このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 試してガッテン Photshop 講座      目次へもどる
色気ば出そう
 体的な濃いさの調整に慣れたところで、次は色の調整に入っていきまっしょう。

 その前にもういっぺん3原色の関係ば整理しときます。"
光の3原色"がRGBで、デジカメはこれで色ば記録しとる。

 プリンターで印刷するときは、光でするわけじゃなかケン、RGBば"
色の3原色"CMYに変換しよるとタイ。

 日本語の色名で云えば、光の方は
 R=Red=赤(あか)、 G=Green=緑(みどり)、 B=Blue=青(あお)
            
 色の方は、C=Cyan=藍(あい)
      M=Mazenta=紅(べに)
      Y=Yellow=黄(黄)





 もっとも、印刷でもプリンターでもいっしょバッテン、色の3原色に墨ば加えて4色のインキば使うごとなっとる。これはシャドウの締まりば出すためと、文字が黒やケン。

 ついでに色の読み方ばバッテン、黄は、きいろとは読まずただ「き」。それから黒は印刷の専門家は黒は云わず墨(すみ)て云うけん覚えといて。黄色てやら云いよったら、色の道では素人て馬鹿にさるるバイ。

 そして、この二つの原色の関係はこげんなっとうと
   藍ー赤
   紅ー緑
   黄ー青

 で、この関係ば「補色の関係」て云うてクサ、光で足せば白になり、インキで刷り重ねれば黒になるていうことになっとると。

 そやケン、色補正の場合も、レッドチャンネルでは
の増減
      グリーンチャンネルでは
の増減
      ブルーチャンネルでは
の増減ば調整するとて覚えといちゃんしゃ。

 あっそうそう、もうひとつ、色の素人は赤いうたら、いわゆる赤い色はなんでも赤で、青ていうたら青か色はひっくるめて青て思うとんしゃるバッテン、デジタルカラー写真でもしてもうかいていうとなら、
   
青と藍は全然違う。
  
赤と紅は違う。
 
ていうことは、しっかり区別しといてバイ。

 さあ、それではレッドチャンネルの調整からしてみよう。
 実際には、赤味が足りんから増やしたり、逆に赤がカブッとるから取り除いたりするときに使う。

 操作は、修正する画像ば開いといて、濃いさば調整した時と同じメニューバーの
画像調整から「レベル補正」ショートカットはCont+Lば使う。

 濃いさの調整には「RGBチャンネル」ば使うたけど、色別に濃淡の調整ばするときには、RGBの右横の▼マークば押してみる。

 ベローンと窓が開いたらレッドば選べばよか。これで下の図のようになるから、▼のつまみば左右に動かして、絵柄の中でどう利きよるか確認しながら作業が出来る。

 以下、グリーン、ブルーのチャンネルでそれぞれ調整すれば80点やったものが100点の作品になる。現像所にまかせんで、自分で出来るていうところが、デジタル写真の撮した後の楽しみタイ。むかしの森永キャラメルジャなかバッテン、一粒で二度おいしい。

 整理しときますバイ。

 赤と藍の増減はレッドチャンネル
 緑と紅の増減はグリーンチャンネル
 青と黄の増減はブルーチャンネルですバイ





 WEBで使うとなら、RGBそのままやから、画面で見たとおりじゃが、最終的にプリンター出力するとなら、修正結果ばプリントに出してみて、思うた通りになっとるかどうか確かめとくこと。

 もし、モニターとプリントが無茶苦茶に違うようやったら、お互いば調整しとかないかん。色ば扱うていうことは、モニターとプリンターの色が合うとるていう前提でなりたっとるっちゃケン、ここが狂うとったら調整もなんも、基準が定まらんじゃなかね。

 モニターとプリントではRGB--CMYの関係で、色の見え方が違うとが当たり前。そこば調整するとがカラーマッチングていう、またややこしか技術バッテン、いまのコンピュータは、だいたい自動的に近づくよう設定されとるはずやケン、そう大きゅうは違うてこんやろう。

  しかし、全くいっしょにはならんケン、その違い(クセ)ば知っとってクサ、調整の時加減してやれば、100点のもんがさらに120点に仕上がるていう訳タイ。そこまで色の道ば究めれば、もうブロ級よ。

目次へもどる

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください