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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

あんた"がえ"にくらぶりゃあ、うちん"がた"なんか掘っ建て小屋たい
よそん "
がた" のことばそげぇーん詮索してどげんするや

がえ
がた

住んでいる家や家庭のこと
久ぶりぃ寄ったっちゃが"かかさん"な、おんしゃあ ?かかさん家内

お方様がなまった、江戸落語ならかかぁのところを博多では敬ってさんづけにした

箱崎の漁師さんが "かきぼう" ば持ってきちゃんなさったが、あんたんとこは食わんな
うんにゃ、うちぁよか、ノロウイルスのこわかもん

かきぼう牡蛎

イタホガキ科の二枚貝、海中の岩や杭に付着する、肉は旨い
宮城・広島が主産地

暑かけんてぼけーっとしとったら余計暑かろうが、山笠でも"舁い"てシャキッとしたかねぇ

かく担ぐ

ふたり以上で物を担ぐ、駕籠かきから

うろん屋のかろ(角)い、得たいの知れんとが、二三人"かごう"どった

かごむしゃがむ

かぁごめ、かごめ籠の中の・・・から

猫ばからかいよったらくさ 手ば "かじられ" てしもうたかじるひっかくかきむしる

まぁだ姉ぇちゃんも帰ってきて食うとやけん、御飯ば "かすくって"しもうたらいかんよ

かすくるさらえる

容器の底から空にすること、昔はおひつかすくったら出世せんと云われた

あんたが "かたる" たあよかばってん、簡単なもんじゃあなかばい
始めお前が、鬼ばするなら "
かたしちゃー" ぜ

かたる仲間に入れる

参加する時は"かたる" 参加させる時は"かたす"

こげんいっぱいあるとやけん、"かつがつ" 片付けよらな日の暮れてしまうばいかつがつ次々に順番に手際良く処理すること
便所の掃除は、俺ばっかりさせんで "かったりごぅし" にしょうや

かったりごし

かわりばんこ

交代でする

試合の日と友達の結婚式と "がっつりおうて"くさ、どげんもこげんもしようのなかと

がっつりあう重なる

重なるより、もつとぶっつかる感じ

待ってんやい、隣ぃ行って醤油ば一寸 "かってこう"かってくる借りて来る

共通語の買ってくると間違いやすい

勉強したつもりやったばってん、通信簿の点の悪かったけん "がっぱり" こいた

がっぱりがっかり期待を裏切られた失望感の表現
お前ぁえらぁい "かつれ" とうごたぁるねぇ、飯ぁ食うとらんとや?かつれひもじいガツガツして飢えている状態

小遣い銭のなかけん飴ば百円 "がと"やらんね
そげん"しゃっちむっち"せんでちゃ、自分で出来る "
がと" しとればよかたい

がとほど、だけ量の限度を示す

とうとう、赤字は全部俺が "ばちかぶらな" いかんごと、なってしもうた

かぶる弁償するしくじった損失を負担する
"かべちょろ" は蚊やら小虫ば食うとやけん殺したらいかんとぜぇかべちょろやもりトカゲ科の爬虫類、壁虎とも書く

博多の "がめに" は健康食、ばってん、にわとりの入っとらな"がめに"じゃなか

がめに煮しめ

正月あけの台所に残る余り物を、なんもなんもがめ込んで煮たから
おきゅうとと並んで博多の代表料理になった

ひとりで儲けば "がめこみ" よったら、ろくなこたぁなかぜがめる独占する

盗む、奪うに近いが少し違う
貯め込むの要素が入る、共通語ではちょろまかすの意もある

激辛ちゃあ言うもんの、こらぁまたとつっけものう "からか" ねぇからか辛い辛いより辛かのほうが"からか"

そげんあたしばっかり "からかい" んしゃんな、ひっとしたらあたしぃ気のあると?

からかうおちょくる

同じ馬鹿にするでも、からかうのほうがその相手の気を引こうとしている

今月目標踏み外しとうたぁお前だけて、社長から"がられたぁ"来月ぁ頑張らないかん

がらるる怒られる

"おごられる" からきているが、叱られてきまり悪そうな感じがある

郵便局の前ば過ぎたら"かろ"にローソンのあろうが、そこから曲がってんやい三軒目たい

かろ"ど" が完璧になまっている

"かんかん" ばきれいにしてもろうてよかねぇ、どっか連れてってもらうとね

かんかん髪の毛子供に対して使う幼児語

てんてらやぁすう "かんかん" ば道端ぃ捨てやんな、自動販売機の横ぃちゃーんと捨てる箱のあろうが

かんかん空缶のほうがぴったりくる
給料日前やけん "がんがらがん" たい、百円しか持っとらんがんがらがん空っ尻

空のブリキ缶を叩けばこんな音がする、なかに物が詰まっていればしない

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味
そげなこたぁ、あんちゃんが詳しかけん、うちぃ "ききぃき"ききぃき

聞きにおいで

"聞きぃ来" がつまった、長崎には、すーすーすー(風がすーすーする)がある

先生のあんたんがたい家庭訪問に "きござる" げなばいきござる来つつあるこちらに向かっている
あの犬ぁ "ぎち" ぃ顔ばこすりつけて、なんしようとかいなぎち

地面、三和土

赤土に石灰をまぜて固めた土間、コンクリートでは感じが出ない

"きさぁん" そげなことこきよったら、くらぁさるぅぞきさぁん貴様!

昔は目上の人に対する敬語だったが、同僚・部下に対する呼び方に変わった
喧嘩の時はののしり言葉

年の暮れはだいだい"きぜわしか"て分かっとるばってん、今年はとくにひどか

きぜわしか煩いに近い

いろいろなことが輻湊していて、頭が休まらない状態

市長のくせい、あいつもそこまで "きちゃない" ことばするたぁ思わんやったやねぇ

きちゃない汚い

汚いよりこっちの方が本当にに
きちゃない

風邪引いとって運動不足やけん、一寸走っても"きつか"やねぇ
うちもやおいかんばってん、あんたの会社も"
きつか"ごたるねぇ

きつい

疲れる、疲れた

疲れは通り越して、"きつい"はもうダウン寸前

さぁついてこんね、公園に "ぎっこんばったん" ばしに行こう

ぎっこんばったん

シーソー英語ではSeesaw
看板は "きな" がやっぱぁ一番目立つちゃなかやきな黄色

共通語の場合、通常は"き"だが、きな粉などとも使う

放生会に行ったら "ぎなん" ば炒りよう匂いのたまらんやったぎなん

ぎんなん(銀杏)

いちょうの種、黄色で多少臭みがある

この "きびしょ" はなんか後引きするごとなって注ぎにっかきびしょ急須

茶だし、むかし中国では酒のかんをつけた

しっかり "きびっ" とかな、走りよって紐のほどけてんやい、落としでもしたら、おおごとするぜ

きびる結ぶ、縛る

結ぶより多分強い、赤い糸も結ぶではなく"きびれ"ば簡単に別れることもなかろう

すっぺった、こっぺった云うとらんで、なんかなし"きやい"きやい来い

お願いではなく、強制日か井誘い

火ば燃やしたあとは、ちゃーんと "きやし" てきたやきやす消す

博多んもんな、消すといっても消したような気がしない

そんくらいなこたぁ "きやすか" こったい
あん人とはなしか "
きやあすう" しゃべられるっちゃん

きやすい

かんたん、気さく

ふたつの意味は前後で判断する
朝から "ぎょうらしか" 人の駆けこうできんしゃったぎょうらしかたいそうな

おおぎょうに騒ぎ立てること、またはその人

そげんいつも "きょそきょそ" しよったら、警察から疑わるーぞ

きょそきょそ

きょろきょろ

そわそわして落ち着かない状態
そんなら今から今月分の会費ば "きらして" もらいまっしょうきる集める会費など等をみんなから徴収する

ほうらよう見とけよ、こげなこと"しきる"や、"しきらん"めーもん
なぁも"
しきらん"くせい相変わらず"あごたん"ばっかりゃぁ達者やねぇ

きる〜できる

能力があるかないか、動詞には全部付く、走りきる、飛びきる、歩ききる、英語ならCan

あの金ば返さんならお前とも、もうこれ"ぎり"ばいぎり限り、切り

もうこれまでと云う限界、区切り、歌舞伎の大喜利から来ている

喧嘩して家に居りにっかとなら、うちぃいっとき "きときんしゃい"きんしゃい

いらっしゃい

おうぎょうなご招待ではなく、気安く一寸おいで程度

ほらほら、税務署さんの調べに "きんしゃった" ばい

きんしゃった

来られました

なかには招かざる客もある

お陰さんで忙しゅうてくさ、ここんとこ毎日 "ぎんだりまい" しとりますったい

ぎんだりまい

てんてこまい

一時も静止する間の無い大忙しの状態

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

仕事ば探しようとばってん、なかなか "ぐあいよう" いかん
ツキもあったろうばってん、あの話は"
ぐあいよう"いったやねぇ

ぐあいよう都合よく

物事は思った以上に運んだり運ばなかったりする、

庭のうしろの崖が "くえとる" けん、用心してつかぁさいやくえる崩れる

古語"崩ゆ"から。博多弁は高尚かと

それで "くさ"、あの "くさ"、今日 "くさ"、だからなんやってくさ

特に意味はない

強いて言うなら"ですよ"
そげん鼻くそば人前で"くじりやんな"みたむなかたいくじるいじる

触るほど軽くはなく、えぐるほど強くはない、その中間

ほら、またあいつが、なんだかんだ言うて "くぜり" よろうがぐぜるぐずぐず言う

人の云うことを素直に聞かない、横車を押すほうにも理屈はあるんだが

仕事のなかけんちゅうて家ん中ばっかり"くすぼうどって"どげんするや

くすぼる煙る

火がよく燃えずに煙ばかり立つこと、転じて表に出ず隠棲するの意

ちぃーと雨の降ったぐらいでガケの"くずるる"ごたあ所い、なんで家ば建てるかいね
始めからどうも"
くずるう"ごたぁ話やった、縁のなか縁談たい

くずるる壊れる

物が壊れたときだけではなく、計画や縁談などが思うようにいかない場合にも使う

おんなしことばいつまんでも "ぐだぐだ" 云いやんなぐだぐだくどくどいつまでもしつこい状態
久ぁしぶりぃ畑仕事ばしたら "くたぶれたぁ"くたぶれた疲れた

くたびれる、草臥れる、疲れて草に臥すことからきている

ふたぁりで飲み"ぐっちょう"しょうか、負けた方が払うとばいぐっちょう競争、競う

力や早さを比べること、能力を競う

掃除機ぃけつまづいてくさ、足ば"くねった"ごたったい、まさか折れとらんやろうね

くねる

ゆがむ、くじく

くねくね曲がっているから
早う薪ば "くべな" 風呂のぬるうなりようばいくべる入れる火に追加して燃えるものを入れる
えーもう "ぐらぐらこいた"、明日から会社にゃ行かんけんねぐらぐらこくむかつく、頭にくる

頭の中がぐらぐら揺れるほど怒る、激怒

俺ばなめよったら "こっくらす" ぞ、よかやくらす叩く、殴る

標準語の"暮らす"とは似てもにつかない

いんけちせんごと、よう "くって" から配らなばいくる繰るカードなどを

よかべべによだれ "くったら" いかんけん、あてしゃんば掛けてやっとかんね

くる垂らすよだれなどを流す
一寸ミスったぐらいで"くるぶいて"ばかりおりやんな、男は胸ば張って上ば向いとかなくるぶくうつむく

"""ぶく""は伏せるの古語、下を向くこと"

うちぃ来てんやい、そらぁもう空気はよかぜぇ、"ぐるり" ぐるっと田んぼやもん

ぐるり

周囲、まわり

特に博多弁とは限らない

普段なぁ"くんだりむいとお"くせぇ、選挙ちゅうたらぺこぺこしよる、誰が投票するもんかい

くんだりむく

威張り返る

上座に居て"下り向く"から、見下ろすの意

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味
今からみんなでお前んがたい"飲み"行こうて云いよったい、よかや〜に

古語"故"が濁音に転じた、理由・目的を表す

"げいしょもかなわん"くせぃ、図体ばっかり大きゅうなってくさ、困りますったい"

げいしょもかなわん

柄になく

手腕・力量もないのにの意、発音は甲斐性から来ている

あのおばさんなぁ、金ぁ持っとんなぁばってん、着とんなぁもんな、なんか "げさっか" ねぇ

げさっか品がない

下作からきている、下品、上品の反対

男ならくさ、どーんと落ちついとってんやい、いつも"けそけそ"しよったら、人間のちいそう見られるぜ

けそけそ

きょろきょろ

落ち着かない様子、誰かに懸想している態度から

えー"けたくその悪か"あさから犬いほえられたと思うたら、定期券ば落としてしもうた

けたくそのわるか

縁起が悪い博多弁では運のことをマンと云う

あそこの親父ぁ "けちんぼう" たい、出すもんなぁ舌出すともいやげなけん

けちんぼうしみったれ

ケチには縁起が悪いという意味もあるが、けちんぼうにはない

隣のおいさんなぁ"けっこうじん"やけん、うちで少々騒いでもおごらるぅこたぁなか

けっこうじん

おひとよし

なにがあっても「けっこう、けっこう」

ひとが折角世話焼いちゃりようとい、あの"げどうされ"ぁなんば考えとうかお礼のひとつも云わん

げどうされ

どうしようもないやつ

外道は仏教を信じない者、悪者扱いされている

営業の部長とあの女は、どうもここんとこでけとるてばい
ゆうべも中州ば手つないで歩きよった "
げな"

げな〜らしい確信はないが推測した言い回し
古語の"げに・・・"からきとる
この注文な "けわしか" とげな、残業してでもなんとかせなけわしい

急ぐ、急いでいる

山が険しいとは使い分ける
ほうら云わんこっちゃなか、あたしが云う通りぃせん"けん"たいけん〜だから古語"けに"の撥音

そげーん "けんけん" 言わんでもよかろうもん、もちーとやさしゅう言うちゃってんやい

けんけん

とげとげしい

遊びのケンケンとは別

あん畜生ちゅうたら、俺に借金のあるくせい夫婦で"けんたい"のごと遊うで回りよう

けんたい無遠慮

あたかもそれが当然のように、全然気を使わない

しっかり働いた"げんたい"給料も上げてやるばってん、悪か事でもした"げんたい"即首ぃするばい

げんたい

もしもそうなら

〜なら〜、原因と結果の関係を仏教では因果という

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味
常務てはいうばっかりで、なぁーもしきらんくせぃ "こうかっとる"こうかる威張る

手柄・地位・功績を自慢しての態度が博多っ子には気にいらない

あの人ぁなんさしても"こうしゃ"やけん、俺たちぁどげんしてもかなわんばい

こうしゃ知恵者

巧者から来ている、知恵ばかりではなく器用な人にも使う

ついうっかりして焦がしたもんやけん、鍋の底い "こうばりついて" しもた

こうばりつく

へばりつくしっかりとこびりついている状態
言い値で買う馬鹿がおるもんかい、もうちょっと "こぎって" こなこぎる値切る

小切る、本来は小さく切ることから

何回言うたら分かるとや、たいがいしとかな "こっくらす" ぞこっくらすぶんなぐる

殺すほど殴るのではなく、一寸制裁を加える程度、教育的実力行使

せっかくよかとこまでいっとったとい、つきの逃げて"こっけんころりん"たい

こっけんころりん

一文無し、パー失敗して振り出しにもどる
念入りぃようと "こさい" でんやい、取れんことがあるもんかこさぐ削りとる

スクレッパなどではげたペンキを落とす感じ

弁の立つもんやけん、ひとつ云やぁ十倍も云い返されてくさ"ごづらにっか"ちゅうたらありゃあせん

こずらにっか憎々しい

つらは顔、嫌で嫌で顔も見たくない

銀行がぜん(銭)貸さんちゅうもんやけん、さすがの俺もとうとう"こしうった"やねえ

こしうつ挫折する

人間足腰が大事、腰打つたらたまらない

この頃よう"こずき"よるが、肺のどげんかあるっちゃなかとや、結核は早期治療ばい
"
こずかれた"くらいでめそめそ泣いて帰って来るな、"こずかれ"たら"こずき"返してやれ

こずく咳をするいじめにも使う、こずき回す

あーの"こすたれ"ばばぁがくさ、一銭もまけてくれんやったばい

こすたれけち

けちだけではなく、悪賢くずるい、軽いけちは"こすたん"

あんたにだけばい、"こそーっと" 教えちゃっとくけんねこそーとこっそりと

大きな声では云わない、おおっぴらにしない

顔はどうでも "ごたい" 満足に産んでもろうて、なんの不足があるやごたい身体

体を構成する部位、皮・肉・骨・脈・筋で五体

あのサークル、この会て、なんにでも "ごっかぶり" のごと足ば突っ込んどんなあ

ごっかぶりごきぶり

御器齧り(ごきかじり)がなまった、あぶらむし、昔はあくた虫とも云った

喧嘩して石ば "こっつけられて" くさ、前歯のおしょれてしもうたこっつけるぶっつける石などを投げ付ける

あそこのおばさんなぁ "こってうし" じゃもんね、どんずわって動きなれん

こってうし

少々のことでは動かない人間

思いどおりにさっと動いてくれないイラダチがこもる

見ちゃってんやい、時期外れの台風から屋根瓦ば "こっぱがされ" てしもうた

こっぱがす

壊す、壊れる

ただ壊すのではなく派手に壊す感じ

さば虫にやられたとのおってくさ、俺もこの頃 "ごまさば" ば控えとうと

ごまさば鯖の刺身

ごまと醤油に味醂をからめた酒の肴/茶漬けにもする

銀行の開いたら "こまめ" てきときやい、きょうは小銭のいるけんこまめる

小銭に替える

小さいことを博多弁では"こまい"という

みーんなえらか人ばっかしやったけん"こみやられて"しもうて、なぁーも云えんやった

こみやるそっちのけ

隅の方に押しやられて無視された状態

"こやつ" が横着こいてすんまっせん、またからせんごとよう言うときますけん"

こやつこいつ卑しめて云う、此奴

あげんヒチャガチャ云われて、ようお前やあ"こらえた"ねぇ、俺ならこっくらしとうぜ

こらゆるがまんする

苦痛や欲求、涙・怒り・寒さ暑さなどに耐えること

山笠の時ぁ家も店もひとりでせないかんけん"ごりょんさん" なおおごとねぇ

ごりょんさん

商家の奥さん

御料(寮)さん、貴人またはその子女の尊敬語から来ている

久しぶりぃ宝満山に登ったらくさ、足の "こわって" おうじょうこいとるやねぇ

こわるこる

共通語には幾つかの意味があるけど、博多弁のこわるは筋肉に限る

今から放生会に行くとばい、あんたも "こん?"
ふーん"
こん?"とぉ、つきあいの悪か人ねぇ

こん?来ない?

のイントネーションがむずかしい、上がり気味なら誘いの気持ち
下げるとなぜ来ないのかとただす意味になる

この"こんこん"なあ旨かねぇ、そうやろう早良の大根ばあたしが漬けたとやもん

こんこんたくわん香の物、お香々の撥音
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