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ここの無線指令から太平洋戦争が始まった 「長崎県」の目次へ |
国の重要文化財 |
新西海橋から初代の西海橋越しに3本の塔が見える。これが針尾の無線塔。観光客で気づくもんはおらん。 |
博多弁に「げいしょも敵わんくせに」ていう表現がある。共通語に翻訳すると「とてもあんたの力じゃ相手にならんとに」ていう意味で使う。 しかし、あとで調べてみたら、この開戦暗号は瀬戸内海に停泊中の連合艦隊旗艦「長門」が打電し、広島県の呉通信隊が送信したものば針尾送信所が受信して再発信したもんらしか。 電波塔の高さは、1号と2号塔が135m、3号塔が137mで、基部の直径は約12m、厚さは76cm。3本の配置は約300m間隔の正三角形となっとる。 右上・高い3本が古か無線塔。低かけど高性能の無線設備がでけたケン、もう働いとらん。 終戦後しばらく米軍の管理地となり、昭和23年(1948)からは第七管区海上保安本部佐世保海上保安部が所管し、海上自衛隊と共同で使用しとる。 西海橋から北に目をやると3本の高い塔が見える。あらなんかいな ? 駅長はもの好きにも写真撮りに行ったバッテン、ここへ行くとは狭か整備されとらん道ば走らないかんケン、危険。 |
なし太平洋戦争ば始めたとか ? これにはドイツのお話からしてこないかん。ドイツは第一次世界大戦に敗けたもんやケン、ファシズムに走ってしもうた。 「初めからバッテン、ちょっと待ったファシズムちゃなんな ? 」 ドイツ・ナチス党のヒトラーは1939年にポーランドに侵攻した。そやケン、当時、ポーランドと同盟ば結んどったイギリス、フランスがそれに対抗しドイツに宣戦布告ばした。これが第二次世界大戦の始まりタイ。 アメリカしてみれば、日本がいたらんことしだしたもんやケン「石油などの燃料やら鉄ば日本には輸出せん」ていう経済制裁ば加えてきた。 しかし、なしアメリカは日本がドイツと同盟ば結んだぐらいで、そげん腹かいたとかねえ。アメリカはあんまり関係なかろうもん。・・・ていう謎が残る。 相手が戦の準備しとらんとに、不意打ちかましとるとやケン、開戦後の日本海軍は怒涛の勢いで太平洋上の島々ば占拠していった。 それがこの「大東亜戦争終結ノ詔書(みことのり)」 朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ收拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク 抑ゝ帝國臣民ノ康寧ヲ圖リ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カサル所曩ニ米英二國ニ宣戰セル所以モ亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戰已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海將兵ノ勇戰朕カ百僚有司ノ勵精朕カ一億衆庶ノ奉公各ゝ最善ヲ盡セルニ拘ラス戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神靈ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムルニ至レル所以ナリ 朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内爲ニ裂ク且戰傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス 朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ この戦争で死んだ日本人は、軍人が約2百万人。民間人が原爆死者も入れて約百万人。合計で3百万人の命が失われとる。 |
場所・佐世保市針尾中町750 九州自動車道〜長崎自動車道〜西九州自動車道て高速ば走り、佐世保大塔で下りる。国道205号線ば約4Km南下右折して国道202号線ば西南へ約6Kmで佐世保市針尾支所。あとは高っか塔やケン、それば目安に勘で走るか。支所に聞いて教えてもらうか。いづれにしても先はひどか田舎道。 取材日 2012.4.12 |
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