このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
国内で最大級の不動明王像 「大分県」の目次へ | |
大分県指定史跡 | |
普光寺磨崖仏(ふこうじ まがいぶつ)は、大分県豊後大野市朝地町上尾塚の普光寺境内にある800年も前鎌倉時代の磨崖仏。大分県の史跡に指定されとる。 約20mのほぼ垂直な絶壁に火焔ば描き、高さ11.4mと、大分県内最大で、日本国内でも最大級の不動明王像が彫られとる。この不動明王像ば中心に、両脇に さらに右手には2つの龕(がん)があり、左側の龕には丸彫りの大日如来像ほかの仏像が安置されるとともに、側壁に阿弥陀如来、小矜羯羅童子、小不動明王、小制多迦童子像が彫られとる。どうも鎌倉時代の作らしか。 また、右側の龕には懸造り(がけづくり)の護摩堂があり、いまは使われとらんバッテン、最奥の壁には、ゆうに2mば超える見事な毘沙門天が刻まれとる。 普光寺は、別名「あじさい寺」とも呼ばれ、シーズンば迎えると多くの観光客が訪れる。 自然の岩山に仏像ば刻むことはアジアの仏教圏で広く行われ、インドのアジャンター石窟、エローラ石窟、中国の雲岡石窟、龍門石窟などは特に有名か。一般にこれらの大規模な遺跡は「石窟」「石窟寺院」などて呼び、朝鮮半島や日本などに分布する、比較的小規模な像ば「磨崖仏」と呼んどるバッテン、両者の区別はむずかしか。 | |
場所・大分県豊後大野市朝地町上尾塚1225。太宰府ICから九州自動車道ば八女ICまで、28km、25分、ETC830円。下りたら取付道路から右折して国道442号線ば八女市内ば抜けて、小国越して約90Kmで竹田に着く。四方に歩行橋のある信号からさらに2.8kmk先の三宅三叉路ば右折。田舎道ば1.5kmで到着する。手前の右手に40台収容の駐車場がある。 | |
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