乳待坊公園 |
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| 場所・佐賀県山内町
乳待坊(ちまちぼう)はかって黒髪山の修験者達が拠点とした場所で、いまは公園化されて立派になっとる。
春は桜、秋は紅葉が美しか。右が入口に聳えとる屏風岩。 |
| 左の一番高っかとが黒髪山山頂の天童岩で、真ん中が雌岩・雄岩、ふたつ合わせて夫婦岩ていう。
伝説の悲恋物語があるとタイ。
古場村の庄屋清助の一人娘お君は、村にやってきた新一郎ば好きになる。
結婚ばしようとしたとバッテン、新一郎がキリシタンと分かったため親に反対され、悲しみのあまりふたりはついに岩になってしもうたとゲナ。
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| いまでも大晦日の夜にはふたりのすすり泣きが聞こえるていう。
黒髪山へはこのお君と新三郎の間ば登っていく。
乳待坊公園に出来たばかりの展望台ここからの眺めは上(山)も、下(桜・紅葉)も「絶景かな、絶景かなーッ」タイ。 |
| 南登山道の中腹にある太鼓岩不動尊。高さは約7mで東ば睨んどる。誰が彫ったかは分からん。
多分山伏ではなかろうかて云われてとる
足下には直径1m以上もある鏡が青空ば映してとる。
不動明王は仏の守護神で、邪悪ば絶つために本来は怖い顔ばしとるとやが、ここの不動尊、目はギョロ目で牙は不揃い。とてもユーモラスな顔に仕上げられとる。
登山道から寄り道して、少しキツイ石段ば10分ほど登っていくと会える。 |
| 麓の黒髪神社は、土地の人から「ゲッグウ(下宮)」さんと呼ばれ信仰ば受けとる。
肥前では最も古か神社で、古代の磐座(いわくら)信仰・巨石崇拝によるものて思われる。山頂の天童岩に上宮がある。
そしてこの境内の紅葉もまた美しか。 |
| 唐津から国道202号線で伊万里へ向かい、上伊万里の「六仙寺」信号ば左折、伊万里武雄線26号ば南下する。
約10kmで右に黒髪少年自然の家への標識があり、特徴のある夫婦岩がみえてくる。
乳待坊公園へは、少年の家の前ば通っていく。
国道34号からは、三間坂から26号線に入って約4kmの左手になる。 |
取材日 2000.08.25/2001.07.09/2004.11.25 | |
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