九重"夢"大吊橋 |
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| 場所・大分県玖珠郡
九重町田野
駅長が首ば長うして待っとった橋が、平成18年10月30日やっと完成した。
ここのえ・ゆめ・おおつりはし。
30日の午前中に、式典と渡り初めがあって、午後から一般に開通した。
初めの間は、物好きがみんなドット押しかけるやろう思うて、それと、まだ紅葉がちょっと早かと計算して、駅長がいったとは2週間後のしかも月曜日。
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| しかもしかも、朝6時に博多ば出発して、現地に到着したとは8時ていうとに、もう駐車場は一杯タイ。
ギリギリのとこで、待たずに駐車でけたバッテン、暇人の多かとにゃあタマガッタやねぇ。
8時半開門いうとにもう観光バスも来とって、200mの行列が出来とった。
長さ390m、高さ173.3m、幅1.5m長さでは茨城県水府村の龍神大つり橋(375m)ば抜いて日本一。
高さでは、宮崎県綾町の照葉大吊橋(142m)より高っかケン、ダントツ日本一ていう訳。
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| しかも、標高が777mで、ぐるりぐるっとパノラマで、くじゅうの山が見渡せる、となれば、出来たばっかりの物珍しさがあるにせよバイ、これだけ人が押しかけるとも、分からんではなか。
旅行企画に頭ば悩ましとった会員バスが、待ってましたとかぶりついたとは、いうまでもなか。
ゆれるゆれる。好天で風もなかとに橋は、揺れる。
高所恐怖のねぇちゃんなあ、膝ふるわせて、へたばりこんどんなる。ばぁちゃんなあ、酔うて吐こうごとなった云うてクサ、青ざめとんなった。
そげんあるなら、来にゃよかとい。それでも橋の上から鳴子川の紅葉ば見て、満足、マンゾク、大マンゾク。
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| 紅葉の向こうに、くじゅう連山がみえる。左から三俣山・硫黄山の噴煙・星生山。噴煙の奥には主峰久住山も見えた。
右へ首ば回したら姿のよか湧蓋山、橋の真正面にはアンテナ林立の崩平山(地元ではクエンヒラ) |
| 揺れるケン、橋の上では高速シャッターでないと写真はブレてしまう。
歩くとも足ば広げて、ガニ股で歩かな千鳥足になって真っ直ぐには進まれん。
渡り賃が照葉大橋は300円とい、ここは500円も取ってクサ、これも九州一やろう。
思いっきり500円がと、いさぶって(揺らす)やった。 |
| 橋の上から「震動の滝」雄滝・雌滝ともよう見える。
この滝と断崖には、龍神伝説のあるケン、一番最後ば読んじゃんなっせえ。
バッテン、揺れるとい気ば取られてクサ、滝ば鑑賞しょるようなもんは、おらんごたった。
紅葉は駅長が計算した通り丁度よか具合やった。
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| 九重町は県が指導した町村合併に反対したケン、橋ば作る資金の起債ば県がウンて云わんやったらしか。
町が根性で19億2200万円ば都合つけて、やった事業のごたるバッテン、当初予想の年間30万人ペースば、開通24日間で突破。役場は喜んどんなる。
反対に担当者は疲れ果て、近所も交通渋滞で大迷惑、ほんの隣の畑へ行くとい20分もかかるいうて、百姓さんの腹かいとんなった。 |
| 騒動も初めのうちだけやろうケン、結果的に見れば、観光客が年間425万人に減っとる九重一帯の活性化にはよかこっちゃなかろうか。
そげな人間のこたあ、知りまっせーん、いうて、鳴子川渓谷の紅葉だけは、いつもの年のごと赤かった。
取材日 2006.11.18 |
| 福岡から大分高速道を九重ICで降り、取り付け道路でR210の三叉路にでる。
左折して約300m。豊後中村の信号を右折。後は一本道。十三曲り九酔渓を登りきれば「震動の滝・九重夢大吊橋」の大駐車場が待っとる。
取り付け道路の三叉路ば右折して、約1km。九重町役場の信号で左折して、四季彩ロードば経由していく方法もある。
九酔渓の道は難しかケン、運転未熟者は、こっちのほうがよか。
旧やまなみハイウエイからやったら、くじゅう長者原の信号から筌ノ口へ下ってくればすぐタイ。
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取材日 2006.11.13/2006.11.22/2007.10.31/2008.10.20 | 2009.02.07 |
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