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勘五郎 J r の遊び心が楽しか親柱の飾り 「熊本県」の目次へ | |
御船町指定文化財 | |
御船町の八勢川に架かる下鶴目鑑橋は、橋本勘五郎・弥熊父子が架けた橋。橋本勘五郎いうたら、種山の石工で、御船橋やら矢部の通潤橋などば作ったもんやケン、東京に呼ばれていって万世橋やら浅草橋、日本橋に二重橋まで架けた名工タイ。その名は天下に轟いとった。 | |
橋の基礎部分は、通潤橋でも彼らが使うた熊本城の鞘石垣ば応用して、どっしりとした造りになっとるケン、ほかの石橋と同様120年間経って、寸歩の狂いもなかごとしとる。 | |
この橋がでけて、熊本から矢部・宮崎県に行くとが便利になり、その貢献度は測り知れんやったとバッテン、時代の変転は、通る車の量と、通る車の変わりようで、堅固に作られとった石橋も、ギブアップした。 上・北側の親柱には左にトックリ。 上・同じく南側の親柱の右には満月と三日月。 下鶴目鑑橋の上流約5kmには、八勢目鑑橋があって、日向へ行くにはいずれにせよこの八勢川ば越えないかんやった。 擬宝珠にも高欄にも丁寧な細工が見えて、しっかりと時間ばかけて作った跡が、いま見てもしっかりと伝わってくる。 径間(スパン・アーチの直径)27.3m。拱矢(きょうし・アーチの高さ)9.0m。 「御船(みふね)」の由来は | |
場所・熊本県御船町大字滝尾字下鶴。九州自動車道ば御船ICで下りる。左折して国道445号線ば3.6kmで「辺田見」の信号を直進。約4kmの左手、旧道に架かっとる。 取材日 2007.4.26 | |
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