このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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心ゆがめば絵もゆがむ |
書は人を表す。おんなじごと、写真は人を表す。この写真はあなたしか撮れない写真。 こげなこと云いだしたら「えずーなって」クサ、誰も写真ば撮りきらんごとなりゃせんかねぇ。 バッテン、だらくさかモンなあ、だらくさか写真しか撮れんし、几帳面なモンなあ隅々まで気の行き届いたキッチリした写真しか撮れん。おかしなもんタイ。 例えば水平線と垂直線。 書家は一本の線で、その人の実力が分かるゲナ。駅長が子供の頃、習いに行きよった習字の先生からは「心がゆがんどうケン、真っ直ぐな線が引けんっタイ」ておごられよった。 写真も、水平線と垂直線がどう写っとるかば見ただけで、だらくさモンか几帳面な人かが分かる。勿論、水平線は水平に、垂直線は真っ直ぐに写っとっほうが気持ちのよかクサ。
垂直線がいちばんゆがむとは、標準またはワイドレンズで、カメラを水平じゃのうて、上または下にアオッて撮るとき。(アオルとは傾けること) これも、ワイド系レンズのクセで、倒れ込みをなくして撮るためには「蛇腹式」のカメラが必要となる。建築写真なんかは、そんな特殊なカメラば使うとおケン、建物が直角にそろうた写真が撮れる。 |
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