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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

隣のおいさんな "まいひに" のごとゴルフに行きよんなるが、よう金の続くこっタイ、
そらおかしか、なんか陰でよからんことば、しよんなっちゃなかや

まいひに毎日

"日"を"ひ"と読むか"にち"と読むか、"ひ"のほうが奥床しいひびきがある"

オレが勘定しにいったらクサ、もう先いAちゃんが払うとったバイ
そらまた、Aちゃんなあ "
前の切るる" なぁ

まえきる事前の手配

山笠の走る前を整理して空けることが"前きる"、ここから前もって手を打つこと

ちょつと付き合いで金のいるケン貸さんや
アンタい貸すごたあ金はなか、
そげんいいやんな "
ますぼり" しとうとはチャーンと知っとうとぜぇ

ますぼりへそくり

へそのあたりに隠したからへそくり、升ぼりは升で米を計るとき、少しづつ浮かせて(博多弁ではへずって)貯めたから

すんまっせん、すんまっせん、飲酒運転やら "またから" しまっせんケン、こらえといてつかあさい

またからふたたび

二度としません・・・するな・・・という使い方が多い

こらっ、親ば "またごして" いくもんがあるか、
あら、親やったとお、イルカの寝とうとかて思うた

またごすまたぐ

股いで越していくのは行儀かいいとはいえない

"まちっと"しっかりせなこの成績じゃあ、福高は受けてもオテルぞ
"
まちーっと" チップば増やしてよー
そげん云うとなら "
もちいーと" サービスばようしやい

まちっともう少し"まちーっと"伸ばせば甘えた感じ

あらあ、うちの子がガラスば割ってすんまっせん、ちゃんと "まどい"ますケン、こらえといてつかあさい

まどう償え

損害や迷惑かけたのを弁償する、"つぐない"という歌があった

なんばさしたっちや "まどろしか" ねぇ、ほうら、もうバスあ行ってしもうたタイ

まどろしか

まちどおしい

眠りかぶる(まどろむ)ほど遅くて待たされる

ほんのちょこっと "まねかた" のごたあ式ば、あげさせてもらおうて思うとります

まねかたまね

真似事、今ふうにシュミレーション、"かた"は動詞にくっついて〜することをいう

ようまあハゲあがってクサ、おいしゃんの頭は、おてんとうさんのごと"まばいか"

まばいか

まぶしい
眩い

光が明るすぎて、目があけられないような物理的状態と、心理的に神々しく感じる場合がある

その年いなって "ままこ" でくるもんか、もうりっぱに一人前タイままこ

ままこ、油虫

共通語では「血をわけない子」「のけものにされる者」だが、博多弁ではゲームで子供を特別優遇のルールで扱うことをいう、油虫

セールスマンちゃあいうもんの、ようまあ口の "まめる" ねぇ、とうとう嫁にやるて云わされてしもうたバイ

まめる

口がよく滑る

"なめらか"から変化した
あらあら、そげなとこいオシッコば "まった" らいかんとよまる

(おしっこなどを)出す

排出(小便や糞を)すること

集金に行ったら、丁度大将のおんなさって、来月分まで貰うてきた、きょうは "まん" のよかった

まん

"ま"は間・リズム、"ん"は強調、つく・つかんの問題

よか、オマエの結婚式あ、どげんことのあったっちゃ "まんぐり" つけて来るケンね、
役得やケンちゅうてあんまり"
まんぐり"よったら手の後ろに回るバイ

まんぐり都合つける

万障繰り合わすこともいうが、ちょろまかすという意味にも使う

ほら、ここが太宰府の "まんまんしゃん" バイ、頭のようなるごとようと拝んどかんね

まんまんしゃん

神様、仏様

子供語で"まんまん"は手を合わせて拝むこと、"しゃん"は尊敬語で様、例・おいしゃん=おじさま

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

良か良かて、仲人さんが云うもんやケン、貰うたバッテン、"みかけぼうふら" でいっちょんようなかった

みかけぼうぶら

見掛け倒し

見た目のきれいなカボチャは旨くない、外見と中身の期待外れな不一致

どげんね "みして、みして" あたしの通信簿もみせるケンみして見せて

博多のもんは"せ"の撥音が苦手、先生も"しぇんしぇい"になる

捨てられた女の尻ば追うて回って、包丁まで振り回してクサ "みたんなか"男バイ

みたんなか

見苦しい、みっともない

古語見とうもなし〜見たむなしから、見たくもない醜態

"みてん" ほら、まーたアイツが両手に女ぶらさげて中州い行きよるタイ、そのうちい尻(ケツ)の毛まで抜かるうバイ

みてん見てごらん

ほうら見たことか、云わんこっちゃないという意味をこめて

なんでも "みところはん" なあイカン、やるとなら応援しちゃるケン徹底的にやってんやい

みところはん

中途半端

居候 四角い部屋を 丸く掃き(江戸川柳)四隅を三所半に掃く

かあちゃん "みみご" ばとってくれんね、なんば甘えよると、子供じゃあるまいし

みみご耳垢

耳の"粉"か、耳から出て来る"子"か、濁音好きな博多弁、耳子はなしか可愛い

何回云うたら分るとかいねこの人は、ようと "みみばほって" 聞いとかんね

みみばほる良く聞け

聞こえないほど耳の垢が詰まるというのは大変なこと

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

商売は都合よういきようて思うとったとい "むごう" 借金ば作ったもんやねえ、他所の台所ばっかりゃ分らん

むごうたいそう

古語の無下・むごい・むげにあたりから

会社にゃ "むつかしもん" のひとりやふたり居らなイカンごたる

むつかしもん

変屈

いい意味では筋を通し、正論を吐く、悪く云えば横車を押す、どっちにしても扱いにくい、熊本ならば"もっこす"

こらこら、坊や、"むっちん" で飛び出してどこい行くとね、セクハラで捕まるバイ

むっちん素っ裸

チンが"む"(無)なのではない、無いのはパンツでチンは丸見えなのである

若かちゃいうもんの、あげな "むてんぱち" なことば、昔はようしたもんやねぇ

むてんぱち

無鉄砲、無作法

"てんぱち"は天罰、天罰さえ気にもとめない行動

ウチはあのしと(人)、好かんとバッテン、"むりやっこ" 泳ぎい行こうていんしゃあとよ

むりやっこう

むりやり

無理を通して道理を引っ込ます、無理奴(やっこ・ゴロツキの始まり)から

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

昨日から "めいぼ" のでけて、うっとうしかあ、そらぁウインクのしすぎタイ、もう目ばつぶったままいしときやい

めいぼものもらい

まぶたにできる小さなできもので正式には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」という

おらあちゃーんと宿題してきとるぜぇ、お前はしてきとらん"めぇが"

めぇが〜だろうが

〜してないだろうがと使う、しているときは"〜しとろうが"

腐らんごと "めご" の中い入れて、風の通るとこい吊るしとかんや

めご竹かご

"てぼ"より大きくて蓋がついている、目籠が詰まった

ほえられて、犬に石ばこっつけたら "めっけん" に当たってキャンキャン泣いて逃げよった

めっけん眉間眉間が詰まった

あれはオレ達とは遊ばんで "めっちょう" にばっかし、ひっついとる

めっちょう女、雌、牝

昔の結婚式で婿に男蝶、花嫁には女蝶の子供が付き添いとしてついた、その女蝶からだが、女の子を卑下する感じが強い

こらまた立派な裸体がば見せて貰うて "めのしょうがつ" ばさせてもらいましたバイ

めのしょうがつ

目の保養

綺麗なもの、珍しいものを見たときにいう褒め言葉

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声をだして読む会話博多弁共通語意  味

そげん云わんで、出掛けるだけ出掛けて "もう" や、なんか面白かことのあるクサ

もう〜みよう

動詞について〜してみようとなる、英語でTry

ほら、お尻ふいてやるケン "もーして" ごらん、そうそうお利口さんねえ

もーしてつくばう

幼児の尻を拭ったりするとき、 "もー"は牛のことで、牛さんの格好をしての意

たいがい頑張ってみたバッテン "もういかん" お手上げバイもういかん駄目だ

この"もう"は牛ではなく、限界を表す、英語でギブアップ

なにしろ回りに、スーパーばっかり出来てクサ、安売りい対抗しよったら "もうからん"

もうからん利益がない

この"もう"は儲ける、"らん"がそれを打ち消している

貰うた最中のあったろう
"
もうなか" よ
"
もうなか" と?
"
もうなか(最中)" タイ

もうなか

もうありません

この"もう"は限界、"なか"は有無の無

ちょつと食い過ぎたごたあバッテン、こんだけ胃の薬飲んどきあ "もうよか" ろう

もうよか充分

この"もう"も限界、もう「丁度」いいと満足度を示す

なんか "もくどう" こいとるごたあねえ、白状してんやいもくどうたくらむ

目論むが語源、博多弁で正確に発音すると"もくろうろる"となる

あらーっ、折角ひつっけとったとい、また "もげ" とるバイもげるとれる

ポキンと折れる、たとえばピノキオの鼻などが

なんとか "もっかい" チャンスば貰えんでっしょうかもっかいもう一度

再度のお願い、アンコールの拍手のようなもの

子供ん頃 "もっさん" しよった友達も、ひとーりふたーりて欠けてねえ

もっさん少女の遊び

もち米で作った小さな玉に原色の色づけをしてリストバンドくらいに数珠つなぎにしたもの、これを投げて遊んだ、輪投げとゲートホールの元祖

あの先生は "もっつらあと" 教えてやんしゃるケン、好いとうともっつらと念入りに

丁寧なのはいいが、ゆったりしているのが博多のもんの気に入らない

こらあ、"もとおけ" ごみい喰うてしもうたとは誰かあもとおけおお元

むかし食べ物を蓄えた"もと桶"、本桶・元桶には手をだすな

そげん、いん(犬)ば "ももぐり" やんな、いんもせからしか云うてかみつくバイ

ももぐるいじり回す

"もも"は百で多いこと、繰るは操作、何度も何度も(いやがっているのに)さわる

ほらほら、座ったておもうたら "ももじり" やケン、もう次の店い行こうて云うやろう

ももじり

気移りが早い

この"もも"も百で多いこと、百尻で尻が座らない、落ち着かない人

やっぱあ違うねえ "ももどう" の競輪選手のごと太かもんももどう太もも胴ほど大きい腿かい
一人占めしやんな、なかよう "おもやい" しとこうやもやい共有する

舟を繋ぎ合わせることを"もやう"ということから、共有する、力を合わせる、分担する

"もんち" する子は、鬼婆がさらいに来るぞおもんちひとりじめ"がめこむ"の子供語
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