このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 試してガッテン Photshop 講座      目次へもどる
光と色のお勉強
 よか真の条件として、色は二の次、三の次て云うたバッテン、近頃はカラー写真でなからな写真じゃなかごとなってねえ、フジフイルムば儲けさせてばっかりタイ。

 同じ写真で苦労するなら、色気のなか白黒(モノクロ=モノクローム)より、色気のあるほうで苦労した方がよかに決まっとる。

 ところで、なし色が見えるか知っとお ? 色が見える条件が3つあってねぇ、

 ひとつめは「光があること」 こらあ当たり前たいねえ、真っ暗すみじゃあ、なあーも見えんタイ。
 バッテン、たったひとつ真っ暗すみでも色の見えることのあるとよ。柱に頭ばぶっつけるやろう。そしたらクサ、頭ん中い、赤やら青やらの火花がチラチラッて見える。ーーー馬鹿こきない。

 ふたつめは「光ば捕まえる目があること」 座頭市は目が見えんでも人ば斬りよったバッテンねえ、こらあ、映画だけのすらごとタイ。
 
 正確に云うと、目ん玉の奥にある網膜ていう細胞が、物の形やら、明暗・色ば捕まえる機能ばもっとるけんバイ。

 みっつめは、「脳ていうコンピュータがあること」 目が捕まえた信号が、視神経ば通って脳に行ったとき、脳が信号ば解析して「あっ、あそこにあるとは、木の葉っぱ、色は緑」て感じるよる訳よ。

 まず光から見ていこうか。

 「光」ちゃなんな ?  「光」ちゃ電波の一部分タイて云うたら、ビックリするやろう。正確には電磁波でいうと。
 宇宙やら地球上には、いろんな電波が飛び回りよるとやけど、光もテレビの電波・エックス線・交通取り締まりのレーダーやらの仲間タイ。

 ちょっと聞きますバッテン、なんで電波が見えるとですな ?

 電波ていうくらいやケン、電波は波打ってくるったいね。その波の山から山までの長さば波長ていうとはしっとろうもん。人間の目がクサ、その波長の中の、長さで云うたら、短い方が400ナノメーター(むつかしかケン 10000分の4ミリ)
、長いほうの端が 700ナノメーターで(10000分の7ミリ)。ここの間の電波だけば捕まえきるとタイ。

 空ば飛んできよるテレビの電波が見えたらよかとバッテンねえ、それは見えんと。だからアンテナで引っかけてクサ、受像器で人間の目に見えるゴト波長ば変換しよるっタイ。これがテレビ。




 見える電波、400nm〜700nmのことば、可視光線ていうてクサ、これがいわゆる「光」ていうと。



 400nm〜700nmまでの可視光線が、ぜーんぶいっぺんに目に入ったら白。「白色光」

 400nm〜5
00nmだけやったら「青」
 500nm〜600nmだけなら「緑」
 600nm〜700nmやったら「赤」に見えると
 そしてこの青・緑・赤ば「光の三原色」て云うとタイ。




 三原色がふたあつ目にはいったら、どうなるやろうか。上の図で分かるゴト、400nm〜600nmまでやったら「藍」 英語でシアンて云う。

 500nm〜700nmまでなら「黄」 400nm〜500nmまでと600nm〜700nmまでが、いっしょやったら「紅」 英語でマゼンタて云うとバイ。

 だから言い換えると「すべての色は、白い光の中にある」ことになるっちゃねえ。

 ちょっと頭の痛うなったろうけど、これがカラーのABCのAやケン、これが分かっとらなデジカメもへったくれもなかと。

 
注・nmはナノメーター。長さの単位で1,000,000分の1mmのこと。
   1ミクロンは1000分の1mmやケン、そのまた1,000分の1。
   
どんくらいの長さか例えようのなかバイ。人間の目ん玉は凄か。
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