このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

羅漢寺
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場所・大分県中津市
     本耶馬渓町


 羅漢寺は今から約1300年前の孝徳天皇・大化元年(654年)にインドの僧・法道仙人が、ここの地形に感動してクサ、しばらくここに止まんなったことに始まる。

 法道仙人はここば去るにあたって、念持仏として持っとった金銅仏一体ば残したて伝えられとる。

 後醍醐天皇の延元2年(1337)には、臨済宗の宗祖・栄西禅師の仏孫ていう円龕照覚(えんがんしょうかく)禅師が来とんなる。

 照覚禅師は、たまたまここば訪ねてきた僧・逆流建順(ぎゃくりゅうけんじゅん)とともに、3777体の十六羅漢、五百羅漢ば作って安置したていう。

 山号の耆闍崛山(ぎしゃくつせん)羅漢寺というのもこの時からのものていう。

 それから臨済宗の寺院として26代続いたとバッテン、慶長5年(1600)に曹洞宗に変わってから、さらに今まで 27代法灯が守られてきとる。

 江戸時代には、東照宮も祀って徳川家から百石ば支給され、三つ葉葵の紋章と、十万石大名の格式ば許されとったゲナ。

 全九州の城代家老が集まって行われる、日田代官所での年賀式では、羅漢寺の住職が最上席やったていう。

 羅漢寺がある山ば当たり前やが羅漢寺山ていう。

 リフトがあって中腹の羅漢寺駅から、さらに山頂まで乗り継いでいける。

 麓から6分で登ってしまう。
 山頂には展望台があって、天気が良ければ、豊前の海や英彦山、さらに阿蘇までも見える。


 なお、参道入口には青の洞門ば掘ったていう禅海和尚の、遺品ば納めた「禅海堂」があってクサ、 禅海が当時使用しとったノミ、ツチなどの資料が展示されとる。

 大分自動車道ば日田ICで降りる。国道212号ば北上し、大石峠ば越せば山国町。

 さらに北上すれば、日田ICから約35kmで中津市本耶馬渓町に入る。

 道の駅「耶馬トピア」の案内に従って国道500号に右折する。

 「耶馬トピア」の前ば通過して約2kmで羅漢寺の標識がある。

 左折して跡田川の橋ば渡る。

取材日 2005.11.09/2006.11.24/2007.11.23
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