時い身体は動かん。スポーツでも云うやろう「練習ででけんで試合ででけるか」て。

 デジタルは練習するとい、いっちょも金のかからん、よか鉄砲やなかね。 



















  シャッターが 0. ? 秒遅れて、大事なSLのナンバープレートが花で隠れてしもうた。


 
POINT 上達の秘訣「撮っては捨て、撮っては捨て」

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