このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
か | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
あんた"がえ"にくらぶりゃあ、うちん"がた"なんか掘っ建て小屋たい | がえ | 家 | 住んでいる家や家庭のこと |
久ぶりぃ寄ったっちゃが"かかさん"な、おんしゃあ ? | かかさん | 家内 | お方様がなまった、江戸落語ならかかぁのところを博多では敬ってさんづけにした |
箱崎の漁師さんが "かきぼう" ば持ってきちゃんなさったが、あんたんとこは食わんな | かきぼう | 牡蛎 | イタホガキ科の二枚貝、海中の岩や杭に付着する、肉は旨い |
暑かけんてぼけーっとしとったら余計暑かろうが、山笠でも"舁い"てシャキッとしたかねぇ | かく | 担ぐ | ふたり以上で物を担ぐ、駕籠かきから |
うろん屋のかろ(角)い、得たいの知れんとが、二三人"かごう"どった | かごむ | しゃがむ | かぁごめ、かごめ籠の中の・・・から |
猫ばからかいよったらくさ 手ば "かじられ" てしもうた | かじる | ひっかく | かきむしる |
まぁだ姉ぇちゃんも帰ってきて食うとやけん、御飯ば "かすくって"しもうたらいかんよ | かすくる | さらえる | 容器の底から空にすること、昔はおひつかすくったら出世せんと云われた |
あんたが "かたる" たあよかばってん、簡単なもんじゃあなかばい | かたる | 仲間に入れる | 参加する時は"かたる" 参加させる時は"かたす" |
こげんいっぱいあるとやけん、"かつがつ" 片付けよらな日の暮れてしまうばい | かつがつ | 次々に | 順番に手際良く処理すること |
便所の掃除は、俺ばっかりさせんで "かったりごぅし" にしょうや | かったりごし | かわりばんこ | 交代でする |
試合の日と友達の結婚式と "がっつりおうて"くさ、どげんもこげんもしようのなかと | がっつりあう | 重なる | 重なるより、もつとぶっつかる感じ |
待ってんやい、隣ぃ行って醤油ば一寸 "かってこう" | かってくる | 借りて来る | 共通語の買ってくると間違いやすい |
勉強したつもりやったばってん、通信簿の点の悪かったけん "がっぱり" こいた | がっぱり | がっかり | 期待を裏切られた失望感の表現 |
お前ぁえらぁい "かつれ" とうごたぁるねぇ、飯ぁ食うとらんとや? | かつれ | ひもじい | ガツガツして飢えている状態 |
小遣い銭のなかけん飴ば百円 "がと"やらんね | がと | ほど、だけ | 量の限度を示す |
とうとう、赤字は全部俺が "ばちかぶらな" いかんごと、なってしもうた | かぶる | 弁償する | しくじった損失を負担する |
"かべちょろ" は蚊やら小虫ば食うとやけん殺したらいかんとぜぇ | かべちょろ | やもり | トカゲ科の爬虫類、壁虎とも書く |
博多の "がめに" は健康食、ばってん、にわとりの入っとらな"がめに"じゃなか | がめに | 煮しめ | 正月あけの台所に残る余り物を、なんもなんもがめ込んで煮たから |
ひとりで儲けば "がめこみ" よったら、ろくなこたぁなかぜ | がめる | 独占する | 盗む、奪うに近いが少し違う |
激辛ちゃあ言うもんの、こらぁまたとつっけものう "からか" ねぇ | からか | 辛い | 辛いより辛かのほうが"からか" |
そげんあたしばっかり "からかい" んしゃんな、ひっとしたらあたしぃ気のあると? | からかう | おちょくる | 同じ馬鹿にするでも、からかうのほうがその相手の気を引こうとしている |
今月目標踏み外しとうたぁお前だけて、社長から"がられたぁ"来月ぁ頑張らないかん | がらるる | 怒られる | "おごられる" からきているが、叱られてきまり悪そうな感じがある |
郵便局の前ば過ぎたら"かろ"にローソンのあろうが、そこから曲がってんやい三軒目たい | かろ | 角 | "ど" が完璧になまっている |
"かんかん" ばきれいにしてもろうてよかねぇ、どっか連れてってもらうとね | かんかん | 髪の毛 | 子供に対して使う幼児語 |
てんてらやぁすう "かんかん" ば道端ぃ捨てやんな、自動販売機の横ぃちゃーんと捨てる箱のあろうが | かんかん | 缶 | 空缶のほうがぴったりくる |
給料日前やけん "がんがらがん" たい、百円しか持っとらん | がんがらがん | 空っ尻 | 空のブリキ缶を叩けばこんな音がする、なかに物が詰まっていればしない |
博多弁目次へ | 待合室へ |
き | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
そげなこたぁ、あんちゃんが詳しかけん、うちぃ "ききぃき" | ききぃき | 聞きにおいで | "聞きぃ来" がつまった、長崎には、すーすーすー(風がすーすーする)がある |
先生のあんたんがたい家庭訪問に "きござる" げなばい | きござる | 来つつある | こちらに向かっている |
あの犬ぁ "ぎち" ぃ顔ばこすりつけて、なんしようとかいな | ぎち | 地面、三和土 | 赤土に石灰をまぜて固めた土間、コンクリートでは感じが出ない |
"きさぁん" そげなことこきよったら、くらぁさるぅぞ | きさぁん | 貴様! | 昔は目上の人に対する敬語だったが、同僚・部下に対する呼び方に変わった |
年の暮れはだいだい"きぜわしか"て分かっとるばってん、今年はとくにひどか | きぜわしか | 煩いに近い | いろいろなことが輻湊していて、頭が休まらない状態 |
市長のくせい、あいつもそこまで "きちゃない" ことばするたぁ思わんやったやねぇ | きちゃない | 汚い | 汚いよりこっちの方が本当にに |
風邪引いとって運動不足やけん、一寸走っても"きつか"やねぇ | きつい | 疲れる、疲れた | 疲れは通り越して、"きつい"はもうダウン寸前 |
さぁついてこんね、公園に "ぎっこんばったん" ばしに行こう | ぎっこんばったん | シーソー | 英語ではSeesaw |
看板は "きな" がやっぱぁ一番目立つちゃなかや | きな | 黄色 | 共通語の場合、通常は"き"だが、きな粉などとも使う |
放生会に行ったら "ぎなん" ば炒りよう匂いのたまらんやった | ぎなん | ぎんなん(銀杏) | いちょうの種、黄色で多少臭みがある |
この "きびしょ" はなんか後引きするごとなって注ぎにっか | きびしょ | 急須 | 茶だし、むかし中国では酒のかんをつけた |
しっかり "きびっ" とかな、走りよって紐のほどけてんやい、落としでもしたら、おおごとするぜ | きびる | 結ぶ、縛る | 結ぶより多分強い、赤い糸も結ぶではなく"きびれ"ば簡単に別れることもなかろう |
すっぺった、こっぺった云うとらんで、なんかなし"きやい" | きやい | 来い | お願いではなく、強制日か井誘い |
火ば燃やしたあとは、ちゃーんと "きやし" てきたや | きやす | 消す | 博多んもんな、消すといっても消したような気がしない |
そんくらいなこたぁ "きやすか" こったい | きやすい | かんたん、気さく | ふたつの意味は前後で判断する |
朝から "ぎょうらしか" 人の駆けこうできんしゃった | ぎょうらしか | たいそうな | おおぎょうに騒ぎ立てること、またはその人 |
そげんいつも "きょそきょそ" しよったら、警察から疑わるーぞ | きょそきょそ | きょろきょろ | そわそわして落ち着かない状態 |
そんなら今から今月分の会費ば "きらして" もらいまっしょう | きる | 集める | 会費など等をみんなから徴収する |
ほうらよう見とけよ、こげなこと"しきる"や、"しきらん"めーもん | きる | 〜できる | 能力があるかないか、動詞には全部付く、走りきる、飛びきる、歩ききる、英語ならCan |
あの金ば返さんならお前とも、もうこれ"ぎり"ばい | ぎり | 限り、切り | もうこれまでと云う限界、区切り、歌舞伎の大喜利から来ている |
喧嘩して家に居りにっかとなら、うちぃいっとき "きときんしゃい" | きんしゃい | いらっしゃい | おうぎょうなご招待ではなく、気安く一寸おいで程度 |
ほらほら、税務署さんの調べに "きんしゃった" ばい | きんしゃった | 来られました | なかには招かざる客もある |
お陰さんで忙しゅうてくさ、ここんとこ毎日 "ぎんだりまい" しとりますったい | ぎんだりまい | てんてこまい | 一時も静止する間の無い大忙しの状態 |
博多弁目次へ | 待合室へ |
く | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
仕事ば探しようとばってん、なかなか "ぐあいよう" いかん | ぐあいよう | 都合よく | 物事は思った以上に運んだり運ばなかったりする、 |
庭のうしろの崖が "くえとる" けん、用心してつかぁさいや | くえる | 崩れる | 古語"崩ゆ"から。博多弁は高尚かと |
それで "くさ"、あの "くさ"、今日 "くさ"、だからなんやって | くさ | 特に意味はない | 強いて言うなら"ですよ" |
そげん鼻くそば人前で"くじりやんな"みたむなかたい | くじる | いじる | 触るほど軽くはなく、えぐるほど強くはない、その中間 |
ほら、またあいつが、なんだかんだ言うて "くぜり" よろうが | ぐぜる | ぐずぐず言う | 人の云うことを素直に聞かない、横車を押すほうにも理屈はあるんだが |
仕事のなかけんちゅうて家ん中ばっかり"くすぼうどって"どげんするや | くすぼる | 煙る | 火がよく燃えずに煙ばかり立つこと、転じて表に出ず隠棲するの意 |
ちぃーと雨の降ったぐらいでガケの"くずるる"ごたあ所い、なんで家ば建てるかいね | くずるる | 壊れる | 物が壊れたときだけではなく、計画や縁談などが思うようにいかない場合にも使う |
おんなしことばいつまんでも "ぐだぐだ" 云いやんな | ぐだぐだ | くどくど | いつまでもしつこい状態 |
久ぁしぶりぃ畑仕事ばしたら "くたぶれたぁ" | くたぶれた | 疲れた | くたびれる、草臥れる、疲れて草に臥すことからきている |
ふたぁりで飲み"ぐっちょう"しょうか、負けた方が払うとばい | ぐっちょう | 競争、競う | 力や早さを比べること、能力を競う |
掃除機ぃけつまづいてくさ、足ば"くねった"ごたったい、まさか折れとらんやろうね | くねる | ゆがむ、くじく | くねくね曲がっているから |
早う薪ば "くべな" 風呂のぬるうなりようばい | くべる | 入れる | 火に追加して燃えるものを入れる |
えーもう "ぐらぐらこいた"、明日から会社にゃ行かんけんね | ぐらぐらこく | むかつく、頭にくる | 頭の中がぐらぐら揺れるほど怒る、激怒 |
俺ばなめよったら "こっくらす" ぞ、よかや | くらす | 叩く、殴る | 標準語の"暮らす"とは似てもにつかない |
いんけちせんごと、よう "くって" から配らなばい | くる | 繰る | カードなどを |
よかべべによだれ "くったら" いかんけん、あてしゃんば掛けてやっとかんね | くる | 垂らす | よだれなどを流す |
一寸ミスったぐらいで"くるぶいて"ばかりおりやんな、男は胸ば張って上ば向いとかな | くるぶく | うつむく | """ぶく""は伏せるの古語、下を向くこと" |
うちぃ来てんやい、そらぁもう空気はよかぜぇ、"ぐるり" ぐるっと田んぼやもん | ぐるり | 周囲、まわり | 特に博多弁とは限らない |
普段なぁ"くんだりむいとお"くせぇ、選挙ちゅうたらぺこぺこしよる、誰が投票するもんかい | くんだりむく | 威張り返る | 上座に居て"下り向く"から、見下ろすの意 |
博多弁目次へ | 待合室へ |
け | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
今からみんなでお前んがたい"飲みげ"行こうて云いよったい、よかや | げ | 〜に | 古語"故"が濁音に転じた、理由・目的を表す |
"げいしょもかなわん"くせぃ、図体ばっかり大きゅうなってくさ、困りますったい" | げいしょもかなわん | 柄になく | 手腕・力量もないのにの意、発音は甲斐性から来ている |
あのおばさんなぁ、金ぁ持っとんなぁばってん、着とんなぁもんな、なんか "げさっか" ねぇ | げさっか | 品がない | 下作からきている、下品、上品の反対 |
男ならくさ、どーんと落ちついとってんやい、いつも"けそけそ"しよったら、人間のちいそう見られるぜ | けそけそ | きょろきょろ | 落ち着かない様子、誰かに懸想している態度から |
えー"けたくその悪か"あさから犬いほえられたと思うたら、定期券ば落としてしもうた | けたくそのわるか | 縁起が悪い | 博多弁では運のことをマンと云う |
あそこの親父ぁ "けちんぼう" たい、出すもんなぁ舌出すともいやげなけん | けちんぼう | しみったれ | ケチには縁起が悪いという意味もあるが、けちんぼうにはない |
隣のおいさんなぁ"けっこうじん"やけん、うちで少々騒いでもおごらるぅこたぁなか | けっこうじん | おひとよし | なにがあっても「けっこう、けっこう」 |
ひとが折角世話焼いちゃりようとい、あの"げどうされ"ぁなんば考えとうかお礼のひとつも云わん | げどうされ | どうしようもないやつ | 外道は仏教を信じない者、悪者扱いされている |
営業の部長とあの女は、どうもここんとこでけとるてばい | げな | 〜らしい | 確信はないが推測した言い回し 古語の"げに・・・"からきとる |
この注文な "けわしか" とげな、残業してでもなんとかせな | けわしい | 急ぐ、急いでいる | 山が険しいとは使い分ける |
ほうら云わんこっちゃなか、あたしが云う通りぃせん"けん"たい | けん | 〜だから | 古語"けに"の撥音 |
そげーん "けんけん" 言わんでもよかろうもん、もちーとやさしゅう言うちゃってんやい | けんけん | とげとげしい | 遊びのケンケンとは別 |
あん畜生ちゅうたら、俺に借金のあるくせい夫婦で"けんたい"のごと遊うで回りよう | けんたい | 無遠慮 | あたかもそれが当然のように、全然気を使わない |
しっかり働いた"げんたい"給料も上げてやるばってん、悪か事でもした"げんたい"即首ぃするばい | げんたい | もしもそうなら | 〜なら〜、原因と結果の関係を仏教では因果という |
博多弁目次へ | 待合室へ |
こ | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
常務てはいうばっかりで、なぁーもしきらんくせぃ "こうかっとる" | こうかる | 威張る | 手柄・地位・功績を自慢しての態度が博多っ子には気にいらない |
あの人ぁなんさしても"こうしゃ"やけん、俺たちぁどげんしてもかなわんばい | こうしゃ | 知恵者 | 巧者から来ている、知恵ばかりではなく器用な人にも使う |
ついうっかりして焦がしたもんやけん、鍋の底い "こうばりついて" しもた | こうばりつく | へばりつく | しっかりとこびりついている状態 |
言い値で買う馬鹿がおるもんかい、もうちょっと "こぎって" こな | こぎる | 値切る | 小切る、本来は小さく切ることから |
何回言うたら分かるとや、たいがいしとかな "こっくらす" ぞ | こっくらす | ぶんなぐる | 殺すほど殴るのではなく、一寸制裁を加える程度、教育的実力行使 |
せっかくよかとこまでいっとったとい、つきの逃げて"こっけんころりん"たい | こっけんころりん | 一文無し、パー | 失敗して振り出しにもどる |
念入りぃようと "こさい" でんやい、取れんことがあるもんか | こさぐ | 削りとる | スクレッパなどではげたペンキを落とす感じ |
弁の立つもんやけん、ひとつ云やぁ十倍も云い返されてくさ"ごづらにっか"ちゅうたらありゃあせん | こずらにっか | 憎々しい | つらは顔、嫌で嫌で顔も見たくない |
銀行がぜん(銭)貸さんちゅうもんやけん、さすがの俺もとうとう"こしうった"やねえ | こしうつ | 挫折する | 人間足腰が大事、腰打つたらたまらない |
この頃よう"こずき"よるが、肺のどげんかあるっちゃなかとや、結核は早期治療ばい | こずく | 咳をする | いじめにも使う、こずき回す |
あーの"こすたれ"ばばぁがくさ、一銭もまけてくれんやったばい | こすたれ | けち | けちだけではなく、悪賢くずるい、軽いけちは"こすたん" |
あんたにだけばい、"こそーっと" 教えちゃっとくけんね | こそーと | こっそりと | 大きな声では云わない、おおっぴらにしない |
顔はどうでも "ごたい" 満足に産んでもろうて、なんの不足があるや | ごたい | 身体 | 体を構成する部位、皮・肉・骨・脈・筋で五体 |
あのサークル、この会て、なんにでも "ごっかぶり" のごと足ば突っ込んどんなあ | ごっかぶり | ごきぶり | 御器齧り(ごきかじり)がなまった、あぶらむし、昔はあくた虫とも云った |
喧嘩して石ば "こっつけられて" くさ、前歯のおしょれてしもうた | こっつける | ぶっつける | 石などを投げ付ける |
あそこのおばさんなぁ "こってうし" じゃもんね、どんずわって動きなれん | こってうし | 少々のことでは動かない人間 | 思いどおりにさっと動いてくれないイラダチがこもる |
見ちゃってんやい、時期外れの台風から屋根瓦ば "こっぱがされ" てしもうた | こっぱがす | 壊す、壊れる | ただ壊すのではなく派手に壊す感じ |
さば虫にやられたとのおってくさ、俺もこの頃 "ごまさば" ば控えとうと | ごまさば | 鯖の刺身 | ごまと醤油に味醂をからめた酒の肴/茶漬けにもする |
銀行の開いたら "こまめ" てきときやい、きょうは小銭のいるけん | こまめる | 小銭に替える | 小さいことを博多弁では"こまい"という |
みーんなえらか人ばっかしやったけん"こみやられて"しもうて、なぁーも云えんやった | こみやる | そっちのけ | 隅の方に押しやられて無視された状態 |
"こやつ" が横着こいてすんまっせん、またからせんごとよう言うときますけん" | こやつ | こいつ | 卑しめて云う、此奴 |
あげんヒチャガチャ云われて、ようお前やあ"こらえた"ねぇ、俺ならこっくらしとうぜ | こらゆる | がまんする | 苦痛や欲求、涙・怒り・寒さ暑さなどに耐えること |
山笠の時ぁ家も店もひとりでせないかんけん"ごりょんさん" なおおごとねぇ | ごりょんさん | 商家の奥さん | 御料(寮)さん、貴人またはその子女の尊敬語から来ている |
久しぶりぃ宝満山に登ったらくさ、足の "こわって" おうじょうこいとるやねぇ | こわる | こる | 共通語には幾つかの意味があるけど、博多弁のこわるは筋肉に限る |
今から放生会に行くとばい、あんたも "こん?" | こん? | 来ない? | んのイントネーションがむずかしい、上がり気味なら誘いの気持ち |
この"こんこん"なあ旨かねぇ、そうやろう早良の大根ばあたしが漬けたとやもん | こんこん | たくわん | 香の物、お香々の撥音 |
博多弁目次へ | 待合室へ |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |