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前津江村の守り神 「大分県」の目次へ | |
国指定重要文化財 | |
上の写真は左が覆屋(おおいや)でカバーされとる旧本殿。下の写真・近づいてみるとこうなっとる。 覆屋は覆堂(ふくどう、おおいどう、さやどう)ともいう。 | |
日田市前津江村のほぼ中央に大野ていう集落がある。大山ダムから山ん中ば走って行くと、ぽつんと大野老松天満社がある。ひときわ目を引くとが、鮮やかな朱色に彩られた旧本殿。 | |
今から1000年も前の平安時代に、日田の郡司やった大蔵永季(ながすえ)は大男で力持ちやった。朝廷に呼び出され相撲節会で優勝した。自分が勝てたとは大野老松天満のお陰いうて、その時朝廷からもろうた賞金で建てたとが始まりだとか。 しかし、使用人や村人に嫌われ者やったお福の墓は、いつの間にか荒れ放題、おまけに釈迦像の額の黄金まで盗まれる始末。 天満社から南に下った浦の寺には、長谷部一族の墓があり、お釈迦さまの像が建てられとる。そのお釈迦さまの額には、なぜか大きな穴が開いとって、今でもその額にどんなものが埋め込まれていたのか誰も知らん。 こんな伝説がある。 神社の入り口にある「前津江郷土文化保存伝習施設」ていう 上・左は覆堂に守られた旧本殿。 | |
前津江村(まえつえむら)は、大分県西部の日田郡南部にあった村。平成の大合併で、2005年に中津江村、上津江村、大山町、天瀬町とともに日田市へ編入され、行政地域としては消滅してしもうた。 となりの中津江村(なかつえむら)は、前津江村、上津江村、大山町、天瀬町が日田市へ合併し、行政地域としては消滅したとき、前津江村、上津江村は「村」の名称ば廃止したとに対し、「大分県日田市中津江村」として「村」の名称を残した形で地名ば残した。 | |
場所・大分県日田市前津江町大野。太宰府ICから九州自動車道・大分自動車道と乗り継いで日田まで60km。約40分。普通車ETCで1,180円。日田ば下りたら国道212号線へ右折、5kmで国道210号線へ突き当たる。左折2kmで「大宮」の信号で右折。大山川に沿うて約4kmで大山町の「中川原」信号ば右折。県道9号線ば大山ダムの左岸ば走る。約9kmで前津江町に到着。 取材日 2008.9.22 | |
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