このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

山国のかかしワールド2007
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場所・大分県中津市山国町石原地区

 山国町の守実(もりざね) 国道212号線から旧道に入ったとこに「ろくすけ工房」がある。

 ここの月木國夫・勝子さん夫妻が、毎年ユニークな案山子ば作って飾りよったら、それが評判になってクサ、「石原地区全体で作ろうや」ていうことになった。

 町も賛同して、今年(2007年)は「やまくに案山子国王決定戦」まで行われるまでになった。

 石原地区には女性ばっかしの「あざみ会」いう組織もてけた。

 昼は仕事があるケン、その時期になったら、夜に週3回集まって、案山子作りが続く。

 

 みんなでアイデアと古着ば出し合うて、シャベクリながらの作業は、その雰囲気がでけあがった案山子に現れとる。

 山村の温もりのある作品ば、ゆっくり見て回ってみんしゃい。

 身体も心も芯から癒される。

 

 自然の舞台装置が、主役達ば引き立てとる。

 あんまりようでけとるもんやケン、
「そかぁ 危なかよ」て
 声かけたもんのおったゲナ。

 あんまりようでけとるもんやケン、
 後ろから抱きついたモンの、
 おったとか、おらんとか。

昭和不況時代のマンガ家・麻生 豊の「のんきな父さん」が再現されとった。駅長推薦の最高傑作。

 のぞき見はいかん。

 物好きなことでは、人後に落ちん駅長は、もうたまらんごとなって、案山子の中に飛び入り。

 自分もいっしょに山国の案山子になったつもでおんなる。

「ばぁちゃん、元気で長生きせなバイ」
「あんたこそ、早よガンば直さなタイ」

  大分道の日田ICば下りたら、国道212号線ば耶馬渓方向へ北上。

 大石峠のトンネルば過ぎて下り坂約2kmで「かかしワールド」ののぼりが立っとる。

 旧道へ右折すると、そこはもう「あざみ村」のファンタジックワールド。

取材日 2007.11.13・14・16
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