このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
800年以上も前にでけた浄土宗の大本山 「福岡県」の目次へ | |
国指定重要文化財 | |
善導寺(ぜんどうじ)は、福岡県久留米市善導寺町にある浄土宗大本山の寺院。山号は井上山。院号は光明院。本尊は阿弥陀如来。 | |
善導寺の現在の敷地は約15000坪(東京ドーム1個分) 本堂、庫裏などの建物から正面境内だけでも約5300坪ある。 本堂 善導寺は、度々兵火の難に遭って焼失しとる。 大門 切妻造四脚門。慶安4年(1651年)の建立。 聖光上人が初めてこの土地に来なった時、山林の中に6人の盗賊が巣くうとった。 六地蔵 平成28年(2016)以前から古文書には書かれとったもんの所在不明やった「立花ぎん千代」の墓が発見された。 弥陀三尊 本尊は阿弥陀如来で、鎌倉時代の作。 像高90.3CMで上品下生印ば結ぶ。 両脇侍は、向って右に観世音菩薩、左に勢至菩薩、いずれも座像。 阿弥陀如来は極楽浄土の仏さまで、「南無阿弥陀仏」て念仏ば称えたら衆生ば救ってくれる。 釈迦堂 比叡山延暦寺の中堂ばまねして昭和2年に再建された。戒壇院てもいわれとる。 釈迦如来像は高さ5m 横2m、奥行き1.5m。 大楠(おおくす) 聖光上人の手植えていう大楠が2本。樹齢800年。 天然記念物に指定されとる。 大木魚(おおもくぎょ) 慶応2年(1866・江戸時代末期)の作。本堂の外陣南東の端に置いてある。 三祖堂は安産祈願所。 妊婦さんが三門から、三祖堂まで歩いてくるときに「最初に男性に会えば男の子が、女性に会えば女の子が生まれる」ていう話がある。 鐘楼(しょうろう) 鐘楼の梵鐘は寛文元年(1661)鋳造で、県内一の大きさを誇る。毎年12月31日には、4人1組で除夜の鐘ば突くことがでける。 ぎん千代の墓 聖光上人いうとは、応保2年(1162)、筑前香月(現在の北九州市八幡西区)に香月城々主の甥として誕生した。母は出産のため落命。 幼少にして出家、やがて法然上人との出会いにより師事すること8年、その後九州に下って48ヶ寺ば創建したていう。 (博多の善光寺に出てくるとも同じ聖人やケン、参照して) 聖光上人の呼び名のほかに、「鎮西(ちんぜい)上人」「弁長(べんちょう)上人」てもいわれとった。 | |
場所・福岡県久留米市善導寺町。博多駅からJR久大本線で久留米経由。久留米から4つめの善導寺駅で降りて、国道210号線の「善導寺駅前」信号ば横切ってまっすぐ500m歩けば左に入り口がある。車やったら太宰府ICから九州自動車道ば久留米ICで下りる。25km。16分。840円。国道210号線ば西へ約5kmで「善導寺駅前」信号ば左折。 取材日 2008.7.2 | |
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