へんろ道 |
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| 場所・福岡県糟屋郡篠栗町
粕屋郡篠栗町は、 福岡と飯塚ば結ぶ街道の宿場町やった。
町の南部にある若杉山は、弘法大師 空海が修法したていうゆかりの地として有名タイ。
その縁あって、江戸時代に藤木藤助ら地元の有志により 篠栗四国八十八ヶ所霊場が創設されたていう。
今では年間100万人が訪れ、 信仰と自然の調和した町として全国にも知られとる。 |
| 一番札所 南蔵院
もとは和歌山県高野山の千手院谷にあったもんば、明治32年に篠栗四国霊場八十八ケ所の総本山として移してきた。
平成7年に建立の涅槃像は、長さ41m、高さ11m、重さ300tでブロンズ像としては世界最大ゲナ。 |
| 二番札所 松ヶ瀬 極楽寺
南蔵院から200mばかり飯塚のほうへ行くと、南蔵院の第二駐車場があり、へんろ道ば30mで二番札所がある。
本尊は阿弥陀如来で、さすり大師の足判型は足の病によからしか。
丁度いちょうの落ち葉が風に吹かれて、ひらひらと舞うとった。
歩き遍路は、普通4間日ばかけて約50kmば廻るとゲナ。
そのうち寺は25ケ寺くらいで、あとは民家やったり無人のお堂やったりていう。 |
| 札所は一番から順番にはなっとらん。札所が始まった頃、勝手に好きな本尊さんばそれぞれが自分の好きな所で祀ったけんバラバラゲナ。
へんろ道は最も近か札所へと効率よく案内ばしてくれるケン、便利て云われとる。
スタート(打ち始め)は、JR篠栗駅裏の33番札所「本明院」からで、ゴール(打ち納め)は、篠栗駅前の79番[補陀洛寺(ふだらくじ)が一般的なコース。 |
| わずか一寺のために4km行ってまた引き返すていうところや、若杉山の山頂奥の院など、厳しか場所もあるバッテン、その苦しさが仏に近づく道でていうことタイ。
人気の札所には茶店や宿が集中しとる。
写真は南蔵院前の吉田屋。 |
| 福岡市内からは、都市高速ば利用すれば30分足らずで行ける。
都市高速1号線の貝塚JCTから4号線に乗り粕屋ランプで降りる。
そのまま約4km直進すればもう篠栗町。
八木山バイパスへは入らず、左の旧道ば走るとすぐに南蔵院の前に着く。
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取材日 2004.12.13/2007.02.11/2009.03.27 | |
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