このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
台風の度に堤防が切れはせんどかて心配した干拓開発の歴史 「熊本県」の目次へ | |
熊本県の有明海沿岸の地図ば見てみんしゃい。岱明町から玉名市の横島町、熊本市の白川河口、宇土半島の南の竜北町から鏡町。八代市の球磨川河口まで海にせり出しとうとこは全部が干拓地タイ。 | |
樋門ちゃなんな。簡単にいえば開閉できる水門のこっタイ。 10連アーチが大きな特徴で、天端幅約33m、高さ5.5mの石造。本体部分は砂岩切石積で、呑み込み口は赤レンガばアーチ状に積んで、明治期の洋風建築のごたるデザインになつとる。 また二番町樋門は、昭和11年の高潮で、従来の樋門が崩されたケン、昭和13年(1938年)に建設されたもので、巾13m、3連アーチの重厚な造りと、船形ばした水切りが大きな特徴になっとる。波受け隔壁ともちゃーんと残っとって、残存状況はとても上等。 文化財にもいろんなもんがある。贅ば尽くした建造物やら美術工芸品も、そらあそれで見事なもんじゃあるバッテン、こげな質朴か干拓関連施設は、まさに自然と闘うてきた祖先の汗の結晶タイ。 郡築二番町樋門 | |
場所・熊本県八代市。九州自動車道ば八代ICで下り、国道3号線へ出たらすぐの信号ば右折する。真っ直ぐな干拓の道ば灼9kmで突き当たり左折。100mほどの左手を注意する。さらに200mで、二番町樋門がある。 取材日 2007.9.25 | |
待合室へ | 「熊本県」の目次へ |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |